Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

カーニヴァル前に棚卸

2024-02-12 | 雑感
カーニヴァルシーズンだ。その前に洗濯を出しておこうと思った。母親の入院とか留守のオヤジが話していた其の儘に灰の水曜日迄が休みだった。木曜日以降にシャツを預けることになるので、一週間後に取りに行くとしても、三月に使うのに出すだけになる。

序に以前走っていた山の上の沢沿いを走った。結構辛かったが心拍数も176まで上がった。平素とは異なり平らなところを走ると歩速も177まで上がって、運動の質が変わる。本当は週に一回ぐらい入れると良いのだろうが、中々都合がつけれない。

2016年に往復で21分台を出していたことがあるようで、今回の29分は遅いのだが、26分台までならパンツを脱げば出そうだった。やはり早く走る時は心拍数が180を越えていたのは当然だと思う。

小澤征爾逝去関連でSNSには予想以上に多くの人が多くの録音等を所持しているのを見て、一体自分はどれぐらい所持しているかチェックしてみた。再生できないケルンでの「プッチネッラ」のVHSヴィデオ映像が最も気になるもので、その後にバーデンバーデンでのヴィーナーフィルハーモニカー指揮の発売を待っていたからだった。そこから復活祭がカラヤン財団の下でなされていたならば、小澤に新たな道が拓かれていた。それを期待するに十分な公演の中継録画だった

一月からの新聞を片付けた勢いで、先ずは小澤の録音から記憶にあるLPを取り出してみた。思ったほどなかった。しかし、この中で比較的針を下ろしているのは、ミシェル・ベロフが弾いてパリ管を振って合わせたストラヴィンスキーのピアノ選曲集、その次にヴァイオリン協奏曲かもしれない。

この中からそこで先ず針を落としたのは、ドヴォルザークの新世界交響曲である。コロナ前にムーティ指揮で聴いて初めて感動したのだが、このサンフランシスコでのデットなスタディオでの録音も悪くない。制作の狙いがはっきりと音化されている。数年前までは曲自体がそこまで実感として分かっていなかったので、今こうして改めて成果を評している。当時のフィルップス名曲録音シリーズの中では成功したものではなかろうか。

アイヴス交響曲四番とかバルトークとかも小澤にとっては十八番な曲であり、「グレリーダー」のライヴも悪いわけがない。しかしこれらではそれ以上に良い演奏もありえる。ブーレーズ指揮との比較が先ずあって、その点、ストラヴィンスキーの一部の曲などはやはり価値がある様にも思う。

一旦CD棚を覘いた後に針を下ろしてもよいと思うのは、やはりストラヴィンスキーのカプリッチョやトッカータではないかと思う。

そういう意味ではラヴェルも鳴らしてみたのだが、素晴らしい音響が捉えられてはいるのだが、当時の推薦盤全集としても今となってはやはり物足りなさもある。

集めようと思って購入したのはベルクとストラヴィンスキーとシェーンベルク、アイヴスぐらいで、その他のものは偶々中古屋さんで見つけて購入したり安売りに手を出しただけである。だからそこに何らかの価値を見出すことがあればとても得したような気持にもなる。



参照:
現代的過ぎた小澤征爾 2024-02-11 | マスメディア批評
ただの天才音楽家の死 2024-02-10 | 文化一般
コメント
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