Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

午前一時の騒々しい夜

2008-02-28 | 生活
二日続けて夜中に目が覚めた。前日は食事の時刻や飲酒の仕方が浅い睡眠を齎したので自業自得でしかたない。しかし昨晩は、八台以上の消防車のサイレンで一時ごろに深い眠りから叩き起こされた。


騙し騙し、近くはないと思っていると、青いちかちかとした非常灯が目に入って起きざるを得なかった。窓から覗くと既に白い水蒸気状の煙が黙々と上がっている。

眠い目を擦り、眼鏡をかけガウンを羽織、再び窓を開けると幾らか煤臭い匂いが強い風に吹かれて感じられた。駆けつける消防車が路地を曲がるときに路上駐車の車を壊す破壊音が聞こえ、更に数台の消防車が駆けつける。

百五十メートルほど先の現場は明るく投光器に照らされているが、煙も少なく、火の手も見えない。鎮火のようだが、シャンペン工場の出荷倉庫からシャンペンの瓶が大量に動かされる甲高い音が続く。

その音を聞きながら風に吹かれていると流石に完全に目が覚めた。結局一時間ほどシャンペンの瓶の音が辺りに鳴りひびき、そして元の静寂に戻っていった。

前回の火事は2004年5月のことであった。今回は小火とは言いながら、こんな小さな町の割には比較的多く火事騒ぎを経験している。さて、ルートヴィヒスハーフェンの九人死亡の火事原因はどうなるのだろう。

結局再び寝付いたのは、夜中の三時過ぎで、朝八時には国際電話を掛けなければいけなかった。本日はグッスリと寝させてもらえるだろうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする