Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

クレージーでそれほど悪くない

2010-06-25 | ワールドカップ06・10・14
「特別な民族」と日本贔屓のオリバー・カーンの戦前の予想は完全に裏切られた。当然のことながらデンマーク勝利を予想したのだが、フランス、イタリアに続いて急遽帰りの飛行チケットを用意しなければならなくなったデンマークチームの状況に失望している。

川島を評して、「それほど悪くないゴールキーパー」で、右へ左へと執念深い姿勢に自らを重ねてか「クレージーなタイプだ」と語る。

セットプレーを十分に活かした日本チームに対して、加齢で遅いデンマークが負けたのは、八年前から成長し続けている日韓両国チームを観ていてそれほど驚かないと言う。

一つ目でのフリーキックでの(壁に居た遠藤?)のフェイントで、彼に言わせると最初の重心移動の方向で、― たとえ故障上りでなくとも ― 流石のデンマークの名人キーパであっても取れないと、その先行失点の心理的影響の大きさを指摘して、その後のキーパーの不安定感を説明する。二つ目のそれの真ん中に作っている壁では駄目だと解説する。また三つ目の失点に関しては、トーマス・ゼレンセン自体は経験も十分で良いキーパーだが、元々ロングシュートには難があったのだがと。

この独第二放送の長谷部へのインタヴューでは、ドイツ語の質問の「AUSSCHLAGEN」が判っていなかったのは仕方ないだろうが、なんだかんだとドイツ語を使って答えるのは立派なものである。

なによりも、尻上がりに自信を付けて来ている日本チームとクレヴァーな戦略が決まる岡田監督の顔付きが俄然立派に見えてくるから不思議なものである。四年前とは大分異なる。なるほど病に倒れた前任者の教育も活きているのだろう。



参照:
戦犯探しに熱心な国民性 2010-06-19 | ワールドカップ06・10
スカンポンなカメルーン西瓜 2010-06-15 | ワールドカップ06・10
本能に従って進むもの 2010-06-25 | 料理
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本能に従って進むもの

2010-06-25 | 料理
デンマーク産の豚肉ミンチを簀巻きにして食する。ワインは一昨日届いたナーヘのシェーンレーバー醸造所のグーツリースリングである。なかなか食が進みそうである。

葡萄地所を二千五百歩ほど二十分ほど炎天下の中を歩いて来た。今日はそれ以上する元気はなかったが、腹が減っている。

日本のネット情報によるとトヨタ社のテストドライヴァーがニュルブルクリンクの近くのドイツの国道で亡くなったと読んだ。テストドライヴァーとドライヴしたこともあるが、非常に安定したハンドル捌きや丁寧さを感じた。どうも今回の死亡事故は左カーヴで対向車が左から突入して来たようだ。一般道路であるから百キロ少々のスピードであるが、正面衝突となると死亡事故になる。しかし、正面衝突は大抵運転手が意識を失うなどの場合が殆どで、対抗車の運転手が死亡していないということは、BMWが上級クラスのものかトヨタ車があまりにも弱ったかの場合しか考えられない。寧ろテストドライヴァーの方に何か体調の異常があったのだろう。

車中のニュースでアウトバーンA61のルートヴィッヒスハーフェン交差で車運搬トラックとガスを積んでいたトラックが事故を起こして、ガスポンプが爆発して、一人死亡三人怪我と聞いた。更に爆発の危険性から全面的に閉鎖されていたようだ。その影響か近くの国道が渋滞していた。

ドイツにおける車の死亡事故は、ヘリコプター搬送のお蔭で減少していて、高速道路ではなかなか起きないと思われるが、一般国道は中央分離帯が無い分、上記した様に正面衝突の可能性は残されている。しかし、運転者に意識があれば本能的に回避をする訳で、トンネルの中ぐらいでないとなかなか死亡事故は起きない筈である。
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