噂に聞いていた日本庭園である。期待していなかったが、大変良かった。地元の九百人以上の非営利団体によって管理されている。そこの代表のヴスト教授がガイドに付き合う。非常に感心しているので氏も喜んでくれる。特に、パファルツの土壌の雑色砂岩に感心して、それを誉める。「日本には無い土壌と色彩が珍しく、これは間違いなくドイツの日本庭園文化。」と嬉しく思う。
滑り滝なども自然の感じが良く出来ていたが、一箇所だけカッセルのキャッスルの階段滝のようになっていて興醒めである。
ガーデン内にある東屋は、関東地方の道場の離れを持ってきていて、鄙びた民家の感じが良く出ていた。池畔にあるので、なんとなく腐った匂いと感じで、決して快い風情ではないが、日本家屋とはこんな感じなのだろう。日本には畳み磨きと言うような商品が売られていて、初めてそうしたものを見せて貰う。畳の間へ上がる用意をして、靴下を点検しておいたので良かった。慣れないと靴を脱ぐのは大変抵抗がある。
狭い縁側で滑って、そのまま行けばガラスの入った引き戸を打ち破り池に落ちそうになるが、フェルトの内履きは危険である。関東間の畳は何とも小さ過ぎてミニチュアの世界のようだ。
その後、歓迎のシャンペンとケーキ菓子をご馳走になり、石庭へと歩みを進める。石庭は龍安寺のようだが、一方の壁が有刺鉄線の生えた刑務所を借景としていて面白い。毎日のように波を整えていると言う。
最後に通った滝つぼの飛び石と砂岩の岩がやはり目を引く。
滑り滝なども自然の感じが良く出来ていたが、一箇所だけカッセルのキャッスルの階段滝のようになっていて興醒めである。
ガーデン内にある東屋は、関東地方の道場の離れを持ってきていて、鄙びた民家の感じが良く出ていた。池畔にあるので、なんとなく腐った匂いと感じで、決して快い風情ではないが、日本家屋とはこんな感じなのだろう。日本には畳み磨きと言うような商品が売られていて、初めてそうしたものを見せて貰う。畳の間へ上がる用意をして、靴下を点検しておいたので良かった。慣れないと靴を脱ぐのは大変抵抗がある。
狭い縁側で滑って、そのまま行けばガラスの入った引き戸を打ち破り池に落ちそうになるが、フェルトの内履きは危険である。関東間の畳は何とも小さ過ぎてミニチュアの世界のようだ。
その後、歓迎のシャンペンとケーキ菓子をご馳走になり、石庭へと歩みを進める。石庭は龍安寺のようだが、一方の壁が有刺鉄線の生えた刑務所を借景としていて面白い。毎日のように波を整えていると言う。
最後に通った滝つぼの飛び石と砂岩の岩がやはり目を引く。