ラインガウの超一流醸造所二軒を訪ねた。その一軒は、毎年四週末連続で試飲会催されてっていて、つまみが出されることから毎年盛況である。しかし、今年は初日の人出は少なかったと、内部の者から聞き及んだ。それでも第二週は晩夏らしいあたたかな日に人出は比較的良かった。
つまみの種類は、サーモンの燻製、小海老カクテル、小ソーセージとジャガイモサラダ、パイ、豚のタタールとデザート類と以前と比べると大分質が落ちた。有料の試飲会でないので誰も文句を言う者はいないが、ここに変化が現れてきている。
ワインの重要な役割として、食事の相伴がある。だからこそこうした企画に価値がある。いつか、ここで料理を大切にするワイン愛好家のご夫人が、「折角の料理には、それ相当のワインでないと残念だ。」と語っていたのを再び思い出した。
つまり、材料費をかけて、手間隙かけた料理が、安物のワインで流しこまれることがあると悲しいと言うことである。だから少々の高めでも良いワインを準備していたいという奥さんの気持ちであった。
「良いワインは、良い料理を必要とする。」と言う十分条件は一般的に成立しないが、辛口のリースリングワインに限るとき、これが成立するだろう。
そして、そこで感じたことがそれを補う定義であった。「良くないワインは、良くない料理で良い。」が成立して、それなりに満足感を与えてくれる。さて、ここで「良くないワインは高価ではいけない。」と言う大命題につき当たる。
市場原理は障害がない限り働き、ワイン愛好家の審美眼はメディアなどの錯覚には影響されるが最終的には落ち着くところに落ち着く。裸の王様は、いずれは風邪をひく。
今回は初めて、半辛口に殆ど口を付けなかったばかりか、アウスレーゼなどの砂糖水を遠慮した。お年寄りのご婦人だけが重要なカロリー源としているようだった。
購入の様子を見ていると、持ち帰る瓶の数が圧倒的に少なくなっている。もともと、価格に信頼を寄せて購入する者は試飲会等に態々足を運ぶ筈がない。
つまみの種類は、サーモンの燻製、小海老カクテル、小ソーセージとジャガイモサラダ、パイ、豚のタタールとデザート類と以前と比べると大分質が落ちた。有料の試飲会でないので誰も文句を言う者はいないが、ここに変化が現れてきている。
ワインの重要な役割として、食事の相伴がある。だからこそこうした企画に価値がある。いつか、ここで料理を大切にするワイン愛好家のご夫人が、「折角の料理には、それ相当のワインでないと残念だ。」と語っていたのを再び思い出した。
つまり、材料費をかけて、手間隙かけた料理が、安物のワインで流しこまれることがあると悲しいと言うことである。だから少々の高めでも良いワインを準備していたいという奥さんの気持ちであった。
「良いワインは、良い料理を必要とする。」と言う十分条件は一般的に成立しないが、辛口のリースリングワインに限るとき、これが成立するだろう。
そして、そこで感じたことがそれを補う定義であった。「良くないワインは、良くない料理で良い。」が成立して、それなりに満足感を与えてくれる。さて、ここで「良くないワインは高価ではいけない。」と言う大命題につき当たる。
市場原理は障害がない限り働き、ワイン愛好家の審美眼はメディアなどの錯覚には影響されるが最終的には落ち着くところに落ち着く。裸の王様は、いずれは風邪をひく。
今回は初めて、半辛口に殆ど口を付けなかったばかりか、アウスレーゼなどの砂糖水を遠慮した。お年寄りのご婦人だけが重要なカロリー源としているようだった。
購入の様子を見ていると、持ち帰る瓶の数が圧倒的に少なくなっている。もともと、価格に信頼を寄せて購入する者は試飲会等に態々足を運ぶ筈がない。