Pink * Satin * Pointe * Shoes

なんとなく、すきなこと

カナダ出身のパーラーギター

2016-12-13 12:45:16 | ギター
12月3日から「ミニアコ欲しいなぁ」ってキモチがムクムク大きくなって、ほぼBaby Taylor一択になっていた7日、ギターの先生にそんな計画を話してみたら「パーラーギターはいろんなとこが作ってるから、探してみると良いよ。僕も探しておきますよ」って言ってくれて、あ、ミニギターっていうカテゴリーもあるけど、パーラーギター(ミニとパーラーの厳密な違いはよくわかりませんが、パーラーの方がミニよりレギュラー寄りっぽい)というのもあったっけ・・・と、改めて探してみたら、ちょっと気になるギターが出てきました。

Art&Lutherie Ami Spruce Burgundy

ネットで仕入れた情報によると、Godinというエレアコではそこそこ有名な、カナダはケベックにある割と新しい会社が低価格ラインで出しているArt&Lutherie(アートアンドルシアー)というブランドがありまして、その中のAmiがパーラーギターのシリーズ。
Spruce Burgundyというのは木の種類と色味のことで、スプルースという松科の素材で作られていて、ブルゴーニュカラー、つまりワインっぽい色ってことですね。

サイズとかデザインとか色々響くものがあったのでググっていたら、丁度ヤフオクで出ていました。
新品だと6万円台な感じなのが、中古で38,000円。

出品していたのは、電車でそう遠くないところにあるヴィンテージ楽器&雑貨を扱うリサイクル屋さんでした。
できれば新たな出費は避けたく、宝の持ち腐れにしてしまっていたカマカさんをお嫁に出す心づもりも出来ていたので、このお店がもしそれなりの値段で買い取ってくれるなら・・・と、まず「カマカの買取はやってますか?」って電話してみました。
他の買取屋さんで複数箇所あたってみたんだけど、どこもせいぜい4万がいいとこ。
出来るだけ高値で売りたいなら自分でヤフオクに出せばいいんだけど、出品経験がないのもあるし、梱包材買ってきたりしなきゃいけないし。

私の真意は「出来るだけ高値で売りたい」じゃなく、ちゃんとした材料でちゃんとした職人さんが作ってくれた立派な楽器をただ所有していることへの罪悪感を何とかしたいということが一番だったので、電話に出たショップの方の声や話し方、そして5万円ですねという最高額で心は決まりました。
ヤフオクだったら8万~でも楽勝で値がつくんだろうけどね。
カマカならではのハワイアンな音を楽しんで弾いてくれる方の元へ行ってくれたら満足です。(私にはハワイへの愛がなさすぎでした)

で、ギターですが、シロウトなので隅々までチェックしたわけではありませんが、シロウト目でもたいして使用感も見られなかったし、なによりその姿が可愛くて。
直感で手を打ち、カマカさんを渡し、差額の12,000円を頂いて、12日、そのパーラーギターを連れて帰りました。



サウンドホール周りの装飾がぷくぷくシールっぽいのが安物臭くて残念ですが、まあ、慣れるでしょう。
ピックで弾くことに慣れてないし、ナイロン弦と違って音の大きさが気になるけど、コードを押さえるのにネック幅が細めなのでだいぶ楽。
5弦6弦を親指でミュートっていうのもこれなら出来そう。
まずは右手はポロロンなダウンストロークだけで、簡単弾き語り的な本で練習しようと思います。

今まで中古の楽器を買おうと思ったことがなかったのに、今回中古であることをさして気にすることもなく決断したのが自分でもちょっと不思議。
御茶ノ水で最安値のを探せば、もしかしたら1万円ちょっと足す程度で新品が買えるかもしれないんだよなと後で思ったりしたけど、後悔は無い。
たぶん、この子にご縁があったんだろうなと思います。
そして私所有のカマカさんは、このお店にご縁のあるどなたかのもとへゆくのでしょう。

ともあれ、もちろんメインはガットギターでボサノヴァ。
自分のキャラや声質や好み的にナイロン弦の音とボサノヴァが一番合う感じがします。

でもたまにヒトカラでギターかき鳴らしながらシャウトするのも楽しそう。
ていうか、実はそれがしてみたい。v
コメント
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