Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

思う存分飲み食いしてみろ!

2010-06-21 | 生活
本日は八千歩、走った分を補正して八千五百歩、朝飯前に走り歩いた。時間にして五十分である。気温は漸く二桁と肌寒いが、乾いていてとても気持ちが良い。実は本日二つほどハイキングのプログラムがあったのだが、ワイン祭りの通行事情もあって双方とも断念して、それ以上の集中した運動を目論んだ。つまり先日から始めた八百メートル走と、急坂登りを組み合わせた。距離も十分であり、帰ってきたら流石に腹が空いた。

気温のせいもあり起抜けから胃の具合がもう一つすっきりしなかったのだが、走り終わりごろになるとやはり腹具合が悪くなり掛けた。そして歩き出して息を整える内に腹具合は治った。目的どおり胃の周りの筋肉が作用しているのが良く確認出来る。最も息の上がる坂も運動靴で、既にウォーミングアップ出来ているので、今までに無く息を切らさずに上がれた。脈拍数も上がったまま百二十ほどで十分に安定している。そこまででまだ三十分も経っていない。歩数にして四千歩ぐらいだったと記憶している。

そこが最高到達点だから、そこからは全体に下りになるのだが、最初に走った疲れが足にも来ており、また全身の疲労感も少しずつ出てくる。参加しなかったハイキングでは二時間以上歩くと感じる疲労感であるので、十分に運動量が凝縮されている。心拍数はハイキングで上がる領域ではなく、これも遥かに効果が高い。その割に気候が良いこともあり、普段以上に汗を掻く事も無く、全く苦しさがないのがまた嬉しい。そしてなによりも心肺機能を高め基礎体力をつけながら、内蔵機能をも強化出来ているかと思うと大変得した気持ちになる。ハイキングに行けばなるほどわいわいと食事をしたりでそれはそれで楽しいのだが、運動量以上に飲食をして尚且つ疲れるので運動能力向上の為の効果はあまり高く無い。さらに電車賃も飲食代も入れると十五ユーロ近くなる。美味いワインが一本買える。

手に入れた万歩計には一日に三千歩歩けと書いてある。昔は一万歩と言ったが、なるほど痩せるのを目的とするならばそれぐらいのカロリー消費が必要であろう。しかし減った分だけ腹が空き、その分を食べるのであまり意味が無い。むしろ三十分ぐらいで脂肪が燃えて来て疲れたなと思う頃に止める方が良い。つまり、普通の歩調なら五千歩で十分だろう。歩数だけならば通勤通学する者は行き帰りで十分である。しかし、通常の範囲での脂肪太りなどは寧ろ食欲が満たされている分健康に近い。体重を落とせば健康に近いなどは全くの嘘である。誰だメタボリックシンドロームなどと好い加減なことを宣ったのは?

なるほど、先日医学部教授から貰った「医療カフェー冊子」には、代謝の説明が詳しい。しかしそこでもなんら医学的な結論は出されておらず、不健康状態の科学的解析をしたに他なら無い。実際それほど中年太りをした者は余程の田舎者ぐらいで、最近はそうした者は都会では見かけない。寧ろ都会生活者の問題は、身体を思う様に動かせ無い運動不足に拠る運動能力の低下にあるだろう。上記の冊子にもあるような高齢化の中での転倒や骨折の方が問題なのである。疾病と健康を二項対立させるのは間違いなのである。

究極的に重要なのは思う様に体が動くことで、思う存分飲み食い出来ることに他ならない。それが出来れば文句あるまい。悔しかったらやってみろ!定期検査をしようが、適性体重にあろうが老化すれば発癌もすれば動脈硬化も起こる。遺伝性の糖尿病も避けれまい。これが真実なのである。



参照:
思い切り食べ、思い切り飲む。生きる力としての欲望を我慢しない。 (ザ大衆食つまみぐい )
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