
ハンドルを回すときには、
バーの外側から押さえるように掌を当てるのが正しい握り方ですが、
運転経験のある方の中には、
手をハンドルの内側に入れて、鉄棒で言う“逆手”で握る人がいます。
これを「内掛け」と呼びます。
内掛けしているドライバーの多くは
「こうした方が力が入るから」と言い訳します。
なるほど、
ハンドルを外から押さえるのでは、頼りない感じがするのでしょう。
しかし!
現行の普通乗用車はその殆どが(教習車や試験車は例外なくすべてが)
パワーステアリングを搭載しているので、
ハンドルを回すのに、力は要りません。
それを力任せに回しては、ハンドルが不安定になるだけですよ。
また、内掛けハンドルでは、
どうしても握る場所を選んでしまいます。
そのため、
“道”を見てハンドルを回すべきところを、
“ハンドル”を見てハンドルを回してしまいがちです。
加えて、適切な分量を回せなかったり(意図的に回さなかったり)、
ハンドルの持ち替えに時間が掛かったり、
さらに、内掛けハンドルでは回せる分量が少ないため、
ハンドルをいっぱい回さなければならない場面では、
パタパタと忙しい持ち替えになります。
このように、内掛けハンドルは危険なばかりで良い事がありません。
もし、内掛けハンドルのクセが付いていたら、
言い訳せずに、すぐに直してください。
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