人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

マクロレンズで撮る月蝕

2014-10-09 11:09:00 | カメラ・写真


昨日の皆既月食は浦安からも見る事が出来ました。

娘がiPhoneで一生懸命撮影していたので、対抗してOM-D E-M5を持ち出します。と言っても望遠レンズなどは持っていないので60mmF2.8MACROで手持ち撮影。

トリミングしていますが、そこそこ写っちゃうもんですね。

皆既蝕に突入した直後から雲が広がり、秋の天体ショーは早めの終了となりました。残念。




娘に皆既月蝕で月が赤くなる理由を聞かれ、「それは赤い光の方が回折効果で地球の影に廻り込むからだよ」と得意気に説明しました。昔は、図鑑にそう書いてあったと記憶しています。

ところが、現在は「地球の大気による散乱の影響」と解説されていました。大気によるレーリー散乱は波長の短い青色の光で散乱効果が高く、波長の長い赤色の光で効果が低いので、散乱によって進路を曲げられた光で月に到達するのは波長の長い赤色の光が多くなるとの事です。・・・国立天文台のホームページで解説されているので、間違い無いのでしょう・・・。

娘にウソを教えちゃった・・・・。学校で知ったかしなければ良いけど・・・。ただ、「光の回折」と言っても今時の高校生はチンプンカンプンだから、まあ良いか・・・。

今年の「ダメダメ新年会」は競艇に挑戦!!

2014-03-03 01:46:00 | カメラ・写真
 

■ 毎年恒例の「ダメダメ新年会」 ■

大学の友人4人で毎年恒例の「ダメダメ新年会」を開催しました。

「初詣」+「ビール工場」+「賭け事」+「温泉か銭湯」+「飲み屋」という毎年恒例の行事ですが、近場のビール工場は網羅してしまったので、今年からはビール工場は抜かします。

■ 先ずは初詣から ■



朝10時にJR大森駅に集合して、最初に出向いた先は「磐井神社」。読み方が良く分からなかったのですが「いわいじんじゃ」と読むらしい。何故ここを選んだかと言えば、たまたま競艇場への行きがけに「あった」から。何だかバチが当たりそうな理由ではありますが、これも何かの縁。





この神社が賭け事にご利益があるか分かりませんが、お賽銭を入れて本日の必勝を祈願します。

■ 初めての競艇 ■

私は賭け事には縁が無いのですが、「ダメダメ新年会」は毎年楽しみにしています。「当たる、外れる」といったギャンブル本来の面白さもありますが、むしろ、そこに漂う人間臭い雰囲気が好きです。オッサン達に混じってモツ煮込み定食を食べたりするのが楽しい。(自分のオッサンですが)

「競馬」「競輪」「オートレース」とチャレンジして来た公営ギャンブルも残すのは「競艇」だけなので、今年は自動的に競艇が選択されます。と言う訳でやって来ました、「平和島競艇場」。



競艇と言えば、私達の世代には「笹川良一」。日本船舶振興会のドンですね。



「母を背置い・・・」の象が私達を出迎えます・・・。



入口で配られているタブロイド判を手に(データの見方がイマイチ分かりませんが)、いよいよ決戦の場へ。!!



ゲートをくぐると、力強いエンジン音を響かせて、水面をボードが疾走しています。これはかなりカッコイイ。男子的には萌えます!!



ボートレースは初めてなので、簡単にルールをまとめます。

1) 出艇は1レース6艇
2) エンジンのレギュレーションは400CC直列二気筒2サイクル。
3) ボードは木製
4) エンジンとボートはくじ引きで決める
5) エンジンの調整は選手自らが行い、ボートには手を付けられない
6) 艇には舵が無く、エンジンの方向を変えて曲がる
7) エンジンの鉛直角(チルト)が調整出来、これは走行時の着水面積を変える目的?

8) レース前に試走を披露し、その際のタイムや船やエンジンの調子を見せる

9) 1800mの周回コースの順位で争われる
10) スタート位置までに助走が150m有り、これ以上の距離を取る事も可能
11) 第一コーナーを回り切った順位が結構重要
12) 後続のボートはコーナリングで先行艇の波に影響をモロに受ける

13) ストレートの距離が短いのでストレートで抜くのは難しい
14) コーナーの周り型は選手によって小回りだったり、大回りだったりマチマチ。
15) コーナリングの上手さが順位に大きく影響する

1&) 「舟券」は単賞、2連単式、3連単式、2連複式、3連複式

だいたいこんな感じでしょうか。何れにしても初心者の私達は、何を基準に舟券を買えば良いのか分かりません。ただ、出艇がたったの6艇なので、複式の当選確率は高いのでは??

■ いきなり2130円の当たり!! ■

とりあえず3レース目から舟券を買います。
試走で何だか良いエンジン音を響かせてている様に思えた4号艇と5号艇に掛けてみます。1レース200円ずつ舟券を買う事に決め、4-1-5の3連単と4-5の2連単を購入。



するとイキナリ4-5が大当たり。2130円が付きました。これぞビギナーズラック!!



しかし、その後は当たりも無く・・・。



室内のスタンドは比較的きれいで暖房も効いています。観客もそれ程多く無いので、ゆったりと水面を眺めているだけでも時間は過ぎて行きます。

結局本日の当たりは5レースの内、最初の1レースのみ。1000円掛けて2130円取れたので、お昼代が出ました。モツ煮込みライスとおでんと豚汁で御釣りが来ます。

■ お土産は「かりんとう」 ■



競艇場を出て、お風呂屋さんを探す途中で、ネットに載っていた「かりん糖」屋さんに立ち寄ります。ちょっと珍しいかりんとうが3袋で1000円。

しかし、このお店、どう見ても普通の民家の勝手口に暖簾を掛けただけ・・・。不思議。

■ お風呂屋さでポカポカ ■



ネットで近場の銭湯を探して見つけたのがこちら。一番風呂の時間ですが、結構賑わっています。電気風呂なんてのもあって、もうポッカポカ。良いお湯でした。

■ 最後はバーで〆る ■





JR大森近くの安い居酒屋から、「元祖焼き豚」屋をハシゴして、さらに最後に駅の北側のバーに入ってみます。

こじんまりとして店内には、若いバーテンさんが一人。良い雰囲気です。
久しぶりにアイリッシュウィスキーを注文してみますが、氷をアイスピックでまん丸に削ってグラスに入れてくれる手のこみよう。

何だかスゴク徳した気分。

氷が勿体無いので、もう一杯注文して、本日の「ダメダメ新年会」は何故かスマートに終了しました。


もう、ギャンブルは一通り経験したので、来年からは趣向を変えようという事で、さて、何をやろうか・・・・。




本日は恒例の「ダメダメ新年会」レポートでしした。
ちなみに、本日のカメラはコンデジのオリンパスXZ-10。レンズがF1.8と明るいので、薄暗いバーの中でも問題無し。
小さくて使い易いので、最近はOM-Dの出番が減りました。

プチ聖地巡礼・・・『言の葉の庭』

2013-11-06 08:48:00 | カメラ・写真
 

仕事用のコンデジが夏に雨に濡れてから調子が悪いので、思い切って買い替えました。最近のコンデジは色々種類が多いのですが、OM-Dと操作性が似ている方が使い易いので、OLYMPUAのXZ-10にしました。

小型の高性能コンデジは、CANONのS-120など実力機揃いなのですが、XZ-10の魅力は望遠側のF値が2.8と明るい点。CCDが小型なので、ボケは期待できませんが、室内で多少暗くても望遠側が使えるのは嬉しい。通常はフラッシュを使わないと被写体ブレしてしまうシーンでも、ノンフラッシュ撮影が出来そうです。

新宿で購入したので、試し撮りをしに新宿御苑に行って来ました。目的は「プチ聖地巡礼・言の葉の庭」編。





そう、主人公の少年とユキノ先生が出会った東屋を探しに行ってみます。




平日の午後ですが、菊の花が展示されているので人出は結構ありました。
長居は出来ないので、新宿門から千駄ヶ谷門に抜けるのに200円払う感じです。





菊の花が、園内の所々に展示されています。ちょっと望遠側のボケ味を確認してみます。コンデジにしてはそこそこボケるのではないでしょうか。



逆光でフレアーとゴーストをチェックしてみます。許容範囲ではないでしょうか。影もそこそこに締まっています。





これが目的の東屋。ちょっと分かり難い所にありますが、旧御涼亭の近くにあります。ユキノ先生は居るハズも無く、オヤジがスマホをいじっていました。・・・ずっと。




こんな景色を二人は眺めていたのでしょうか?雨で無いのが残念です。ノーマルのカラーバランスはちょっと地味なので、ビビットで撮ってみました。



これが旧御涼亭。皇太子(後の昭和天皇)御成婚記念として台湾在住邦人の有志から贈られたものだそうです。



窓枠も中国建築の意匠です。




今回一番楽しみにしていたのが「組み写真(Photo Story)」をその場で作る機能。
上の写真は3枚の写真をそれぞれ撮って組み合わせています。これは黒枠ですが、白枠なども選べます。



これは横二枚の組み合わせ。ズームイン・アウトと呼称されていあす。



これはファンフレーム。これも楽しい。

オリンパスのカメラは早い時期からアートフィルターを搭載して、フィルムカメラには出来ない、デジカメならではの楽しさを提唱していましたが、この「組み写真機能(Photo Story)」は本当に楽しい。

確かに素材を撮った後、家で画像ソフトで編集できるのですが、やはり、現場で撮りながら編集した方が、最適な素材が選べます。まさに、女子カメラにはうってつけの機能。




又も逆光にチャレンジ。



男子中学生が和んでいました。修学旅行でしょうか・・・。カラーバランスがビビットだと結構コッテリした色ノリですが、ブログの写真にはこの位が適当かも。



映画の中で何度か出て来る坂道。千駄ヶ谷の駅へと続きます。



広角側で歪曲をチェック。
35mm換算で26mmスタートと、広角側が控えめなので、樽型収差はほとんど目立ちません。最近は電子的に収差補正するので、レンズの性能とも言い切れませんが・・。




このカメラ、小さいのだけれどジーンのポケットに入れるには、少し厚みが大きすぎます。それとグリップ感があまり良く無くて、滑って落としそう。

そこで、シリコンラバーのカバーを装着してみましたが、背面のダイヤルが回し難くなります。娘が修学旅行に持っていく事を考えると、ストラップ付のケースは必須だと判断しました。

私が仕事で使う時も、両手が塞がっている時は、ストラップ付は便利。

シリコンカバーは自転車で出かける時に装着する事にします。



以上、説明書も読まずに使える、OM-Dに操作が似ているから。
レンズの付け根の操作リングに絞り操作を割り当てて、絞り優先オートにすると、往年のカメラを操作している感じで、とてもしっくりします。

「露出補正ありき」というオリンパスのポリシーもしっかり継承されていて、私としては大満足なカメラでした。究極の「お散歩カメラ」です。

なんだかOM-Dの出番が減りそう。

春爛漫・・・鬱金香

2013-04-04 14:05:00 | カメラ・写真
 





今年の桜は不憫でいけねぇや。

寒い冬から、いきなりの春になったと思ったら、今度は冷たい雨だあ。

せっかく花ぁ咲かしたっていうのに、花見客も凍えてるときた。

そんでもて、昨日の風と雨だぁ。

ぱぁっと散ろうにも、びっちょびちょじゃぁ、

散り際も汚くっていけねぇよ。

何かあれだぁ、日本経済とアベノミクスみてーじゃねぇか。



おっと、暗い話はご法度だ。


見てみねぇー、この爛漫と咲き誇る「鬱金香」を。

えー、知らねぇ? チューリップの事さぁ。

阿蘭陀じゃ、こいつが、世界最初のバブルってぇのをやらかしたららしい。

おーと、口がすべった。


まあ、春はあれだぁ、気分がぱーとすんねぇ。

ぱぁーとし過ぎて、海の向こうじゃ祭りが始まりそうだ。


桜咲く・・・カモは渡りの季節

2013-03-08 16:53:00 | カメラ・写真
 



すっかり日差しが春めいてきました。

東京周辺でも菜の花が見頃を迎えています。

近所の行徳野鳥公園の水路脇の菜の花も

一面、黄色の花を咲かせています。



そして、何と桜も、早くも見頃を迎えています。

この桜、神津桜と言って早咲きの品種。

ソメイヨシノよりも、少し花が大振りで、色もほんの少し濃い感じ。

でも、何も知らないで見た人は「エー、もう桜が咲いている!!」とビックリします。



先週末から咲始め、本日は7分咲きといった所でしょうか?

今週末が見ごろかと。





行徳野鳥公園は、宮内庁の「新居浜鴨場」に隣接する野鳥公園です。

東京湾で鴨猟が行われていた頃には、スズガモが大挙して避難してきた様ですが、

現在では、水鳥の数は、近くの谷津干潟に比べても少なめです。

ただ、淡水が流れる水路がある為に、コガモやハシヒロカモ、

マガモやカルガモなどが観察できます。



何故かカメも沢山居ます。

上の写真はほとんどがミドリガメです。

ミシシッピアカミミカメというのが本名ですが、

家庭で飼い切れなくなったカメが池や沼や川に放たれ

各地で大繁殖しています。

在来種との交雑も確認されていて、

生態系を壊す困った存在となっています。

行徳野鳥公園や、千葉市を流れる花見川でも

ミドリガメの比率は結構高く、繁殖力が在来種よりも高いのかも知れません。

以前は東京近郊の水辺でカメを見かける事は殆ど無かったので、

カメがのんびり甲羅干ししている姿が見れるのはうれしいのですが、

外来種ばかりが増えるのは、深刻な問題ですね・・・。



行徳野鳥公園には、立派な野鳥観察舎が整備され、

野鳥病院が併設されています。

上の写真はトビですが、つい最近まで野生だったトビも

怪我をして人に手当されると、人馴れする様で、

間近に寄っても、全く驚く素振りもありません。

動物園の鳥の方が、余程野生っぽいというか・・・あれ、演技ですかね?



関東一帯の怪我をした鳥が運び込まれるので、

珍しい鳥も交じっています。

写真はフクロウですが、猛禽類はこの他にアオバヅクと

チョウゲンボウ、そしてサシバが入院中でした。

中には、手賀沼のカナダガンの様に、

人に慣れ過ぎた鳥も収容されています。

「慣れ過ぎた」とは、「人間を突っつく」という意味では無いかと・・・。






本来野生の鳥は人に対して警戒心が強いものです。

上野の不忍池で人々から餌を貰うカモ達も、

シベリアに帰ると、人影を見るだけで飛び去ってしまうそうです。

銃で撃たれる場所と、撃たれない場所を学習しているのです。

上の写真は、カルガモですが、

人影を見ると、餌を貰えると思うのか、間近まで寄ってきます。

ディズニーランドの野鳥は、カルガモもスズメもヒヨドリも

すぐ手元まで寄ってきますが、

人が鳥を脅かしさえしなければ、世代を重ねる毎に野鳥の警戒心は薄くなる様です。



桜の頃となると、カモ達はシベリアへ渡りのシーズンです。

東京周辺の水辺でも、カモ達はだいぶ北へ帰って行った様です。

上の写真はマガモのカップルですが、

シベリアで子育てをして、又来年、日本に帰って来る事でしょう。



ほとんどのカモが渡鳥なのですが、

カルガモは一年中、日本に住んでいます。

オスもメスも見分けの付かない地味なカモですが、

口ばしの先が黄色いので、マガモのメスと見分けが付きます。



実は行徳野鳥公園は「宮内庁新浜鴨場」に隣接しています。

立派な門と、庭園と建物を外からでも見る事が出来ます。

鴨狩は、天皇の行事の一つだそうです。

昔は、本当に野生の鴨を狩っていた様ですが、

動物愛護の観点から、明治時代からは、鴨は捕まえるだけで放鳥されています。

自民党の河野太郎氏のブログにその様子が載っています。

http://www.taro.org/2012/01/post-1144.php

鴨狩りの為に雇われた鷹匠が、アヒルを飼育する所から準備が始まるそうです。

鴨場の中には大きな池があり、冬になると沢山のカモが渡ってきます。

1月の鴨狩では、鷹匠達が木を打ち鳴らして、池からカモを水路に追い立てます。

飼いならされたアヒルが率先してカモ達を水路に導きます。

15本ある水路の幅は狭く、高さ2m程の塀に囲まれているので、

水路に入り込んだカモ達は、ほぼ垂直に堀の上に飛び上がって来ます。

身の重いカモは、なかなか素早くは飛び立てません。

そこを、鴨狩に参加した人達が大きなタモ網ですくい取るのだそうです。

捕獲されたカモ達は、身動き出来ない様に羽を交差した間に首を突っ込まれ、

そして、足環を付けた後、放鳥されるそうです。

そして、参加者にはアイガモの炭火焼きが振る舞われる・・。



日本の天皇は、「祝祭王」なので、こういう季節季節の行事を執り行い、

国家の繁栄を昔から祈願してきました。

世界の王族の多くが、軍事的に覇権を獲得した、

謂わば戦国武将の様な存在(キング)なのに対して、

天皇は祭祀を司る太古の王(エンペラー)の伝統を色濃く残しています。

そして、意外な事に、私の身近な行徳でも、

天皇の祭事が、続けられていたのでした。

カモ達がシベリアから帰って来る来年も又、鴨狩りは行われるのでしょう。


・・・しかし、ここのカモは学習しないのでしょうか?

それとも、カモにとっても年中行事となっているのでしょうか?