■ 脱初心者にチャレンジ ■
ハイ、皆さま御馴染みの「ヤビツ峠」。
名古木交差点の交差点から峠まで12km弱で660m程度を登る峠道。関東一円のロードバイク乗りがタイムアタックに集まります。
50分切り・・・・初心者
40分切り・・・・初心者卒業(中級者)
私は10年以上、ロードバイクに乗っていますから自称「中級者」ですが、未だヤビツで50分を切れません・・・だって、いつもギアー比3程度のシングルギアーでチャレンジするから・・。
では、ギア付きだったら40分を切れるのかと言えば・・・実は鹿野山でタイムを計っても、シングルギアーとギア付きのタイムに大差は有りません。何故なら・・・シッティングのペダリングが下手くそだから。
前回のヤビツアタックはギアー比3の固定ギアで51分程度だったと記憶しています。ギアー付きなら50分は切れると思いますが。45分は多分無理・・・。
皆さん、40分を切る為にローラー台を回し、カーボンホイールを買って挑む訳ですから、体重70kgのメタボオヤジが軽々と40分を切ってしまったら申し訳無い訳で・・。
■ ギアー付きだってキツイものはキツイ ■
今回のチャレンジは、ヤフオクでゲットしたBASSOのASTORA。カンパのユーラス、コンパクトクランクの坂道仕様です。昨年はアイスバーンで転倒して以来、ベストの状態で無かったので、ようやくチャレンジしてみます。
45分は切りたいと頑張ってペダルを踏みますが・・・蓑毛の激坂を過ぎて緩斜面になってからペースアップ出来ないのはいつもと同じでした。
結果は・・・49分45秒(途中2回も信号に引っかかりました(タイム計測は含まず))
うーん、やっぱり・・・。シングルギアと大差無い・・・。
■ 罰ゲームとして都民の森を登ろう!!! ■
50分をギリギリで切るという屈辱の結果に愕然とすると同時に、自分に鞭を打つ事を決意します。
いつからムチを打つって・・・「今でしょう!!」
と言う事で、これから「都民の森」を目指します。スマホの地図で確認したら、相模湖経由で行ける距離です。甲武トンネルという長いトンネルを抜けて行くらしい。トンネルだから、峠を回避しているハズ?都民の森までは大した登りは無いと見た!!
新緑の裏ヤビツを慎重に下ります。(ここ、ブラインドコーナーが多くて道幅が狭いので、観光シーズンは、とても危険!)
宮ケ瀬湖の手前、車道が二車線になった所から全力で漕ぎます。これも鞭デス。
宮ケ瀬湖に寄らず、国道413号を走り、最短で相模湖に抜けると思われる県道518号をチョイス。初めての道ですが、道志川を越える橋が絶景だったので、写真を撮ります。
■ 牧馬(まきめ)峠って結構な坂じゃねぇ? ■
川を渡る為に下った道は、再び登り坂に・・そして、さらに登る・・・登る・・・登る・・・。
この道、相模湖に抜けるまでに峠を一つ越える様です。今の私は「登り坂」はご褒美です。鞭ですから・・ぶひぃ。
しばらく登ると、道幅が急に狭くなります。大型車の通り抜けを規制している様です。
ゲートを抜けてしばらく走ると峠の頂きに到着します。鞭ですから「休み」などというご褒美は禁物。そのまま下り坂に突入します。
後でスマホで調べたのですが、この峠、「牧馬峠」と言うらしい。「ギフチョウ」の生息地なのだそうだ。どうりで「秘境感」がプンプンする訳だ。
下り坂は結構急坂です。滑り止めの〇パターンがしばらく続きます。鞭としては、こちらを登りするべきだったかも知れません。
■ 都民の森は無理かも知れない・・・ ■
峠を下ってから、しばらく緩い登り下りを繰り返して、相模湖までやって来ました。高校の遠足石老山に来て以来です。(いや、その後、根堀を持って一人で山野草を盗りに・・・イヤ、採集に行ったっけ・・・)
甲州街道を藤野駅の直前で右折すると、都民の森に行けるみたいです。しかし、藤野の手前のコンビニで小休止しながら時計を確認すると14時を回っています。風張峠を越えて、奥多摩駅まで50Km程度残っていますが、ちょっと日没が心配・・。
ダメなら甲武トンネルの先を右折して、武蔵五日市から電車にすれば良いか・・・などと適当なリカバリーコースを設定して、県道522号線を北上します。のどかな山間の景色が続きます。
■ 「和田峠」って・・・あの「和田峠}? ■
しばらく走るとT字路に突き当たります。都民の森方面は左折ですが・・・・行先表示を見ると、右折方向に「和田峠」と書かれています。
「和田峠」って東京の激坂4天皇の一つじゃないですか。こんな所にあるのですね。これは、一つ鞭を頂きに行くしかありません!!・・・・そう考える時点で、都民の森はムリゲーと判断しているのですが・・・。だって、都民の森の方向と思しき辺りには「高い山」がそそり立っていますから。
弱気になって「和田峠」をチョイスしてしまいました。「風張林道に比べたらチョロイ」とネットに書かれていたので。
しばらく2車線の道を登ると、谷を跨いで鯉登りが青空を泳いでいます。これだか並ぶと壮観ですが、何故かメザシを想像してしまう私・・・。カルシウムが足りなくなっているのでしょうか?
しばらく進むと、斜度が上昇して来ます。ここからは「足着き無し」を自分に課します。鞭ですから。(写真は走行しながら)
イイ感じの集落の中を、結構な激坂を登って行きます。
民家が途切れると「林道」の入り口のゲートが現れます。この先は12%程度の直線の登り坂がしばらく続きます。蓑毛の登りみたいです。
その後もつづら折れで急傾斜が続きます。(写真は当然撮影出来ず)
途中、展望が開けた所で富士山が遠望できる絶景ポイントを通過しますが、ここは休まず登ります。(鞭ですから)
コンクリート舗装の急坂を越えると、和田峠に到着します。ハイキング客が沢山いらっしゃいました。
■ 和田峠、取ったぞぉーーー!! しかし・・・ ■
風張林道、都民の森に続き、和田峠も取ったぞぉー!!
そう思いながら、下り坂に進みます。・・・・あれあれ、和田峠の激坂って、東京側だったのですね。ヤバイ登り坂(私は下り)が延々に続いています。ハイキングの人達が登って来ます。
そして、そのヤバイ登り坂を、荷物を満載した自転車の集団も登って来ます。大学生のサークルの様です。一通り下るとバス停が現れます。ハイキング客はっこでバスを降りて峠までを登る様です。
一瞬、ここから和田峠を攻めようかと思いましたが、又の機会にします。ダラダラ登っても面白くありません。(実は足がイッパイでした・・・)
ここからは斜度も緩やかになり、道の両側に民家が増えて来ます。結構な向かい風ですが、車の後ろに張り付いて、楽をします。(鞭にならないですね・・・)
この道、「陣馬街道」と言う様です。
交差点の行先表示は直進が「八王子市内」、右折が「高尾」とあります。右が登り坂なので、「高尾」をチョイス。(鞭ですから)
トンネルの手前の登り坂で太腿が攣りますが、どうにかなるレベル。ゆっくりペダリングをして治します。
大きな「八王子霊園」を過ぎて、高尾駅に到着します。中央線の始発が多いので、これは便利です。電車で一気に浦安まで戻り、本日のライドは終了。
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「鞭」としては3000m程度は登るべきでしたが、連休後半にアドベンチャーが控えているので、今日の所はこれで勘弁してやろう!!
それでも2000m程度は登りました。
朝9時に伊勢原を出発して、16時に高尾に着きました。やはり、千葉県よりも沢山登れますね。
<追記>
ASTORAは、人生初のコンパクトクランクですが、フロントギアーのチェンジで、リアを送る枚数が増えるだけの「不便」なクランクという印象しか有りませんでした。
しかし、10%越えが続くコースや、激坂が続くコースでは、チョーー楽ちんです。
帰宅後、アドベンチャーライドに備えて、エンデュランスロードのニールプライドのゼファーにコンパクトクランクを乗せ換えてしまいました。これでロングライドの後半にラスボスが出現しても無駄死にはしません!!