Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

「警音器は無いもの」と覚えて問題なし

2019-01-10 14:59:44 | Weblog



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警音器(=警笛、ホーン、クラクション)は、
危険が迫っている時か、標識で指示されている時にしか使いません。
前の車の発進や加速を促したり、歩行者をどかせたり、
知り合いへの挨拶や道を譲ってくれたお礼などのために、
鳴らしてはいけないことになっています。

実際、“音”というものは指向性が無いので、
誰に向かって、どういう意図で発せられたのか、
その真意は、鳴らしたドライバー本人でないと分かりません。
歩行者に道を譲るつもりでホーンを鳴らしたら、
減速していた前の車が自分が鳴らされたと思い込んで加速してしまい、
歩行者を撥ねてしまった、などという笑えない話もあります。

そういったことを踏まえて改めて考えてみると、
少なくとも試験中は、
本当に警音器が必要な場面は「無い」、
と言い切ってしまって問題ないでしょう。

技能試験を受験される皆さんは、
「警音器は無いもの」と思って運転していて大丈夫です。
で、本当に危険な場面に遭遇したら、
ホーンを鳴らすより前に、とにかくブレーキを踏んでください。

もっとも、「危険を感じたら即ブレーキ!」は、
警音器がどうこう言う以前に、基本中の基本ですけどね。

ところで、40代以上の人(小生を含め)は、
警音器のことを「クラクション」と呼ぶ人が多いですが、
「クラクション」という言葉は、
「ホチキス」や「マジック」と同様、商品名なので、
教習で用いるのはあまり適切ではありません。

しかし、
教本で用いられている通り「警音器」と言うのも堅苦しく、
また、「警笛」とか「ホーン」と言っても意味が通じにくいため、
つい「クラクション」と言ってしまうことがあります。
そんなときは、
「ああ、『警音器』のことね」と理解して、
笑って許してやってください。


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「ミラーは無いもの」と覚えるわけでない

2019-01-08 19:59:03 | Weblog

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進路変更の前には、安全の確認が必要です。
その際には、ミラーだけでなく、
必ず、直接そちらを見て確認してください。

ところで、
パイロットアカデミーではありませんが、
「サイドミラーは無いものと思って、目視だけでしっかり確認してください」
と教える指導員もいるそうです。

でも、それってどうなんでしょう?

サイドミラーが見えない状況なら仕方ありませんが、
見えているなら、付いている装備は活用すべきと小生は考えます。

と言うのも、
目視確認中は、前方から視線を外しているわけで、
言ってみれば“わき見”をしているのと同じなので、
その時間は、極力短くしたいからです。

ミラーを見るのだって、わき見には違いありませんが、
首を前に向けたままチラッとミラーを見るのなら、
前方の様子は視界に入っていますし、
何か不測の事態が起きたら確認の動作を中断するのも容易です。
しかし、目視のために首を横に向けると、
前方で何が起きているか分からず、
また、再び前を見るまでの時間も車は走ってしまいます。

目視による安全確認は不可欠ですが、
安全確認に時間を掛けてしまって事故を起こすようでは、本末転倒。
ドライバーがわき見をする時間をできるだけ短くするためにも、
ルームミラーやサイドミラーは上手に活用しましょう。


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不立文字

2019-01-06 15:41:35 | Weblog

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「不立文字(ふりゅうもんじ)」とは、
禅宗の基本的立場を示した言葉で、
「悟りは言葉によって書けるものではないから、
言葉や文字にとらわれてはいけない」という意味だそうです。(『大辞林』より)

このことは、自動車運転にも当てはまる話で、
教本や当ブログ(それはそれで有り難いのですけど)を読んだだけで、
「分かったつもり」・「できたつもり」にならないでください。
真の運転技能は、
自分でハンドルを握って体得しなければ身に付かないのですから。

もっとも、では「文字には意味が無いか」と言えば
そんなこともありません。
現に、曹洞宗の開祖・道元禅師にしたって、
文字を使って『正法眼蔵』を著しているわけですし。

ですから、教本などは、やはり読んでいただきたいと思います。
ただ、文字では伝えきれないことがある(多い)のも事実なので、
それだけにとらわれない、という姿勢が大事でしょう。

ついでに言うと、
教習課題として指導するべき項目の他にも、言葉にできない、
例えば、「安全運転がいかに大切であるか」とか「他の車や歩行者への心遣い」とか、
もっと踏み込んで言うなら「自動車を運転するにあたっての心構え」といったものを、
実際に車を動かしながら覚えてほしいのです。

この「言葉にできない事」こそが、
自動車運転教習の最大の目的のようにも思えます。
これについては、
「不立文字」に続く「教外別伝(きょうげべつでん)」という節に通じますね。


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「危険!即ブレーキ!」が当てはまらない場面

2019-01-04 15:59:02 | Weblog

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運転中、危険を感じたら、
四の五の言わずに、即、ブレーキを踏むのが鉄則です。

後方の安全を確認する必要もありません。
本当に危険なら、
後続車が来ていたってブレーキを掛けなければならないですし、
車間を空けるのは先行車ではなく後続車の責任だからです。

「地震だ!火を消せ!」
(昨今は「地震だ。まず身の安全。」と言うそうですがそれはさておき)のごとく、
基本的には「危険! 即ブレーキ!」と覚えてもらって結構です。
そう。基本的には。

ただし、これには例外があります。

それは、
「凍結路面」での走行中です。

積雪路面なら、まだタイヤのグリップが効きますが、
凍結しているとタイヤは簡単にロックし、すぐに制御不能に陥ります。
スタッドレスタイヤを履いていても過信は禁物です。

なので、凍結路面では、エンジンブレーキを活用して、
不用意なフットブレーキを踏まないようにしましょう。

そもそも、積雪路であれ凍結路であれ、
急ブレーキが必要になるほどのスピードを出さなければ良い話です。

ここ一両日は、関東の平野部でも朝方は氷点下。
気を引き締めて走りましょう。


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指導員は鑑でなくてはならない

2019-01-02 17:59:02 | Weblog


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「子は親の鏡、親は子の鑑」という言葉があるそうです。
子どもは親の言動を見て育つので親に似るものであり、
親は子どもの模範となるよう言動に気を使わなければならない、という意味。

なるほど。
この言葉は、自動車運転の教習における、
指導員と教習生の関係にもあてはまりますね。

教習所で複数の教習車が走っているのを見ていると、
同じ教習車(同じ指導員が乗っている)は、
運転している教習生が変わっても、同じような運転をしているのに気が付きます。
まさに、「教習生は指導員の鏡」と言えるでしょう。

だからこそ、
指導員は、教習生にとっての“鑑”たらねばならないのです。

それは、教習中に限らず、プライベートな場面であっても、
模範的な運転を示さなければならない、ということでもあります。
お正月ですが、飲酒運転など、以ての外です。

正月早々、お説教くさくなってしまいました。
本年も宜しくお願いいたします。


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