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経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

日本の経済は輸出無くしては成り立たない・・・金融緩和の幻想

2013-03-31 10:00:00 | 時事/金融危機
 

■ 国家を家庭と仮定してみる ■

金融緩和に期待が集まっています。
はたして、金融緩和で日本が復活するかどうか、
国家を家庭と見立てて、考察してみます。

1) 国内経済は家庭の中でのお金のやり取り(お母さんが財布を預かって小遣いを配る)
2) 一応、畑や簡単生活必需品の製造設備を備えた家庭を想定

ちょっと変ではありますが、こんな家庭があたとします。

200年前までは、この家庭はほぼ自給自足が成り立っていました。
しかし、だんだんと周囲の家が豊になり、
テレビや洗濯機を買ったので、お母さんがお父さんに買ってくれとせがみます。

お父さんは今まで、畑仕事をして一家を食べさせていましたが、
畑の収穫では、一家が食べるのがやっとです。
そこで、お父さんが、近くに出来た工場に働きに行くようになりました。

畑はお母さんと、おじいちゃん、おばあちゃん、そして子供達で耕す事にします。

お父さんの給料が出て、一家は念願のテレビと洗濯機も買いました。
工場の売り上げは順調に伸びていて、給料も上がりました。
一家に貯金も出来て、銀行に預けて利子も貰っています。

ところが、工場の業績が悪化し、ある日お父さんの給料が減らされました。
でも家電品も増えたので、電気量が掛かります。
畑で採れた物意外の美味しいものの味を覚えたので、急には止められません。
それに、最近は畑仕事を疎かにしていたので、畑は草ボウボウで収量が減っています。

困った事に、子供達は就職も出来ずに家でゴロゴロしています。
これでは、嫁も貰えなければ、孫の顔も見れません。

最近では、おばあちゃんの貯金を引き出す話が度々出てきます。

■ 日本が現在の生活レベルを維持する為には輸入が不可欠 ■

上の例えが正しいかどうかは、皆さんの判断に委ねますが、
日本が現在の生活レベルを維持する為には、輸入は不可欠です。

日本は石油やガスや石炭など、エネルギー資源のほぼ100%を輸入しています。
日本は食糧(カロリーベース)の60%を輸入しています。
工業製品の材料となる鉄鉱石などの資源もほぼ100%輸入しています。

日本で自給できるにのはセメントの材料の石灰石ぐらいですが、
セメントの製造には大量のエネルギーを消費します。

様は、家計ではありませんが、日本が生活する為には「外貨」を稼ぐ必要があります。

■ 外貨を稼ぐ方法は、輸出と投資のリーターン ■

外貨を稼ぐ方法は二通りあります。

1) 輸出(貿易収支)
2) 対外投資の収益(所得収支)



http://www.dir.co.jp/souken/research/report/japan/sothers/12040601sothers.pdfより

昨年から日本の貿易収支が赤字になっています。

1) 経済が発展すると通貨が高くなり、輸出産業は価格競争力を失う
2) 製造業が海外移転する
3) 輸出が減少する
4) 製品輸入が拡大する
5) 貿易収支の黒字が減り、最終的には赤字化する

一方で所得収支の黒字は拡大しています。

1) 輸出によって稼いだ外貨を国外に投資する
2) 投資額が年々積み上がる
3) 投資の収益が増える

4) 空洞化で海外に進出した企業の利益が国内に還元される(直接投資収益)

貿易収支が減少して、所得収支が拡大する原因の一つが、
国内の製造業の海外移転が挙げられます。
日本の製造業は、国内生産と海外生産を合わせると一環して売り上げが拡大しています。

■ 円安が有利か、円高が有利か ■

国内の輸出業の業績悪化だけに注目すれば、
円安は輸出にプラスに働きます。

一方で、海外投資のリターン(所得収支)に注目すれば、
円高は、海外投資する時は有利に働きますが、
リターンを考えると、不利に働きます。

■ 通貨を切り下げ続けるイギリスとアメリカ ■

かつての覇権国家イギリスは、海外の豊富な資産を持っています。
植民地を手放したとは言え、資本の面から世界中の企業を支配しているとも言えます。

当然、イギリスはポンドが機軸通貨の時に海外に積極的に投資をし、
現在はそのリターンで食べている国とも言えます。

当然、リターンを得る時には、ポンド安が好ましい。
そこで、イギリスはポンドを切り下げ続けています。

しかし、ポンドの切り下げは輸入物価の高騰を招きます。
イギリスがポンド安を維持できたのは、「北海油田」の存在が大きいでしょう。
エネルギーを自給できたからこそ、ポンド安が可能だったのです。

同様に覇権国家であるアメリカもドルを切り下げ続けています。
アメリカも食料が自給でき、原油も世界有数の産出国です。
さらに機軸通貨ドルは多少の過剰発行でも、大きく値崩れはしません。
そして、国内の高金利によって、世界中から投資を集めています。

さらに、アメリカの利益は資本を通してイギリスに還流します。

イギリスとアメリカにとって「適度な通貨安」にはメリットが大きいのです。

■ 日本の海外資産 ■

日本の製造業は完全にピークアウトしています。
一方で、所得収支は上昇を続けています。

日本もイギリスやアメリカの様に、
投資のリターンで稼ぐフェーズに入っています。

日本の海外資産は、アメリカ国債が代表的です。
その他に、投資信託などを通して、老人の資金が海外に投資されています。
企業の内部保留も海外で運用されているものが多いはずです。
金融機関も金利を求めて、海外で運用をしています。

さらに、製造業は海外に工場を移転するなど、
海外投資に積極的です。

■ 金融革命という詐欺 ■

製造業の衰退したアメリカとイギリスは、
さらなる利益の拡大を、「金融革命」によって達成しました。
「債券金融システム」や「デリバティブ」という詐欺商法で、
一時的に利益を急拡大したのです。

しかし、詐欺は必ず破綻します。
リーマンショックによって、金融革命という詐欺商法は勢いを失いました。

■ 通貨の価値 ■

日銀の金融緩和は、円というローカルマネーの緩和です。
円は上の例で言えば、家計の中で発行されるお「小遣い券」みたいなものです。
一応、節度を持って発行していれば、家計外の本当の通貨と交換が可能です。

この「お小遣い券」が価値を持つのは、
家計に貯蓄がある為と、家計が土地や財産や生産設備を持っているからです。
家計の資産は有限ですから、「お小遣い権」を大量に発行すると、
「お小遣い権」の為替レートは下がります。

同様に家計の資産が減っても、「お小遣い権」の価値は減少します。
家計の資産の実体は、「経常収支」に繁栄されます。
経常収支が黒字ならば、その家は儲かっています。
赤字ならば、所得よりも、支出が多い事になります。

当然、経常収支が赤字では、家計の資産が減少するので
それに応じて「お小遣い券」の価値も下落します。

金融緩和とは、家庭の中で「お小遣い券」を増やす事に似ています。

「おかあさん、肩たたき100回やったからお小遣い券ちょうだい!」
「はいはい、じゃあ、1枚ね」
「エー、1枚じゃ困るよ、2枚にして!」
「はいはい、じゃあ2枚にしましょう」

「おい、弟!宿題手伝ってやったんだからお小遣い券わたしな」
「じゃあ、1枚でいい?」
「ダメ、2枚。だって、肩たたきで2枚貰ったの知ってるんだからね!」
「エー、だってボクが100回も型叩いたんだよ...
「ダメ、この頃、お母さんお小遣い券沢山くれるから、
 お小遣い券ってありがたみが無いんだよね」

まあ、たとえ話として妥当かどうかはありますが、
通貨が増えれば、通常、通貨の価値は下落します。

ただ、こんなケースも考えられます。

「お姉ちゃん、知らないの?おばあちゃんがお小遣い券を溜め込んでいるんだよ」
「エー、本当なの」
「なんだか、最近おばあちゃん、ぼけてきたのかお小遣い券をお母さんに預けてるんだ」
「そういえば、昔はおばあちゃんの手伝いで一杯お小遣い券もらったけど、最近くれないね」
「それは違うよ。お姉ちゃんが、おばあちゃんの手伝いをしないからさ」
「でも、最近、おばあちゃん、肩もんでとか言わないよ・・・」
「それじゃあ、おばあちゃんの手伝いを沢山やれば良いんだね」

「おばあちゃん、何か手伝う事無い?」
「ウーン、無いねえ。年を取ったら肩も凝らないし、仕事もしないから手伝ってもらう事も無いねえ・・・」

「エー、じゃあ、お小遣い頂戴!!」
「お小遣い券は、お母さんに預けてあるよ。それに、大事に使わないと将来お前達に肩たたきも頼めやしない。」

■ 経常収支の悪化と、量的緩和で円安になる可能性が大きい ■

現在の円安には二つの理由がある事に注意が必要です。

1) 経常収支の減少という円の実質価値の減少
2) 金融緩和で円が増え、円の価値が下落するという貨幣量比率の問題

これらの二つの要因を市場が見込んだ上で、
現在の円安相場が形成されています。

■ 通貨比率に左右される為替レート ■

ソロスチャートは通貨比率による為替変動を裏付けると言われています。
しかし、為替の変動要因は、通貨比率の他に、通貨の価値にも依存します。

通貨の実質的価値に基準として、経常収支が挙げられます。
日本の経常収支が悪化して外貨を稼ぐ能力が衰えれば、
為替市場から外貨を調達するケースも増えてきます。

この時、より多くの外貨を得ようとすれば
より多くの円を為替市場で売る事になり、
円は市場でだぶ付くので、円安になります。

結局、そろすチャートに現れる通貨比率の変化が為替変動を引き起こしますが、
その原因には、金融緩和による通貨量比の変動と、
国際競争力低下による通貨量の変動が含まれる事にも注意が必要です。

■ ドル・ユーロ・円が等しく減価している ■

リーマンショック以降、ドルもユーロも円も発行過剰気味です。
円の増刷量が最も少なかったので円高になりましたが、
円はそれ以前の量的緩和によって、円安傾向にありました。

生産力比較で行けば、ドルは70円/1ドルでも不思議ではありませんが、
リーマンショック依然は日銀の量的緩和で円が120円という安い水準を維持していました。

円高になったから日本の輸出企業が衰退したのでは無く、
バブル崩壊後の不況を理由とした量的緩和が、
日本の輸出産業の国際競争力を支えていたのです。

■ バブル崩壊後は日本の構造変化の為の時間だったのかも知れない ■

プラザ合意後に進行した円高は強烈でした。
240円が一気に120円程度、一時は80円台を割り込みました。
ドル円の本来のレートが70円代であるならば、
これは当然の事と言えます。

しかし、80円台のレートが続けば、日本の輸出産業は壊滅したはずです。
だから、バブル崩壊が意図的に画策され、
その後の金融緩和によって為替レートを安く誘導したとも考えられます。

バブル経済でどんなに日本の国内景気が過熱しても、
輸出産業が即死したのでは、日本は外貨を稼ぐ事が出来ません。
これでは、日本の国自体が立ち行かなくなります。

ですから、バブル崩壊後の不景気の間に
日本はもう一度輸出競争力を回復する必要がありました。

それは、新興国の猛追で競争に負ける白物家電などの分野では無く
スマホなどの情報家電や、あるいは自動車のブランド力の強化、
あるいは、全く新しい輸出産業の育成だったのかも知れません。

「金融」もこれらの中に含まれますが、
ユダヤ人達を相手に、日本人が勝てるとも思えない分野です。
だって、ルールはいつも彼らが勝手に作って、そして変えてしまうのすから。

しかし、日本はバブル崩壊後の20年を、
現状の温存という、一番安易な方法で浪費してしまいました。

■ 公共事業という開発独裁政治に先祖帰りする愚 ■

日本は明治以来「富国強兵」によって発展して来ました。

戦争が無くなった時代の「兵」とは、「ビジネス戦士」達でした。
アジアや中東やアフリカの奥地まで、日本のビジネスマン達は出かけて行きました。
そうして、必死に市場を開拓し、日本の繁栄を築きました。

ところが、最近では商社でも、「海外勤務」を敬遠する社員が居ると言います。
現在の中国や韓国に見られるガムシャラな向上心を失った日本の衰退は当然とも言えます。

日本人の多くが内向きになると、
国内の市場に視線が集中する様になります。

そして、国内に優良な投資先が見あたらないので、
儲からない仕事でも、公共事業で仕事を作れば良いという発想まで後退します。

日本は開発独裁という経済の開発途上国まで後退しようとしています。
しかし、日本の人口が減り続け、インフラの高率が落ちる事が確実な以上、
この選択は日本の衰退を早めるだけかも知れません。

1年、2年という短期的視点で見れば、
経済は回復するかも知れませんが、
「お小遣い券」の流通が活発になっても、
「お小遣い券」の価値が低下すればバブルが発生するか、
インフレが発生するかの何れかです。

■ インフレを大望するのは政府であって庶民では無い ■

インフレで得をするのは政府です。
財政負担が事実上軽減されるからです。

一方、庶民の生活は物価高によって圧迫されます。
賃金がインフレ率に比例して上昇すれば問題有りませんが、
賃金は硬直性を持っているので、インフレ率に遅れて上昇します。

結果的にローンを抱えた人達も、実質金利の低下による利益と、
物価上昇による不利益が相殺する事になります。
(変動金利で住宅ローンを組んでいる人は・・・アウト)

結局、インフレが正義の味方の様に宣伝されていますが、
高度成長期を過ぎた国家のインフレには注意が必要です。


本来、中央銀行のインフレターゲットは、
インフレ抑制政策であった事は、メディアは国民に伝えていません。

インフレの本質に気付いた時には、遅いのかも知れません。

日本っていいなあ~・・・日本に憧れた外人の作ったプロモーション映像

2013-03-31 08:27:00 | アニメ
 



ネットで拾い物。

日本に憧れる外国の人の作品の様です。
日本に来た事は無いそうですが、
日々、目にするアニメの映像から、
彼の頭の中では、日本は夢の国になっているのでしょう。

アニメのセレクトも、編集センスも秀逸。

外人に教えられる日本の良さ。

今期アニメ 人力ベストテン・・・「王道」には敵わない

2013-03-30 04:38:00 | アニメ
 

今期アニメもほぼ終了しました。
今期アニメの特徴は、2期連続が多かった事で、
一期ものと二期ものを同列に扱うのは不公平かも知れません。

それでも強引に行ってみましょう!!
恒例の、「人力・アニメ・ベスト10」

第1位 『たまこまーけっと』



このOPだけで今期最強・・・『たまこまーけっと』

いやー、完全に京アニにやられましたね。
文句無しの第1位。

アニメというのは、人の動きに一つ一つ、背景の一つ一つを「無」から創造してゆきます。
それに対してドラマや映画などでは、セットやロケ地の中で俳優が演技します。

この違いはとても大きく、特に動きに関してはアニメは非常に自由度が高い。
生身の人間で『ドラゴンボール』の動きをする事は不可能ですが、
アニメでは、派手な戦闘シーンも自在に演出する事が出来ます。

逆に現在のCGを駆使して実写でアニメの動きを再現する事は可能ですが、
デフォルメを前提とするアニメ描写を実写にすると「ギャク」にしか見えません。
アニメはある意味画面の情報量が少ないので、自由度が非常に高いのです。

では、実写の様な演出がアニメで不可能かと言えば、そうではありません。
「完璧を追求できる」という意味において、アニメは実写を上回る可能性を秘めています。

背景も、人物の動きも、セリフ回しも、全てを監督がコントロール出来ます。
この究極の演出は、原恵一の『カラフル』で見る事が出来ます。
背景の夕暮れの光の変化を、巧みに演出に取り入れていますが
実写では、数分で移ろう夕暮れの光で、一発取りの様な撮影はほぼ不可能です。
非凡とは何か・・・原恵一/カラフル

『たまこまーけっと』の最大の魅力は「動き」です。

オープニングでの「たまこ」の動きは圧巻です。
スカートの揺れ方の一つまで、完璧に神経が行き届いています。

本編でも、実写映画の様なオーソドックスなカメラ位置を意識しながら、
その中で、たまこを始めとする登場人物達が、
完璧にコントロールされた「動き=演技」を繰り広げます。

そして、時々見せる大胆な構図がまた映画的で素晴しい。


フレームアウトしてみせたり

足だけのショットを繰り返したり

ちょっとやりすぎかなと思う構図もあったり・・・

基本的には、小津安二郎や山田洋次が作り上げた
日本のホームドラマの伝統に上にしっかりと乗っかりながら、
アニメならではの世界感を見事に作り上げていて、
「完璧」に近い出来栄えです。


これは「絵作り」だけでなく、「ストーリー」の骨格も
「たまや」と「とらや」に置き換えたら・・・これって「寅さん」じゃないか!!
さしずめ「デラちゃん」が「寅さん」
「たまちゃん」は「さくら」といった所でしょう。
そして、マドンナ役が「しおり」さん。



私、ローソンかファミマが「たまやの豆大福」を売り出したら
絶対に買っちゃいます!!。

元『instant cytron』 (インスタント・シトロン)の片岡知子による音楽も最高でした。


第2位は 『僕は友達が少ない NEXT』



実は2位は迷ったのですが、やはり「はがない」は素晴しい。
何が素晴しいかと言えば、「オタクハーレム展開」というラノベやアニメの王道を
3回転半くらいヒネリながらも、オタクの心に「ジン」と訴える何かがある。

再生産によって純化するライトノベルの本質・・・「僕は友達が少ない」

ハーレム展開というのはモテナイ男子の究極の願望な訳ですが、
ラノベやアニメの視聴者達は、「そんな現実は自分には絶対訪れない」事は百も承知です。

そんなオタクの願望を安直に具現化した「ハレム設定」を採用しながらも、、
「誰かを選んだ瞬間に、このぬるま湯的な人間関係は壊れてしまう」という
極めて現実的な苦悩に主人公は苦しみます。

美少女ゲームでは、「ルートの選択」で済む問題。
「破局」したら、「ルートを選直せば良い」問題ですが、
現実の世界では、ルート選択の失敗は、致命傷になります。

だから、「誰も選べない」という主人公の苦悩は、
極めてアニメ的な構造の中に、極めて現実的な問題を外挿した意味で非常に興味深い。


『僕は友達は少ない』はハルヒを始めとする「ハーレム」ラノベの
いわゆるパロディーの様な作品です。

しかし、原作者の視点は極めて醒めています。
「ハーレム展開」という構造に発生し得る、ほんの少しの歪みを上手く利用する事で、
作品の中に、上手に「情緒」みたいなものを浮び上がらせるセンスは卓越しています。

「集団躁状態」の中に現れる、ほんの一瞬の沈黙みたいな時間に敏感なのです。

そして、これこそが、自分にキャラ付けしてアニメさながらの「躁」を演じる
現代の子供達が、一番恐れる瞬間なのかもしれません。
「オマエ、何素に戻ってんの?!」みたいな・・・。


こういう表現はセンスが無ければ出来ませんので、
原作者のセンスに敬意を表して、第2位としました。

それにしても、第2期は「りかちゃん」の為にある様なシーズンでした。
まさか、こんなにカワイイキャラになるとは・・・。
「もう、りかちゃんでいいじゃん!!」って気がするのですが・・・。


第3位は 『まおゆう魔王勇者』



経済アニメというジャンル・・・『まおゆう魔王勇者』と『狼と香辛料』

世界史の教科書や、現代社会の教科書では伝わらないもの・・・
それは、歴史や経済のリアリティーです。
そこに目を付けて、をれをエンタテーメントに昇華したのにはビックリです。


特に9話の農奴の娘の演説は圧巻でした。
教科書からは伝わって来ない、民主主義の本質がビンビンと伝わってきます。

先物取引や、通貨の変動相場など、興味深い内容が満載です。

第4位は 『PSYCHO-PASS サイコパス』



確実に存在しながら、存在しないもの・・・『PSYCHO-PASS』に見る警戒心の麻痺

これ、ベスト1でも良い内容なのですが、
とにかく「出来すぎ」ているのがツマラナイ。

確かに「SF王道アニメ」なのですが・・・
『たまこまーけっと』『ガールズ&パンツァー』の様な
「開き治った王道感」に乏しい感じが・・・・。

『天元突破グレンラガン』以降、SFアニメは難しくなりました。
(これ、次回取り上げます)

 第5位は 『ROBOTICS;NOTES ロボテクツノーツ』



ロボットは「夢と希望とロマン」だ・・・『ROBOTICS;NOTES』に見るサイバニクスの未来
低血圧の神アニメ・・・『ROBOTICS;NOTES』(ロボティクス・ノーツ) 

この作品、実は大好きなのですが、
オレの瑞榎(れいか)を何故殺したーーー!!
・・・という事で、5位認定。

主人公2人と、その姉との葛藤が物語りの中心なのですが、
この3人が実に良くない。
それとは裏腹に、脇役がとても素晴しいという、実に困ったアニメです。

最終回に突き抜けた感動があれば2位でも良かったのですが、
最終回の出来は、明らかに『サイコパス』の方が上でした。

第6位は 『ささみさん@がんばらない』



バッターボックスに後ろからボールが飛んで来る衝撃・・・『ささみさん@がんばらない』

これ、 新房昭之の超絶演出を堪能する作品ですが、
個人的にはエンディングだけでも十分楽しめました。

ようやく最終回でっさみさんの歌声が聞けた・・・。
エンディングを作詞作曲したヒャダインもようやく一安心でしょう。

第7位 『新世界より』



読書の悦楽・・・アニメでは見たくない『新世界より』 

これは一言、原作を読んで欲しい。
良くも悪くも、アニメや映画の限界を感じさせる作品。


7位以下は、無しです。


そして輝ける スーパーベストワンは『ガールズ&パンツァー』



「あり得ない」を吹っ飛ばす「ディテールの積み上げ」・・・・『ガールズ&パンツァー』 
王道・スポ根アニメ・・・熱過ぎるゼ、『ガールズ&パンツァー』
オタクアニメと侮るなかれ・・・・ただただ素晴らしい『ガールズ&パンツァー』

前期終了アニメなので、ここで取り上げるのは違反ですが、
あまりに凝った映像の為(多分)製作が間に合わなかったので、
ようやく今週、最終話を見る事が出来ました。

「王道」を超える「王道」

最後の戦車の一騎打ちには、手に汗を握りました!!
とにかく見るしか無い!!

「パンツァー・フョー!!」


さて、今回も勝手にベストテンを選出しました。
異論反論、ドシドシお寄せ下さい!!

日本経済の将来は、やはりアメリカ次第・・・インチキ金融の限界

2013-03-28 09:03:00 | 時事/金融危機
 

■ アベノミクスの効果 ■

アベノミクス効果で日本の景気の先行きに明るさが見え始めたと言われています。
リフレ派の高橋洋一氏の主張される金融緩和の効果は次の順で現れると言います。

1) 金融緩和によるマネタリーベースの増加が予想インフレ率を押し上げる
2) ソロスカーブ(通貨間のマネタリーベース比)変化で円安が起こる
3) 輸出企業の業績が好転する
4) 株価が上昇し始める
5) 不動産価格が上昇し始める
6) 輸出企業の売り上げが増加し、徐々にその影響が内需に拡大する
7) 内需の拡大が本格化し、消費が拡大する
8) 設備投資が回復し始める

高橋氏は構造改革派ですから、財政政策には否定的です。
あくまでも金融緩和だけで景気を回復させた場合の予測となっています。

現在は不動産価格に回復の兆しが見え始めた様ですから、
5)のフェーズに差し掛かったと言えます。

今までは金融緩和の掛け声だけでしたが、
今後日銀が本格的にマネタリーベースを増やす中で、
どれだけ内需が喚起されるかが、景気回復のカギとなります。

■ 全ては「実質金利」によって決まる ■

高橋氏は「ソロスカーブ」などと言っていますが、
為替相場も、株式相場も、不動産相場も、
「実質金利」によって動くと私は考えます。

結局投資家は、投資のポジションを「いくら儲かるか」によって決定します。
要は「実質金利が幾ら稼げるのか」が投資判断の基準になります。

■ 金融緩和が成功するかどうかはアメリカの金利次第 ■

アベノミクスの金融政策が成功するかどうかは、
アメリカの金利の影響が、日本国内の影響よりも大きいかも知れません。

日本では国債金利が下がり続けていますが、
アメリカの国債金利は上昇に転じています。
景気回復期待よりも、財政の崖問題などが原因の金利上昇ですが、
日米の金利差が広がり始めています。

アメリカはQE3の出口を模索し始めています。
しかし、QE3を終了すると、低利の資金が枯渇して景気が失速し、
最悪は金融危機の再発という事態を招きます。

そこでアメリカが目を付けたのが日本ではないでしょうか。

1) 日銀に大胆な金融緩和を実行させる
2) アメリカの金利を少しずつ上昇させる
3) 日本の金利はゼロ張り付く
4) 円キャリートレードの復活で、金利の安いマネーがアメリカに供給される

私はアベノミクスはアメリカの描くアメリカの出口戦略の一部だと考えています。

■ 2002年から2008年頃に似た偽りの実体の無い景気回復 ■

アベノミクスで日本経済のV字回復が期待されていますが、
輸出企業の業績は、自民党政権末期も悪くはありませんでした。
円安による輸出の好調で、「イザナギ景気越え」の、長期の景気拡大を記録しています。

ところが輸出企業は、利益の多くを株主に分配し、
一方で非正規雇用による人件費圧縮でさらに利益を拡大しました。
株主の半数近くを外国人投資家が占める日本の大手輸出企業は、
最早、日本人に利益を還元する事は無かったのです。
(社員は別ですが、社員の比率はドンドン低下しています)

一方で、世界で唯一ゼロ金利政策と量的緩和を実行していた日銀の資金は、
アメリカの金利に誘われて、国内では無く海外に流出しています。
所謂「円キャリートレード」です。
この安い金利の資金が、アメリカでサブプライムローンを支えていました。

■ 円は消えて無くならない ■

三橋貴明氏は円は消えて無くならないのだから、
円キャリートレードが発生しても円は日本国内で使われると主張します。

しかし、実際に2002年から2008年当時、
私達は景気が回復しているという実感を持っていません。
むしろ物価は下がっていましたから、デフレが進行していました。

では、日銀の緩和マネーはどこに行っていたのでしょう。

この時期、輸出企業は輸出増を背景に内部保留を拡大しています。
こららの資金は銀行に預け入れされたり、
あるいは、海外で金利目的に運用されていたります。

一方で輸出企業は設備投資を拡大していましたので、
内需もソコソコの規模で発生していたとも言えます。
実際にこの当時、輸出企業の正社員のボーナスは高かったですし、
工場の設備増強などで、建築業界にもある程度の資金は流れていました。

2002年から2008年を振り返ると、
2003年頃からは百貨店の新規出店も加速しいましたし、
郊外の大型ショッピングモールの建設ラッシュも起きていましたので、
消費者心理もそんなには悪くなかった様に思います。

■ 新興国からの安い輸入の増大が、物価を押し下げていた ■

今から思えば、この時期日本は「軽い好景気」だったのでは無いでしょうか?

しかし消費者物価はそれ程値上がりしていません。
年平均の消費者物価は2007年になってようやくプラスに転じています。


http://ecodb.net/country/JP/imf_inflation.html より

1) 新興国の生産力が増大
2) 新興国の技術力が進歩
3) 日本の輸出産業生産拠点を新興国移転

これらの要因、世間的には「ユニクロ効果」によって、
日本の消費者物価は、強い下落圧力を受けていたのでしょう。

ですから、内需産業は物価下落によって売り上げが下がり続け、
結局、賃金も下がるというデフレ状態が発生していた。

外需の好景気を、内需の値下がりが相殺する形で、
好景気と言われる割には、私達には景気回復実感が乏しかったのでしょう。

しかし、リーマンショック後から比べれば、
当時ははるかに景気が良かった事は確かです。

■ アベノミクスは先の好景気を超えられるか? ■

日銀の金融緩和は、円安と輸出企業の業績回復までは達成するでしょう。、
ここまでは、先の安倍政権時代とたいして変わりありません。

問題は、それ以上の需要を国内で生み出せるかどうかです。
それには、やはり「インフレ予測」を高める必要があります。
「日銀がジャブジャブお金を刷るのだからインフレになる」と市場に思わせる必要があります。

アベノミクスはそこにさらに「公共投資」を加えて
インフレ予測を確実なものにしようと試みています。
これは、その後の景気回復で財政が改善するのであれば有効な手段です。

高橋洋一氏ら構造改革派のリフレ論者は、
公共投資の拡大は好ましくないと主張しますが、
金融政策の緩和だけでは、円キャリートレードを生み出すだけで、
内需が本格的に回復しないのは2002年~2008年が証明しています。
(アメリカの金利にもよりますが)

いずれにしても「インフレ予測」は、
「株価」や「不動産」が値上がりするという予測につながり、
これらの価格が本格的に回復し始めれば、プチバブルが訪れます。

現状も株価の値上がり率を見れば、充分プチバブルですが、
株価を牽引しているのは外国人投資家の様です。
彼らは円安になった分、日本株を買いましているだけとも言えます。

国内の投資家達は、永年の冬の時代にすっかり臆病になっていますから、
3月決算後も株価が持続する事を確認してから、
本格的に動きだすのかも知れません。

株価が本格的に回復し始めると、「株で儲けた人達」が現れ始めます。
この人達が、車や不動産などにお金を使い始めると、
不動産価格の上昇が始まります。

■ 個人消費の回復は住宅価格の回復から ■

不動産価格が上昇し始めると、庶民の住宅ローンという不良債権の価値が回復します。
現状、住宅価格が元本割れして、ローンの借り換えが出来ない人達も、
住宅価格が回復すれば、低利のローンへの借り換えが容易になります。

ローンの負担が軽減すれば、個人の可処分所得が増加して、
それが消費も回れば、内需の歯車が回転し始めます。

■ 問題は出口戦略 ■

ここまで、トントンと上手く事が運んだとして、
その先には「出口」が待ち受けています。

そう、日銀による金利の引き上げです。
この時、日本の財政が税収増で改善していなければ、
金利の上昇は、国債の金利負担を一気に増加させ、
日本の財政の継続性に赤信号が灯ります。


■ 出口の前に、世界経済が破綻しそうだ・・・ ■

アメリカの描くQEによる景気回復も日本と同じ様なシナリオでしょう。
だから、盛んに株式市場を刺激して景気回復のイメージを作り出しています。
そして、住宅価格の回復を懸命に演出しています。

しかし、問題はアメリカの金融機関には依然大量のい不良債権が眠っているという事。

日本のバブル崩壊は不動産バブルの崩壊でした。
不動産価格は一気に下落しましたが、無価値には成りませんでした。
金融機関の不良債権も、金融庁が徹底的に洗い出しました。
オリンパスの様な飛ばしもありますが、
日本の不良債権はあらかた明るみに出て、
日本は粛々とその精算を続けています。


一方、リーマンショックで欧米の銀行が抱えた不良債権は日本のバブルの比ではありません。
彼らはインチキ住宅証券を、さらにレバレッジを掛けて取引していましたから、
これらのゴミ証券や、怪しげなデリバティブがどこかに死蔵されています。

欧米の銀行のストレステストなんて建前だけでしたから、
日本に様な条件で、不良債権を洗いざらい明らかにすれば、
世界の大手銀行はどこも未だに、経営破綻状態でしょう。

これらの隠された爆弾が破裂するのは、
金利が上がる瞬間です。

だから、アメリカはQE3を止める事が出来ない。
FRBがひたすらMBSと国債を買い続けています。

これは国民の将来の税収で、不良債権を買い続けているに等しい。

キプロスでは、一気に国民に負担を迫りましたが、
アメリカでは、ジワジワと将来の国民負担が積み上がっています。
一方で、不良債権をFRBが買い上げる事で銀行を利益を拡大しています。

・・・これが続く訳が無い・・・。

結局私たちは、アベノミクスの成否を心配するよりは、
アメリカのインチキ財政と金融システムの崩壊を心配する方が、
現実的なリスク管理となるのでしょう。

勿論、欠陥通貨であるユーロも相当にヤバイ。
キプロスの現状を見たら、南欧諸国の預金は一斉に逃げ出すかも知れません。


結局、世界の危機は同時多発的に発生し
人々は逃げ場も無く、次の世界を選択せざるを得ないのでしょう。



本日も、朝から気分が暗くなる「当たらない人力予測」でした。

たまには「アベノミクスでウハウハ!!」って記事を書けよと言われそうですが、
そういうのは、マスコミや自民党サポーターにお任せします。



3月を乗り切る・・・あと2日乗り切れば決算はクリアー

2013-03-28 09:02:00 | 時事/金融危機
 

■ 3月27日はどうにか乗り切った ■

アベノミクス絡みの3月相場が崩れ始めるとすれば
株の配当絡みで3月27日という予測も聞かれましたが、
どうやら、昨日の株式市場は多少もみ合っていますが、
若干のプラスで終了しています。

日経平均株価が下がり掛けると、
買いが入って買い支えている様に見えるチャートですが、
実際の所はどうなのでしょうか・・・。

ヨーロッパでキプロス危機が「宙ぶらりん」状態で、
とてもユーロ圏には資金還流出来ない事も幸いしたかも知れません。

一方、嘘か本当か、アメリカの経済指標は上向いているので、
ヨーロッパを回避した資金が、ダウに流れ込んでいる様です。
日経平均株価はダウに連動する傾向を見せるので、
ユーロ危機に感謝といった所でしょうか?

日本の企業関係者は、このまま何も起こらないまま、
3月期末の決算を乗り切りたいと、神にも祈る心境でしょう。

■ マスコミの宣伝効果で個人消費に回復に兆し ■

TVでは連日、アベノミクス効果が宣伝されているので、
世の中にだいぶ、景気回復への期待が醸成されて来た様です。

春の訪れも人々の気持を明るくするのか
百貨店の買い物客も増えている様です。
消費が回復しているのは高齢者が中心の様ですが、
株で儲けたのか、プチセレブの若い奥様達の姿も目に付きます。

いずれにしても個人消費が上向く事を喜ばしい事です。

■ 不動産価格も回復の兆しが見える一方で、低迷する自動車販売 ■

不動産価格もインフレ期待で少し回復している様です。
不動産価格を牽引しているのは個人の取引というよりは
不動産業者やファンド関係が動き出したのでは無いでしょうか。
本格的に物件が値上がりする前の、
金利が低い内に在庫を充実させておこうという動きでしょう。

その一方で、大型の耐久消費財である新車の国内販売は低調の様です。
2月の国内販売(軽を含む)の前年度同月費は、マイナス8.1%と振るいません。
特に、軽自動車以外の落ち込みが、前年同月比マイナス12.2%と顕著です。
こちらは、エコポイント制度で需要を先食いした反動が尾を引いているのでしょう。

■ 円安でも低調な輸出 ■

一方で輸出はマイナスで推移しています。
本来円安で輸出増となるはずですが、ヨーロッパは景気後退局面、
ヨーロッパの不況に引っ張られる形で中国やその他の新興国も景気には黄色信号が灯っています。

唯一、好調に見えるアメリカですが、
こちらも日本車の1月の輸出台数は北米向けが前年同月比89.8%。
アメリカ国内での自動車販売台数は増えているので、
円安でありながら、日本車の輸出不振の理由は、
在庫が無くなるまでは値下げされていないなどの理由が考えられます。

一方、アジア諸国への材料や部品の輸出は、
輸出先の台湾などから、円安分、価格を割り引けとの圧力が掛かっています。
ここら辺が、素材、部品輸出の辛い所で、価格決定力は輸入国が握っています。

■ 金融緩和が動き出す ■

アベノミクスは期待は先行で日本の景気の先行きに薄日が射しています。

しかし、実際の政策としては補正予算の成立と、
日銀総裁副総裁をリフレ派に変えただけです。
補正予算の実行も10%程度ですから、景気刺激効果が出る段階ではありません。

麻生さんではありませんが、
「まだ何もやっていない。ちょっとアゴしただけ」とも言えます。

昨日、黒田日銀総裁が金融緩和の具体的は方法に言及しました。

1) 日銀の国債購入を1本化する
2) 残存年数の長い国債も買い入れる
3) 日銀券の発行総量による規制を緩和する

概ねこの様な内容で、これを受けて長期金利が低下しています。
銀行は日銀の当座預金に資金が積み上がっていますから、
優良な物件があれば投資に積極的な様です。

ところで銀行にとって優良な物件とは何かと言えば、
担保がしっかりしている借り手です。
中小企業でも担保のある無しで、明暗がはっきり分かれている様です。

不動産価格が上昇し出せば、担保価値が増えるので、
少しずつですが、貸し出しも増えて行くでしょう。

しかし、土地担保が無ければリスクを負わない日本の銀行は、
日本の景気回復を邪魔し続けています。
ここら辺は、アメリカの銀行などを見習うべきです。

■ 3月末で金融円滑化法(モラトリアム法)が終了する ■

一方で、実質的には経営が破綻しているであろう数万件の中小企業に、
モラトリアムで融資し続けたてきた中小の銀行は、
モラトリアム解除によって、どの位の損失が出るのか戦々恐々としています。
とても、担保も取らずにこれらの企業にさらなる融資を出来る状態で無い事は理解出来ます。

3月末に起源が切れる金融円滑化法(モラトリアム法)の影響が
中小企業にどのくらい出るのか、心配な状況が続きます。