Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ショックのUバーン体験

2018-06-18 | 歴史・時事
フランクフルトから早朝帰宅した。フランクフルトも久しぶりだが、更に地下鉄に乗るのも久しぶりだった。そしてカルチャーショックを受けた。同じような体験はミスタービーンではないが、嘗て初めてのロンドンの地下鉄のセントラルラインか何かに乗って、こんなに沢山の人種がいるのかと驚いたのだった。しかしフランクフルトのライン4は遥かに甚だしかった。

少なくともロンドンでは英国人が沢山乗っているのだが、ライン4は殆どドイツ人らしきを見ないか、その比率が異常に低く精々三割ぐらいとみた。アフリカやアジアの人種だけでなく、トルコ人やイタリア人や南欧の人だけでなく、EU内でも様々な顔を見た。金融関係の人も沢山住んでいるようで、言葉のインターナショナルも甚だしそうだ。それでもドイツ語が堪能そうな人も沢山いるようで荒れている感じはあまりなかった。旧欧州中央銀行の前が市立劇場という事もあるが、そのまま中央駅に抜けるので、丁度彼のセントラルラインに似ている。

人の雰囲気よりもかなわないなと思ったのは、地下鉄独特の焦げたようなすえたような匂いで殆ど息苦しくなった。普段あのような空気を吸っていないので余計にひどく感じるのだろう。あれでも毎日乗っていると慣れて、丁度BASFに勤めていたならば工場勤務でなくても知らぬうちに肺が侵されているようなものだ。街の活気と健康はそのもの反比例している。

我々郊外で生活している者からすると、なるほど仕事はあるのだろうが、ちっとも住みたいなとは思わせない不健康さである。車で走っているとその渋滞や町の喧噪で嫌になることはあっても、公共交通機関のごった煮の雰囲気は無く、アルテオパーのコンサートや美術館に出かけている限りは、今回のようなショックを受けることは無かった。少しインターナショナルな空港の街ぐらいにしか感じなかったのである。

やはり、ミュンヘンとは全然違うなと思うのも、ミュンヘンに慣れるとあれがドイツの代表的な大都市で、ベルリンは特殊で、それ以外はとぐらいにしか思っていなかった。やはりミュンヘンの方が一寸違うのかなと思った。

朝は朝で6時になる前から離陸する飛行機が相次いで大空に飛んで行くのが、静かな日曜日の早朝だけによく聞こえた。街の中でも飛行機の音がしているのも知らなかった。普段は騒がしいから気にならないのだろう。街の中で仕事をしてタウヌスの山の懷から通っている人も少なくないのだろうが、車の渋滞ぶりを考えるとウンザリする。

久しぶりに劇場の駐車場に車を入れたのだが、あれも入り口が分かり難い。余分に一周してしまった。マインの岸まで出なければ入れないのを忘れていた。丁度ロートシルト家屋敷の裏口ぐらいになるのだろうか。

出掛ける前にテレコムのサーヴィスの人が電話を掛けて来て、色々試してみた。先方ではやれることはやっていたようで、ルーターの調子がおかしい可能性もあるという事で、無駄な人件費を払わないで済むように、一度試してみることをアドヴァイスされた。二時間ほど順調に動いていたのでそのようなことはないと思って話していたが、念のために他所の家に持ち込んで試してみた。初めは上手く行かないので、これは故障の可能性が出てきたと思って、リセットしてみた。すると上手く行った。これで自宅で上手く行かなければ完全にテレコム側の問題だと確信した。そしてリセットをして試してみると上手く入れた。

その後調整に時間が最もかかったのは、クロームキャストであった。そもそもAudioの方はどのようにセットアップしたか記憶に全く無かったので、色々と試してみた。全く覚えていなかった初期化の方法は、横にある小さなスイッチを押すことだった。それも電源を入れて点滅してたりしたのを見て初めて気がついた。通常の映像キャストの方は昨年セットアップした記憶にあったのだが、購入して最初の時は初期化の必要が無かったので全く気が付かなかった。そもそもクロームに相当するサイトがなかなか見つかり難いのも具合が悪い。あまりPCで使うことなどは考えていなかったのだろう。

これで週明けからのラトル指揮のものも綺麗に観たり、デジタルコンサートホールをダウンロードするのに好都合な時期になった。「パルシファル」も資料にしたく、キリル・ペトレンコ指揮の四月の公演もこれで心置きなく観れる。



参照:
木曜日は雪模様となるのか 2016-07-13 | 生活
祭り会場から一時避難 2018-06-17 | 暦
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