ドイツ語にもクノヘッンアルバイトという言葉がある。まさに昨日は骨折り仕事であった。とはいっても、生まれてこの方、子供の頃関節は頻繁に抜いたが、骨を折ったことは無い。要するに私は、決して日本風ではなくドイツ風である。
只力を使って攀じ登っただけである。ライン平地と平行になって割れているそのクラックを使って登ったのだが、二度目でも一箇所の足掛かりを見逃したゆえに二度も滑落した。それでも登り終えると、胸が張り避けそうになった。ボディビルで、最高筋力を出し続けたような感じで、全ての血液が全身に張り詰めたことだろう。
その前にもある程度の難しい場所を必至で登っていたので、完全に疲れた。そしてその前にはザイルで確保していた者が地上まで落ちて、背中を岩に撃ちつけていた。幸い背骨からは外れていたようだが、かなり危ない落ち方であった。初心者となるとああした落ち方をしてしまうのも一寸驚いた。我々は子供の頃から様々な自然落下を経験しているので、瞬間的に猫のように体勢を整える習性がついている。
その前には家具職人である彼の椎間板ヘルニアなどの話をしていた。足の指が痺れているとか、三か月掛けて治療をするとか大変だねと話していたのだ。これで背骨まで逝かしたら下半身不随になってしまう。さてそれで切り上げた本人はどのように考えただろうか?高所恐怖症だと言っていたが、これで駄目だと思っただろうか、分からない。客観的にみるとやはりあの転び方は具合が悪い。なるほど足元が悪かったにしても、そうしたこともあることも経験しておくのは重要なのだ。
スポーツの危険度や負荷にもよるのだが、怪我をし易い体、し難い体、体を痛め易い人、痛め難い人などの差は大きい。
只力を使って攀じ登っただけである。ライン平地と平行になって割れているそのクラックを使って登ったのだが、二度目でも一箇所の足掛かりを見逃したゆえに二度も滑落した。それでも登り終えると、胸が張り避けそうになった。ボディビルで、最高筋力を出し続けたような感じで、全ての血液が全身に張り詰めたことだろう。
その前にもある程度の難しい場所を必至で登っていたので、完全に疲れた。そしてその前にはザイルで確保していた者が地上まで落ちて、背中を岩に撃ちつけていた。幸い背骨からは外れていたようだが、かなり危ない落ち方であった。初心者となるとああした落ち方をしてしまうのも一寸驚いた。我々は子供の頃から様々な自然落下を経験しているので、瞬間的に猫のように体勢を整える習性がついている。
その前には家具職人である彼の椎間板ヘルニアなどの話をしていた。足の指が痺れているとか、三か月掛けて治療をするとか大変だねと話していたのだ。これで背骨まで逝かしたら下半身不随になってしまう。さてそれで切り上げた本人はどのように考えただろうか?高所恐怖症だと言っていたが、これで駄目だと思っただろうか、分からない。客観的にみるとやはりあの転び方は具合が悪い。なるほど足元が悪かったにしても、そうしたこともあることも経験しておくのは重要なのだ。
スポーツの危険度や負荷にもよるのだが、怪我をし易い体、し難い体、体を痛め易い人、痛め難い人などの差は大きい。