Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

板についての試行錯誤

2015-02-16 | アウトドーア・環境
板について纏めとかなければいけない。今回のはクナイセルのスタークラシックと称する板で長めの165CMを借りた。締め具はこの手のものとしては比較的軽めであったろう。しかし購入には先ず軽量のデュナフィット締め具を考えているので、この点は無視しておこう。問題はやはり板である。

上の板の特徴は、恐らく半径17Mほどのカーヴィングで、直進安定性も挙動もとても良かったのだが、私が求める制御性や雪面から情報量に限界があった。なによりも苦労したのは重めの深雪でスキーの頭が抜けないことで何回か差し込んでしまったことである。それを避けるために後ろ乗りになると、余計に昔のアウディーとかルノーなどまたは後ろの重いコンビ車のような感じになって、制御が効きにくくなる。

カーヴィンを更に効かして回転半径を短めにすることは重要であるが、同時にスキーの先端が浮かび且つコントロールしやすいような板が欲しいのである。一般的に深雪を滑るために太い板を選ぶ傾向があるようだが、今回二回の経験から通常の太さで滑る技量がある限りそうした太い板は全く必要がないことは確認できた。

フリーライダーが基本としても、春の氷や吹かれたカサカサの板上の雪面、また重い雪にも対応したいので、カーヴィンの操作性だけでは扱い難いことになる。しっかりと表面を割りながらエッジを効かせる滑り方が出来る安定した挙動の板が必要なのである。それでも初めての斜面を滑り降りるには露岩などに素早く反応可能な板が欠かせないのは当然である。車で言えばやはりメルセデスよりもBMW的な板が欲しいのである。

ピステと異なるのはこうした点で、逆にピステでも十分滑れるというのはどういうことだろうか?今回長い下降路を最終日に降りてきたのだが、長めのカーヴィンの弱い板でテールを流して楽をして降りて来るには極端に踵を流す必要があった。普段は全くあり得ない滑り方であるが、もう少し上下動で簡単に板を制御できれば楽だったに違いない。同様な滑り方はピステでのカーヴィング技術として可能であり、ストックを使わないぐらいの滑りが出来る板ならばピステでもよいとなるだろうか。

オフピステを選ぶことで、こぶ斜面を滑るようなことは今後あまり考えなくてもよいのだが、自然の地形の変化に上手に対応できる板は必要になる。そこにリュックサックの重みが加わるのである。板の張りやその重さ、そしてカーヴィング度など調べれば調べるほど様々な情報が出て来る。



参照:
スキーツアー事始めの眠り 2015-02-04 | アウトドーア・環境
朝飯前スキーの夢の実現 2010-12-09 | 生活
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