Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

すかっとする後味の良さ

2009-09-11 | 雑感
九月の最初の日カルテラーゼーのワインを開けた。カァルラドと呼ばれるスキアヴァ種の葡萄から出来た当地の南チロル特産赤ワインである。我々旅行者にとってはスキーや山登りののあとのディナーに欠かせない。

五月に此方のワイン試飲会に招かれたそこの名門マニンコールのオーナーから買ったものである。他の赤ワインなどと比べて切れるような短い後味が批判されていたが、余韻を楽しむような良い赤ワインは世界中でも限られている。要するに高級ワインの世界なのである。それをこのトロリンガーの親戚であるチロルの赤ワインを評するときに基準として挙げるのは誤りというよりも、ワインスノブというものではないかと思うのである。

こうしたワインは、たとえ推薦されているようにボルドータイプのバカラのグラスで飲もうが、そのアーモンド状の苦味を楽しめば十分で、きっりっとした快適な飲み口さえあれば良いのである。

実際はなかなか楽しめその清潔度も問題がなかったのだが、若干酔い心地に難があったようにも思われる。高級リースリングを飲みつけている身体には僅かばかりの不純が気になるのである。

ネットでH2Bロケットの打上げライヴをみた。こうした日本のものははじめてみるが、ヒューストンのアポロの打上げ中継を知る者にとっては感慨深い。よくも液体燃料ロケットエンジンをあそこまで開発できたものだと思う。フィンの形状等で苦労していたのは大分昔話となっている。また、中継の音響はそのロケットエンジンの音を伝え、その重量に対する初速には驚かされた。
コメント
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