6月16日から二泊三日で夫婦で台湾へ行ってきました。
私は7年前に友達と二人で三泊四日で一度行った事があったんですが、ダンナは今回が初めて。
折角なら高雄とかも行きたいって最初は言ってたんだけど、そこそこの値段なんだけど内容は程よいかなってツアーがキャンセル待ちだということが判明し、はてさてどうしよう・・・って時にたまたま手にしたHISの台北ツアーのキャンペーン価格が破格だったので即決。
だってエア(燃油込み)とホテルと二日目の市内観光まで付いて一人29,800円って言ったら、そりゃ買いでしょう!
しかも市内観光以外は送迎だけと程よいほったらかし具合だし。(三泊四日に出来たらもっと良かったんだけどね)
さすがにホテルはエコノミーから一人+4,000円でスタンダードに格上げしたけど、保険料も入れての二名分の旅行代金が、なんと合計79,800円だよ。
というわけで、しかし、初日は早朝出発。
現地での時間を可能な限り使えるのは有難いんだけど、5時過ぎに空港入りするにはエアポートビバークするしかなくなっちゃうので羽田空港の近くに前泊しました。
より安くするにはタクシーって手もあったけど、慌てたくないしね。
初めての羽田空港の国際線ターミナル。
ナルホド江戸情緒たっぷりな感じの店舗が並んでいましたが、ほぼ全店が開店前だったので、フツーのオープンテラスのカフェでお茶して、早々に搭乗手続きしてしまいました。
チャイナエアラインは機内がフリーザーかと思うぐらい寒い点を除けばまあまあ。
お粥かオムレツという選択肢でオムレツを選んでしまったのは自業自得。
ま、乗ってる時間も短いしね。
というわけで松山空港に無事到着、現地ガイドの陳さんからもらった「ナルワントツアー」のシールをバッグに貼り付け、いざ出発!(と言っても、その日はそれぞれの宿泊先へ落としてもらうだけだけど)
この「ナルワントツアー」、現地ガイドが引率するツアーはほぼ全部それなんじゃないかってぐらい、観光地で見かける団体さんはこのシールを貼り、この名前のついた旗を持ったガイドさんに連れられていました。
で、このシールにはいろんな色があって、我々も初日、二日目の市内観光、二日目のオプショナルツアーと、それぞれに水色、紺、ピンクと貼り替えました。
途中で金色のシールを貼った人たちとすれ違ったんだけど、一体全部で何色あるんだろう・・・。
ホテルへ送り届けてもらう前に、街中の免税店へ。
これってツアー客は必ず連れてかれる場所なのかも。
ビルの一階にファミマがあって、その横の入り口からエスカレーターで降りる免税店は明らかに7年前にも行きと帰りに連れて行かれた記憶あり。
免税店の中は殆どがブランド品店なので、一周してお隣のコンビニで暇つぶししました。
改めて言うこともないですが、コンビニの方が何倍も見甲斐がありますわ。
ところで、あちらでは日本で無意味に英文やら仏文がパッケージに書かれているのと恐らく似たノリで和文が書かれているものをチラホラ見かけたんですが、いきなり「海洋の 手の乳液を洗います」と正面に堂々と書かれたハンドソープを目にしたときはプッと吹いちゃったものの、日本の製品もフツーにこんなんなんだろうなぁと我に返りました。
日本語ネイティブとしては文法&用法が正しいほうがしっくり来ますが、お互い様だもんね。
さあて、いよいよホテルへ!
なんと、7年前にも宿泊したリバービュータイペイさん再びです。
ホテルから繁華街に出るまでのほんの数十メートルの道のりは人通りがあんまりなくて一見「だいじょうぶ?」な雰囲気だけど、別に治安も悪そうじゃないし、西門駅からもそう遠くないし、相変わらず便利な場所でした。
ホテルの部屋も普通にスタンダード。
途中何軒かのホテルにツアー客を落としてって最後のホテルが我々の宿だったので、さあお昼ご飯!って頃には午後二時を回ってましたが、ダンナが目をつけてくれてた梅門客桟(メイメンケザン)って気功の大家が出したオーガニック薬膳レストランに無事たどり着き(あまりの暑さに15分かそこらの散策で汗だくでしたが)、私は蒸し餃子の定食をいただきました。
店員さんは感じがいいし、店内の雰囲気も良いし、身体に優しい薬膳料理にも大満足。
その日はそれから昔ながらのレトロな問屋街の迪化街へ。
乾物屋さんとかからすみ屋さんとかが立ち並ぶ町並みに古い建物がチラホラ。
確かにステキ・・・でしたが、ガイドブックで謳われていたほどの「おお!」とか「へえ~!」はあんまりなくて、「そろそろ戻る?」ってな感じで進路変更。
だけどなかなか駅が見えない。
なのに蒸し暑さ最高潮!
顔からは汗がしたたり、背中もびっしょり。
ギブアップ寸前で中山駅を発見・・・するなり目に付いたマックに飛び込んで、コーラを注文しましたよ。
普段、真夏でもルイボスティを熱々で飲んでるこの私が。
Sサイズを頼んだのに日本でのMサイズが出てきたので半分残しちゃったけど、冷たいコーラをあんなに飲んだのは相当久しぶりでした。
そうそう、街のちょっとしたところにこんなのがおいてありました。
最初はなんだかわからなかったんだけど、レシートが入ってます。
コンビニやマックやら、協賛している会社のレシートには番号が入っていて、いわゆる宝くじになっているんですね。
日本と違ってみんなレシートを大事に持ち帰り、当選番号の発表をドキドキで待つわけですが、いちいちチェックするのも面倒くさいまたは太っ腹な人はこの箱にそのレシートを入れ、ここから当選者が出ると募金になるというステキなシステムです。
台湾ってゴミも全然落ちてないし、ますます好きになりましたよ。
一休みを済ませると、台北車站から淡水線に乗り換えて40分、台北郊外にある港町淡水へ。
目的の紅毛城までは歩いても行けるんだけど、バスで行くことにして駅を出て右手にあったバス乗り場まで行ったものの、乗り方がわからない。
目の前にそれらしいバスは停まってるんだけど、地元の人たちは皆さん何かを「ピッ」ってかざしてて、いくらなのかがサッパリ判りません。
現金でも大丈夫だとは思ったけど、もしかしたらどこかでその「ピッ」ってやるやつを買うのかなとか、とにかく料金がわからないのでどうしようもありません。
尋ねるにも誰にどう聞いていいのかわからないからどうしようかとしばし立ち往生してたんだけど、駅の改札んとこにInfomationがあったことを思い出して、そこで聞くことにしました。
Infomationブースにはお兄さんが二人。
「英語か日本語大丈夫ですか?」ってなことをダンナが聞いたところ、
「うわっ、やべー、外人来ちゃったよ。お前わかる?」
「えーっ、俺だってわかんねーよ」
なリアクションがかわゆい。
でも、聞きたいことは極めてシンプルなことだったのでなんとでもなるだろうと、ガイドブック見せて「ここに行きたいんですけど」って、まあ、日本語より英語の方が多少なりとも理解してもらえるだろうとゆっくりはっきりな英語で聞いてみたら、バスがあるって言われたので(それは知ってる)、
「いくらですか?どうやって払えばいいんですか?」って追加で聞いたら、身振りと共に「15元」ってことと「現金で大丈夫」だってことも教えてくれたので出直し!
無事、バスに乗り込むことが出来ました。
10分も経たないうちに目的地に到着。
スペイン人築いた砦とか領事館跡地を見学後、川沿いにぶらぶら。
家族連れやらカップルやらがそれぞれに楽しんでいる風景はちょっとお台場だったり横浜だったりの感じもあったりする一方で、海の家みたいな素朴な店舗が並んでいたり、一本入ると沿岸と並行してニギニギした商店街があったりで、なかなか楽しい街でした。
とにかく歩いて喉が渇いたので、ふと目に付いた阿媽的酸梅湯という飲み物を飲んでみた。
そのときは全く気づいてなかったんだけど、後でガイドブックを見てみたら淡水のページに同じコップが載っていたので、意図せずに名物をゲットしていたみたい。v
甘くて酸っぱくて冷たくて、ちょっと八角風味(?)。
好みの味ではなかったけれど、今となっては懐かしい味。
日が暮れる前に台北に戻ろうってことで淡水を離れ、次に向かったのは超のっぽさんなビル101。
市政府駅から歩いて15分ぐらいの場所にあります。
フードコートが案外オススメって情報をゲットしていたので、まず向かったのはB1。
確かに広くて色んなお店があって、どれも安い!
私が選んだのは、温かい麺と海老が入った何かを揚げたものと蒸したレタス(?)にタレをかけてある定食のようなもの。
ダンナは鶏を煮込んだ薬膳スープとゴマ風味のタレがかかったそうめん風の麺のセット。
帰りに「何が一番美味しかった?」ってテーマでナンバーワンを出し合ったら、二人とも「フードコートの晩ごはん」って言ったぐらいのベストチョイスでした。
デザートに買ったカットフルーツも美味しかったなぁ。
でもって展望台にも上がってみたよ。(←この時点で展望台はフードコートでの食事の「ついで」になっちゃってる)
お天気もよくて、絶景でした。
珊瑚展をやってたんだけど、いやー、すごい。
写真が無いのが残念ですが、たとえば珊瑚の隅々にまで掘り込まれた無数の、色んな表情をした人々だったり、海老やらなんやらを模した彫刻作品だったり。もう、色々細かい。
日本人としては、なんとなく無意識に「日本人がどの国の人たちより器用で細かい」って思い込んでると思うんですが、あの器用さと細かさはハンパ無いよ。参りましたって感じ。
9時を回ったので、撤収。
朝の4時頃からおきて活動していた上に歩き回ってくたびれてたんだけど、お風呂に入らずにはいられなくて、二人がそれぞれにお湯を溜めて入っていたら、気がつくと軽く1時は回っていました。
でも、ベッドも室温も案外快適で、翌朝は6時半に元気に目覚め、前日にコンビニで買っておいたパンとコーンスープの朝ごはんを軽く済ませ、7時半ピックアップの市内観光にいざ出発!
えーっと、順番はよく覚えていませんが、中正記念堂とか孔子廟とかを回って、梅子餐廰てレストランでお昼をいただきました。
ツアーのお食事なので全く期待していなかったんだけど、10品近くのお料理がどれも美味しくて、大満足。
最後に「杏仁豆腐かマンゴーを別料金で注文できますが」って言われたので一品ずつ頼んだんだけど、さすが台湾、マンゴーが超ウマウマでした。
お腹が空いていた上にあまりに美味しくてがっついて食べてたので、一切写真がないのがトホホ。
その後、お茶セミナーへ。
前回のツアーで連れてってもらったお茶セミナーでは美味しいお茶菓子を前に凍頂烏龍茶の淹れ方&飲み方セミナーだったんだけど、今回は色んなお茶の試飲会って感じでした。
蓮の実の蜂蜜漬けをつまみながら、プーアールとか高山とか黒烏龍とか東方美人茶とかを注がれるままにグビグビ。
その後は前回と同様、お茶売り場に放たれて、お土産選び開始。
・・・と、ここで痛恨のエラーに気がつきました。
二人とも、持ってきたクレジットカード及び日本円の大部分をホテルのセーフティボックスに仕舞いこんだまま出てきてしまっていたので、手持ちの元が一万円相当ぐらいしかありません。
そこではなんとかギリギリ必要な分は買うことが出来たんだけど、一旦籠に入れていた東方美人茶を棚に戻すしかなかった「アイタタタ」っぷり。
そんなアイタタタは足ツボマッサージ(ここでの施術料はダンナの所持金でセーフ)でもやってきました。
いやほんとに何度のけ反ったかってぐらい。
「イタタタターッ!」って言いながら、私が苦痛に顔を歪める度に「腰」とか「胃」とか「頭」とか、苦笑いに近い微笑を浮かべつつボソッとつぶやく施術師さんでした。
色んなところが悪いのは知ってるけどさ、良い所はひとっつもないんですか?って聞きたいぐらいあっちもこっちも痛かったの。(涙)
でも、痛かったけど、前日の疲れで重ダルーい足が一瞬すんごい軽くなりました。
その後、忠烈祠で衛兵交代を見学。
猛暑の中、汗だくの見物客が見守る中、涼しい顔でぜんまい人形みたいにカッチリと、凛々しく動く兵隊さん(さすが180センチ以上のイケメン選抜)たち、ステキでした。
その後、市内観光ツアーの一行は、初日の免税店と違って取り扱っている品目も豊富なでっかいお土産物屋さんへ。
時間もたっぷりあったのでじっくり見て回っていたところ、石のコーナーで引っかかった私。
翡翠のブレスレット欲しいなぁ・・・って思っていたら、北投石(あ、ちなみに「石」と言っても原石を削って磨いて球状にしたものではなく、原石の粉末を入れたセラミックボールです)との組み合わせを勧められ、どうしようか迷っていたところにダンナ登場。
「気に入った?買うか?」って、残りの手持ちの有り金(日本円)はたいて買ってくれました。
ああ、持つべきものは優しい夫。(涙)
翡翠は有名なのでパワーストーンとしては魔よけとか開運に良いとされているのは知ってたけど、「放射性ラジウムを大量に含んでいて、色んな病気に効果がある」らしい北投石のことは全然知らなくて、でも、直感的に欲しいなぁって思ったのでした。
------------------------------------------------------------------------------
その後、北投石の効用について知りたいという方がキーワード検索で時々この記事に引っかかってくださっているようで。
身に着けていた当時はマイナスイオンが出てるような気がしていたし、そのおかげで煙草のヤニを吸着しにくくなっている気がするってレビューもしていたんですが、実のところ、科学的に実証されうる効果なのかは分りません。
客観的な感想はというと、北投石自体に治癒能力があったとしても、所詮は粉末を固めたもので、その塊の中にどのぐらいの北投石成分が入っているかも謎。
そして手首にはめた程度で病気が治るほどの威力を発揮するかというのは、心理的な効果はあるにせよ、それ以上は期待しちゃいけないのかなと思います。
あくまでも「台湾土産」。
もし体調がよくなったら「良かったね」ってスタンスがいいのかなと。
------------------------------------------------------------------------------
それから再びバスに乗り込み、故宮博物館へ。
7年前に例の白菜や三枚肉を見たのって中正記念堂でだったような気がしていて「記憶がごっちゃになってる」って思ってたけど、たぶん中正記念堂で正解だと思う。
だってあんなでっかい博物館なんて記憶にないもん・・・ってぐらいでかかった。
だから、あの白菜も三枚肉も、ちょっと小さくなった気が。(笑)
集合時間まであんまり時間が無くて早足で回るしかなかったけど、なかなか濃い展示物でした。
(途中CG技術を駆使した、しかし「それ違くないか?」って展示物もあったけど)
集合後は再びお土産物屋さんに下ろされて、一旦解散。
オプショナルツアーを申し込んでいた面々は、そこで鼎泰豐チームと九ふんチームに分かれ、それぞれにまた違う「ナルワントツアー」シールを胸やバッグに貼り付けて、今度は違うガイド、簡さんに連れられてナイト九ふんへ。
日ごろの行いが良いからか、台北では雨が降っていたらしいけど、山の上はお天気。
日が暮れる前と暮れた後の両方を楽しめて超ラッキーでした。
やっぱりここは情緒があります。
ぬこさま~←台北では稀少
前回来た時に、何度と無く耳にした「映画「非情城市」で有名な・・・」って枕詞にピンと来てなかった私でしたが、今回は行く前に見ておこうってことで直前にAmazonでわざわざDVDを買って観たんだけど、映画の内容はともかく、この「街並みの雰囲気」がよりピンとくるのは「もののけ姫」なんだろうね。
・・・って、「もののけ姫」も未見なんだけど。
ところで、台北では何度と無く目にしたワンワン達。
合計で何十匹見たかな。
ここ九ふんでもあちこちにいて、しかもみんな暑さでグロッキー。
一方でニャンコさん達の少なかったこと。
どこにいらっしゃるのかしら。
というわけで、一旦解散になったので阿妹茶楼でお茶をしました。
最初にお茶の淹れかたを教えてはくれるんだけど、その後は放置プレイ。
なので、いちいち自分のぎこちなさに、誰に見られてるわけでもないのに「テヘヘッ」ってテレながら、ダンナ相手に一人お茶セミナー。
バリバリ観光地で店内もせわしなかったけど、それでも窓からの景色と雰囲気がいいので結構ホッコリ。
お土産を買い忘れていたので、集合時間のちょっと手前でお店を出ると、目をつけていた雑貨屋さんへ。
なんか掘り出し物がありそうなセンサーが働いていたのです。
すると発見。
伸びをしているにゃんこさん達が籠に積まれていました。
なんだろうと思ったら、お店のおばちゃんが手にとって使い方を教えてくれました。
「ほほう、こりゃキモチイイ」
何十年というキャリアの凝り性さんなので、使用感は一瞬で判断可能。
タグに「つぼ押し癒しねこ」って名前と、裏には日本語と可愛いイラストで使用方法がキッチリ印刷されている、どう見ても日本の製品なんだけど、背中にはっきりTAIWANって入っているし、とにかく肩や背中を押した感じが超気持ち良かったので即買いです。(ここで私の財布からお札が消えちゃった)
で、目的も果たしたので、意気揚々と集合場所へ、そして向かったのは某レストラン。
オプショナルツアー(@4000円)についてきた晩ご飯なので贅沢言っちゃいけないんだろうけど、それに、出発前にガイドさんに「晩ご飯ってどんなのですか?」って聞いたら「軽食です」って返ってきたから、まさにそのとおりで騙された感みたいのはなかったんですが、「んー、確かに」って感じの軽食でした。
しかもお昼と傾向が似ていたので、更にいまいち感は否めませんでしたけど、とりあえず、お腹は満たされたのでヨシとしましょうか・・・というところで九ふんを後にして、向かったのは夜市!
松山駅に程近い、饒河街観光夜市。
まっすぐな道の左右と真ん中に食べ物だけじゃなくて衣類や雑貨やらが所狭しと並んでいて、ものすごい活気。
つい目が行ったのが、最近私もはまってたiPhoneやAndroidで流行ってるゲームアプリのAngry Birdsグッズ。
日本では目にしたことがないんだけど、台北では色んなのが売られてて、つい買いそうになってしまいました。(これはUFOキャッチャー)
お腹も満たされていたし、なんとなく結局B級グルメに手を出すチャンスを逸したまま往復して帰ってきちゃいましたが、見てるだけでも楽しかったです。
あ、でも、最後の最後に夜市の入り口で飲んだサトウキビジュース、美味しかったです。
ここでも冷たい飲み物をゴクゴク飲んじゃった私。
だって蒸し暑さがハンパ無くて。
で、夜の10時も回ったし、そろそろ帰ろうかってことにはなったんだけど、松山駅は地下鉄じゃないので(今にして思えばそちらも試せばよかったんだけど)MRTの駅まで行くぞ!ってことになり、歩き始めました。
一体どれだけ歩いたかな。
途中、豆花のお店があったので折角だから食べてくか!って、一度通り過ぎたお店に戻って「くっださ~いな~」ってじゃり銭握り締めておばちゃんに声をかけたら、売り切れ御免、食べられず。
そう、時間もそんな頃。
そして気がつけば駅なんてなさそうな景色が広がってきちゃったので、慌ててUターン。
なんとか永春駅にたどり着くことが出来ました。
とりあえずほっとしたので、薬局で入浴剤でも買って行こうってことでお店のお姉さんに聞いてみたよ。
でも、なんて言っていいかわからなかったので、伝わらないの承知で「bath salt?」って。
そしたら「○○ちゃーん、外人のお客さんだからお願~い」って感じで英語が出来る別のお姉さんを呼んでくれました。
なので、「お風呂に入れるやつが欲しいんですけど」ってのを色々頑張った。
頑張ったから伝わったよ。v
そしたら「冬場しか扱ってないんです。すみません」って。
だよねー。
台湾人の元同僚が「湯船に浸かるなんて真冬以外ありえない!」って言ってたもんなぁ。
というわけで皆さま、台湾に行かれる際は、入浴剤は日本でご用意ください。
入浴剤は買えなかったけど、帰りにファミマで買ったドリンク。
ゼリー状のものが入ってる甘い飲み物だったんだけど、身体によさそうだし美味しかったです。
その日も結局入浴剤無しのお湯につかったりしてる間に日は変わり、あっというまに最終日を迎えました。
そうそう、お風呂上りにストレッチしながらマッタリしてたら、テレビにスーパージュニアMが!
記念に写真撮ろうと動き出したら、次週予告だったのか、すぐ終わっちゃったけど。
でも、ちょっと嬉しかったっす。
あと、ラブジェネの最終回もやってたな。
(実は初見。やっぱキムタク苦手)
まあそんなわけで最終日の朝。
最後だし、是非朝ごはんにお粥を食べたいよねってことで、8時ぐらいにホテルを出発、「お粥横丁」がある大安へ向かいました。
どこがその「お粥横丁」だかよくわからずに歩いていると、一軒それらしいお店があったので入ってみることに。
無名子清粥子菜さん。
最初は勝手がわからずまごついてたけど、好きなお惣菜をカウンターでピックアップしてテーブルにつくと、器とお鍋に入ったサツマイモ入りの人数分のおかゆを持ってきてくれます。
あとはおばちゃんが伝票にチェックしてくれるので、食べてお会計するだけと、至って簡単。
お粥は一人25元。
おかずは様々。
卵とトマトの炒め物と、キュウリの炒め物と、麺腸っていう名前も見た目もグロテスクなのの煮たのと、カレイの煮付けの四品を食べました。
ちょーっと全体的に油っこかったけど、美味しかったよ。
カレイはお高かったけどわざわざ温めてくれたし。
特に気に入ったのが麺腸。
小麦粉で出来てるっぽいから要するにちくわ麩みたいなものなんだろうけど、見た目が見た目だけにギャップも手伝って、モッチリ食感と普通の味付けに好印象。
そうそう、勝手がわからないなら聞くしかない!ってことで、温かい飲み物が欲しかった私は紙ナプキンの表と裏に「湯」と「茶」って書いて、おばちゃんにまず「湯」を、続いて「茶」を見せてみた。
たぶん「湯」だといろんな液体を指すはずだけど、なんとなく「茶」と組み合わせると私の意図は汲んでくれるに違いない・・・って思ったの。
そしたら結構すぐにお湯と水と冷水が出るサーバーを指差してくれたよ。
聞いてよかった。
ぜんっぜん目立たないところにあるんだもん。
そんなこんなで目的のお粥をお腹いっぱい頂いて満足満足。
お腹も満たされたし、昨日金欠で色々お買い物できなかった免税品店に行って思う存分ショッピング・・・の予定だったんだけど、折角だから行天宮にも行っとこうって話になったあたりで「時間もないし、帰りにまた連れてかれるだろうし、いいか」ってことにして、ショッピングは中止。
二度目の行天宮は相変わらず参拝客と観光客で賑わっていました。
前回来た時は「はみデカ」ロケ地ってのもあって九ふんに次ぐ思い入れの地だったんだけど、今回はお参りされてる方々を遠巻きに眺めて早々に退散。(だって暑くて)
占い横丁も地下をするっと通り抜けただけで、行天宮の反対側にある本屋さんで涼んだあと、ひとしきり街歩き。
ウッカリしてるとチェックアウトに間に合わないかもって時間になったので、まだ使っていなかったタクシーに乗ることに。
現地交通は一切使わなかった一昨年のソウル旅行に比べるとすごい充実ぶりだわ。
ホテルに荷物を預け、お昼ご飯を食べに西門町へ。
前回の台北ツアーのお昼ご飯で食べた海老ワンタンメンが美味しくって、機会があったらまた同じような麺が食べたいなぁって思っていたので、看板を見た瞬間に「これだっ!」って即決。
大根の葉と海老を包んだワンタンと、緑色の何かをすり込んだ麺にアッサリスープと、上に載ったレタスの歯ざわりが絶妙コラボで美味!
80元とリーズナブル。
お店の名前はチェックし忘れたけど、武昌街二段服飾街かその隣の通りだったと思われます。
店先の看板の写真入メニューには日本語表記もあるので、見つけた方、迷わず入ってOKです。
その後は駅前を散策したんだけど、西門の一番大きな交差点のとっても目立つところに「ありがとう台湾」広告を発見しました。
日本政府がちゃんとお礼しなかったから気になっていたので、この広告を出してくださった方々(
Newmakopapa & CFC Group と読めます)に、わたしからも多謝!です。
そしてその近くでは被災地支援のイベントが。
バンドの演奏だったり、センスのいい衣類や小物のショップが並んでいて活気がありました。
台湾、ありがとう。
その後は、道々お気に入りの青信号(101の近くで初めて自転車用の青信号を発見!チャリンコに乗ってても最後は猛スピードでこいでてなんともカワユイ)を写真に収めたりしながらホテル方向に向かい、
ダンテコーヒーってエクセルシオールと珈琲館を足して二で割ったような感じの喫茶店でワッフルに珈琲を注文して時間をつぶし、2時40分にピックアップ後、免税品店経由で松山空港へ出発しました。
今回の旅はお天気にも恵まれて(暑かったのはしょうがないよね、暑い国なんだから)、頂いた食べ物も正解ばかりで、二日目にホテルにお金を置いてきたのは失敗だったけど、おかげでおそらく買っても飲まなかっただろう東方美人茶を買わずにすんだし、怪我も病気もせず、トラブルも無く、楽しい旅でした。
今度は、ちょっとは言葉を覚えて行きたいと思っています。
台湾、多謝!