Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

寒の戻りの鮭のクリーム煮

2009-03-22 | 料理
一寸した寒の戻りで、ヒーターを強くかける。それでも陽射しがきついと窓を開けて空気を入れ替えることが出来て気持ち良い。だから散歩に行くとすると襟巻きや手袋こそ要らないが、十分に厚着をしていかないと空気が冷たい。

歩き始は寒いので夕食のほうれん草入りヌードルに鮭のクリームにはオーメドックの赤ワインを開けようと思ったのだが、歩いている内に気が変わった。

咲き揃おうとしているキルヘンシュトュックとイエーズイテンガルテンの間にあるアーモンドの花を愛でて、ゲリュンペルの仕付けの済んだ枝に滴る汁を見たときにはリースリングが欲しくなったのである。

身体も温まったのだが、そのワインの樹を見るとどうしてもそれを合わせて見たくなった。酸が強いゲリュンペルであるが、意外にクリーミーな食事にも合うのを知っている。

想像した通り、燻製鮭の切り身をバターで炒めてクリームソースとして合わせるとなかなか良かった。ワイン自体は、酸の勢いが弱まり掛けて丸くなって来た感じがあるが、今後数年間の変化が期待出来る。

青い藁のような典型的なリースリング香がややもすると安物の枯れたリースリングのように思わせるが、甘露風味などは偉大な花園のように広がる将来を約束していて、2007年産のそれは流石の出来である。
コメント (4)
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