グランクリュワインを待降節三週に空けた。2007年産のそれがオレンジの皮風味で素晴らしかったので、今直ぐに楽しめる同じ地所フロインドシュテュックの2004年ものを奨められた。価格にして3ユーロ安く20ユーロなのでこの時期に試してみるのはよいと思って購入した。
結論からすると、2007年ものは数段上回っていたが、当時この醸造所の単純なワインから感じていたグレープフルーツ風の苦味は失せていて、言われていたようにクリーミーなリースリングとなっていた。
アルコール13%にしては、結構強めでもう少し枯れても良いかなと思わせたが、決して重くなることもなく、後味の残糖感も気にならない程度で決して悪くはなかった。2004年は本格的な夏の無かったシーズンであり、酸も強く痩せぎすなワインが多かったが、ここまでの商品を出したのは立派であり、当時の試飲の印象を少し回想している。
クリーミーさから十分に醸造させた感じがあり、若い時は酵母臭があったのだろうと想像する。元々土壌の複雑さはないがぬるっとした女性の顔のような纏まりと馴染み良さがあるのだ。誤って口にした青オリーブの塩漬けなどにも意外に合うことから結構味の強い料理にも良さそうである。玄武岩土壌ペッヒシュタインのリースリングが魚の塩焼きなどに合うとすれば、これはサーモンの叩きなどちょっとしたソースを添えた食事に良いだろう。もしくはフルーツケーキなどにも合うような気がする。
それでも味と香りの豊かさは、2007年産とは大分差があるのみならず、その安い価格が付けられているのは正しい。2007年をどうしても買っておいて、時期が来たらオレンジソースなどの料理を楽しみたいと思っている。
なんと言っても、地所の名前もお気に入りであり、こうした温かみのあるワインはやはり良いのだ。
参照:
ドイツワイン三昧 第四話 2005年版 [ ワイン ] / 2005-05-07
ドイツワイン三昧 第四話 [ ワイン ] / 2005-05-06
ワイン三昧 第四話 '06 [ ワイン ] / 2006-05-07
結論からすると、2007年ものは数段上回っていたが、当時この醸造所の単純なワインから感じていたグレープフルーツ風の苦味は失せていて、言われていたようにクリーミーなリースリングとなっていた。
アルコール13%にしては、結構強めでもう少し枯れても良いかなと思わせたが、決して重くなることもなく、後味の残糖感も気にならない程度で決して悪くはなかった。2004年は本格的な夏の無かったシーズンであり、酸も強く痩せぎすなワインが多かったが、ここまでの商品を出したのは立派であり、当時の試飲の印象を少し回想している。
クリーミーさから十分に醸造させた感じがあり、若い時は酵母臭があったのだろうと想像する。元々土壌の複雑さはないがぬるっとした女性の顔のような纏まりと馴染み良さがあるのだ。誤って口にした青オリーブの塩漬けなどにも意外に合うことから結構味の強い料理にも良さそうである。玄武岩土壌ペッヒシュタインのリースリングが魚の塩焼きなどに合うとすれば、これはサーモンの叩きなどちょっとしたソースを添えた食事に良いだろう。もしくはフルーツケーキなどにも合うような気がする。
それでも味と香りの豊かさは、2007年産とは大分差があるのみならず、その安い価格が付けられているのは正しい。2007年をどうしても買っておいて、時期が来たらオレンジソースなどの料理を楽しみたいと思っている。
なんと言っても、地所の名前もお気に入りであり、こうした温かみのあるワインはやはり良いのだ。
参照:
ドイツワイン三昧 第四話 2005年版 [ ワイン ] / 2005-05-07
ドイツワイン三昧 第四話 [ ワイン ] / 2005-05-06
ワイン三昧 第四話 '06 [ ワイン ] / 2006-05-07