岩蛇である。アルプスに生息するそれである。登山道にじっとしている目的は分らないが、動き廻ることなく身を硬くしていた。アルプスの雪渓の残る場所はやはり十分に寒かった。たとえ三千メートル少々の特に北壁などは肌寒く、久しぶりに夏でもヤッケを着込んでいた。
陽射しのある暑さが堪らないので、歩くときは半パン、薄手のTシャツと決まっているのだが、今回はある程度の寒さも予想されたので、半袖ポロシャツに長いクライミングパンツを購入していたのだ。後者は落石等での大出血を避ける意味合いもあったが、それだけでは足りなかったのである。
ワイン街道も涼しかったので山の上が寒いのは当然で、北面の岩の溝の中で身を隠して待ち時間はヤッケを着ても寒かった。久しぶりに岩壁で震えた感じで、シャモニの雪山よりも寒く感じた。
ヤッケを安全ベルトの下に押し込んで風を避けたが、身体やシャツが濡れているのでもないのに、それでも寒かった。寧ろフリースを着込んでいれば丁度だったのかもしれないが、ヤッケがないといざとなったときに結局駄目なので、それを選んだのであった。
結局、エスケープルートを探して、降りてきたのだが、そのまま登っていれば頂上付近でのビバークもありえたかもしれない。とは言っても当晩は岩山の上での照明が焚かれたので、何とかなっただろうが、初心者の混じったグループの性質上、仕方が無かっただろう。
参照:
実名での生活 2005-01-21 | 生活
軽く赤いポロシャツを購入 2014-04-24 | 生活
陽射しのある暑さが堪らないので、歩くときは半パン、薄手のTシャツと決まっているのだが、今回はある程度の寒さも予想されたので、半袖ポロシャツに長いクライミングパンツを購入していたのだ。後者は落石等での大出血を避ける意味合いもあったが、それだけでは足りなかったのである。
ワイン街道も涼しかったので山の上が寒いのは当然で、北面の岩の溝の中で身を隠して待ち時間はヤッケを着ても寒かった。久しぶりに岩壁で震えた感じで、シャモニの雪山よりも寒く感じた。
ヤッケを安全ベルトの下に押し込んで風を避けたが、身体やシャツが濡れているのでもないのに、それでも寒かった。寧ろフリースを着込んでいれば丁度だったのかもしれないが、ヤッケがないといざとなったときに結局駄目なので、それを選んだのであった。
結局、エスケープルートを探して、降りてきたのだが、そのまま登っていれば頂上付近でのビバークもありえたかもしれない。とは言っても当晩は岩山の上での照明が焚かれたので、何とかなっただろうが、初心者の混じったグループの性質上、仕方が無かっただろう。
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実名での生活 2005-01-21 | 生活
軽く赤いポロシャツを購入 2014-04-24 | 生活