オリンパスと言えばネイチャーフォト。
まして、マクロレンズを持っているのだから、
カメラを持ってフィールドへ出たくなります。
冬のこの時期の休日は、だいだい20Kmとか30Kmという
ロングのジョギングを楽しんでいるので、
今までは、コンパクトデジカメくらいしか携帯出来ませんでした。
ただ、OM-Dは小さいので、レンズを二本持っても、
ジョギング用のリュックサックに軽々と収まってしまいます。
そこで、本日は、2週間前に撮った写真をちょっと紹介します。
題して、「ジョギング with OM-D」
上の写真は、公園のユキナナギの芽。
春の日差しを感じて、幾分ほころんできています。
大きさにすると、3mm程度の小さな芽ですが、マクロで等倍撮影。
風で枝がそよぐので、正確なピントは合いません。
後から考えたら、こういう時こそ連射をすれば、
どれかはピントが合うはずです。
今度試してみます。
木漏れ日が綺麗だったので、パチリ。
この日のジョギングは、浦安から実家の津田沼まで15Km弱。
途中、「谷津干潟」を通ります。
「谷津干潟」は、昔は東京湾に面していましたが、
周囲が埋め立てられて、ここだけ干潟が残りました。
大蔵省の所有する土地が、偶然にも埋め立てを免れたのです。
周囲3Km程度の小さな干潟ですが、
東京湾の最奥の貴重な天然の干潟です。
干潮時はほぼ全面、水から干潟が出現し、満潮時は水没します。
東京湾とは2本の水路で繋がっていてます。
ゴカイやカニなど水鳥のエサになる生物が豊富で、
チドリやシギ、カモなどの渡り鳥が渡りの途中で羽を休めてゆきます。
渡り鳥の生息する湿地を守るラムサール条約に加盟しており、
東京湾の内奥にあって、身近渡り鳥の自然の生態を観察できるスポットです。
野鳥の監察館も充実しており、望遠鏡や野鳥の書籍、
そして、フィールドワークの指導なども充実しています。
この日は満潮に近い時刻だったので、カモ達は水中に頭を突っ込んで
逆立ち常態でエサを食べていました。
60mmマクロ(35mm換算120mm)では望遠としては焦点距離が不足します。
デジタルズームで2倍に拡大して撮影しています。(35mmで240mm換算)
写真はオナガガモですが、この他にヒトリガモ、カルガモが多く見られます。
観察館の淡水池には、キンクロハジロやホシハジロ、ハシヒロカモなどが見れます。
コガモやマガモはあまり見た事が無く、こちらは行徳の野鳥公園の方が数多く見れます。
こちらはセイタカシギ。
私が中学生の頃は、日本ではあまり見られない鳥で、
東南アジアの鳥と言われていました。
谷津干潟で繁殖が確認されたのが1978年頃では無いかと記憶していますが、
それからは、留鳥として1年中干潟で見る事が出来、
順調に繁殖して、今では東京湾一帯で普通に見る事が出来ます。
ピンク色の長い足と、白い腹、黒い背が特徴で、
本当に優雅で美しいシギです。
東京湾では近年、セイタカシギの他にオオバンが増えている様で、
これは1980年代以降、温暖化(CO2では無く自然のサイクルとして)が進行した影響なのかも知れません。
手前に杭を配して、浮世絵の様な構図を・・・
枯れ尾花ならぬ、冬枯れのアシ。
OM-Dは背面スクリーンにタッチするとシャッターが切れる機能があります。
うっかり、その設定にしていると、知らず知らずにシャッターを押している事があります。
意図して撮られた写真で無くても、現代のカメラはしかりピントが合います。
そして、普段自分が撮らない様な構図の写真が撮れているから不思議。
これも、そんな一枚。
手すりのペンキがいい具合に剥げていたので、
水面に移るマンションと一緒に撮ってみました。
ここからは、14-45mmの広角ズームを試してみます。
広角レンズって、思わずこういう写真を撮ってしまいますよね。
日常の風景でも、白黒になるだけで随分と印象が違います。
この坂道、数年前に刃物による殺人事件が起きた場所・・・。
本日は、「オリンパスOM-Dを持って、ジョギングに出かけてみた」編でした。