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経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

2023 秋アニメ オススメ

2023-11-21 05:54:11 | アニメ

暗いニュースばかりの昨今ですが、アニメでも観て明るい気持ちになりたい。

・・・ところが『君は放課後インソムニア』ロス で、何を観ても面白く無い・・・・。

「お父さん、葬送のフリーレン観てる」って娘に聞かれて、2話目途中まで観て「異世界ものは、もう何観ても面白く無いからな~」なんて言っちゃう始末。ゴメンナサイ!フリーレン様!!・・・素晴らしいです。メチャクチャ素晴らしいです。

そんなこんなで、酒飲みながら、寝落ちしながら観始めた2023秋アニメ、中盤まで観て、意外に面白い作品が混じっている事に気付きました。

 

 

『僕らの雨いろプロトコル』 より

「プロゲーマーを目指す高校生の話」と一言で書いてしまうと、なんだか「Youtuberに憧れる小学生」並みに薄っぺらな感じがしますが、実は色々と重たい設定の物語です。

主人公の時野谷 瞬(ときのや しゅん)は高校2年生。父を交通事故で無くし、同じ事故で妹は下半身不随に。家計は苦しく、彼は特待生で高校に通っていますが、幼馴染の一つ年上の稲月 望(いなつき のぞみ)の父親が経営するゲーム喫茶で、毎晩遅くまでバイトをして家計を助けています。彼は小学生の頃はネット廃人同様にオンラインゲーム三昧の生活を送っていましたが、事故をきっかけにゲームから足を洗っています。

ところが、バイト先が運営するプロゲームチームの解散危機によって店が倒産危機に。何とか賞金を稼いで店を存続させようと、昔のゲーム仲間で幼馴染の仙堂 暁斗(せんどう あきと)が瞬を誘います。彼はゲームから無理やり距離を取っている瞬の気持ちを知っているのです。「バトルロワイヤルで最後まで生き残れなかったら、お前はチームに要らない」と挑発する暁斗に、瞬は嫌々応じます。最初は勘が掴めず苦戦しますが、ゲームの中で昔のゲーム仲間の爆裂君に出合い、覚醒します。

プロチーム戦は5人体制なので、残り二人はオーディションで選びます。肥満体ですが、ゲームの腕は確かな長嶺 流星(ながみね りゅうせい)がチームに加わり、残り一人の枠に応募して来たのは・・・何と国民的美少女女優の「ユウ」だった。しかし、彼女が応募して来た本当の理由は・・・。

製作総指揮 - 夏目公一朗というテロップを観た瞬間に視聴決定。シリーズ構成と脚本は高山カツヒコで手堅い。オリジナルのストーリーですが、この布陣で面白く無い訳が有りません。

剣と魔法、異世界転生モノに席巻されたアニメ界において、等身大の高校生を描く作品は貴重ですが、今が旬のプロゲーマーをテーマに持って来る当たり、流石のセンスです。さらに、瞬が母子家庭で「苦学生」と言う最近は珍しく無くなった生活環境である事で、浮ついてしまいそうな題材に重さと実感を与えています。妹の治療費を稼ぐ為にプロゲーマーにりたいと言い出した瞬に、母親は「そんなギャンブルみたいな仕事を目指さないで、もっと堅実な道を。最近成績も落ちて来てるじゃないの」と叱ります。このセリフをきちんと書ける脚本家は信頼が置けます。

でも、1話目を観た時点で、これはヒットしないなと確信しました。何故ならば、イマドキのアニメ視聴者は、作画が悪い作品を全く評価しないから。そして、肝心のゲームのCGも10年前のゲームみたい・・・。ここをリアルなゲームでなくて、ヌルヌル動くCGの神作画にしたら、或いはウィクロスみたいな擬人化した表現にしたら、この作品は覇権だったかも知れない・・・。

物語はライバルの出現や、三角関係といった王道展開で飽きさせません。そして何よりも瞬の妹の美桜(みお)「尊い」!・・・しかし最新話のラストで不穏な気配が・・・。この作品、個人的には今期一番楽しみです。

 

因みに舞台は川越。エンディングは氷川神社の裏の桜ですね。『月がきれい』の聖地。瞬を想う2人が待ち合わせて夜桜見物に向かう。お互い、瞬をどう思っているのか気になる微妙な乙女心が描かれた、素晴らしいEDです。

 

『はめつのおううこく』 より

青年誌らしい作品。

神は人類と魔女を作り、神の力を分け与えられた魔女は、人類を庇護するように神に託された世界。人と魔女は共存共栄の関係でしたが、科学の急激な進歩が、このバランスを崩します。世界帝国リディアの王は、今まで上から目線で人類を支配していた魔女に対して「魔女狩り」を始めたのです。魔法を封じる機械によって、魔女達は為すすべも無く、人に狩られてゆきます。

優秀な魔女クロエは、人の追ってを逃れて放浪していますが、旅の途中で人間の子供アドニスを助けます。気まぐれにアドニスに魔法を教えますが、彼の「記述式償還魔法」はクロエの与えた魔法のペンの威力によって、強力な効果を発動します。そんな二人が帝国に捕まり、クロエはあえなく斬首、アドニスも永遠に拘束されます。

ところが、刑務所の反乱に乗じてアドニスが解放されてしまいます。クロエに復讐だけを心の糧とするアドニスは、魔法の力で帝国を滅ぼそうとしますが・・・魔法を無効化する装置の前に遭えなく敗退。ところが、彼を助けた者が・・・それは魔女だったのです。人の手の及ばぬ秘境に逃げ延びた魔女達は、アドニスに一つの望みを掛けています。はたして、アドニスは魔女の要請に応えるのか・・・。

首が飛んだり、血が噴き出したりとグロい描写が多い作品で、世界観の構築も雑ですが、「復讐劇」を基調とする「ダークファンタジー」なので、「復讐心の濃度」の高さこそ、この作品の面白さだと思います。そして、アドニスがどう救われるのか、あるいは救われないのかに興味が涌きます。

原作はそこそこの発行部数の作品の様ですが、アニメのメインの視聴者からは、ちょっと外れた作品です。『ゴールデンカムイ』の様な萌え要素や、アイヌの生活を知る様な知的好奇心を満たす要素も無いので、人気は出ないと思いますが。しかし、青年誌の作品が持つ「外連味(けれんみ)」を味わえる作品としては面白い。

もっとも「グロテスク表現」的には、『チェンソーマン』や『呪術廻戦』といった少年誌の方が、遥かに過激な表現になっている昨今、青年誌のグロテスク描写はカワイイ物に見えてしまうのも確か。しかし、『チェンソーマン』や『呪術廻戦』をジャンプ本誌に掲載して、子供も読んでいる日本は狂ってるよね。まあ、昔から『ドーベルマンデカ』とか、今なら青年誌で掲載されるべき作品のオンパレードだったけど・・・。

 

『アンダーニンジャ』 より

こでも青年誌原作の作品。明治維新で忍者組織が解体されずに、スパイ組織として多くの忍者集団が暗躍する世界。第二次世界大戦後は、アメリカが忍者を手駒として、特殊任務に使っています。国内でも、大勢の忍者が、企業や政府組織の下で暗躍しています。

厚労省の忍者組織の壊滅の為、ある高校に通う事になる雲隠 九郎(くもがくれ くろう)「下忍=アンダーニンジャ」です。上忍の命令で、任務をこなす日々ですが、高校生ながらオッサンの様な風貌と物腰。安アパートで、隣人達とヌルーい日常を送っていますそんな彼に高校潜入の任務が与えられ、敵忍者と戦う事になりますが・・・。

イヤー1話の出来が素晴らしい。オフビート感は、青年誌の作品のある種の特色ですが、隣の部屋と押し入れで繋がり、一階には風俗のお姉さんが住んでいるというのは、『めぞん一刻』へのオマージュとも言える。アパート物のユルーいビートと、忍者の戦闘というハードな世界を合体させるというウルトラCの作品ですが、忍者組織間の対立など、設定はしっかりしていてハードボイルド。

こういう作品に反応しないと、アニメはダメになっちゃうよね。

 

『め組の大吾』 より

多分、消防庁全面バックアップの作品でしょう。

1話目に作画のカロリーを全振りして、後は物語の面白さと言うか、消防隊員の日常への興味で観させる作品。少年誌にこういう作品って大事でしすよね。これを読んで、あるいはアニメを観て、消防士を志す子供達が少なからず居るハズ。「コチカメ」観て警官になった子供もきっと・・・居ないか・・。

高校を卒業して消防士になった3人の男女の成長物語ですが、本来は実写向きの作品。敢えてアニメ化した辺り、消防庁の期待が透けて見えます。良作です。大人の鑑賞に充分に耐える作品。

 

『MFゴースト』 より

バリバリ伝説』『頭文字G』しげの秀一の原作私達の世代には懐かしいマンガ家です。とにかく、車やバイクを描くと天下一品ですが、人を描くと、デビュー前のアマチュア以下というのが、この作家の特徴。関節変じゃねー?って絵ですが、そこがイイ。何故かヒロインがチョーカワイく見えるんだよね。そして、オッサンキャラの中年らしい汚らしさも良い。

最新のCG技術で、レースシーンは手に汗を握る映像の連続。箱根の国道1号線を、高速でダウンヒルするって・・・・四輪でも命が幾つあっても足りない。さらに、パワーグリップレシオを揃えるという、面白い発想のレギュレーション。

自転車で何度も下った坂だけに、グリップの弱い状態で、あの坂を下る怖さは手に取る様に分かります。非力なエンジンで坂を上る辛さも・・・・

 

『葬送のフリーレン』 より

原作の評判は知っていましたが、アニメは2話目前半で挫折・・・「又、異世界かよ。お腹一杯だよ」って感じでした。

 

フリーレン様、ゴメンナサイ!!

私、五体投地して謝罪いたします。

 

この作品、立ち上がりは悪いのですが

構成力が神

1000年前と、80年前と、現在の間を物語が行き来しますが、時代が縦糸を、エピソードが横糸を成して、素晴らしいタペストリーを織り上げて行くような構成には、ただただ脱帽。原作がスゴイのです。

 

アニメは動く作画を極力避けて、絵のクオリティーを維持していますが、10話に作画力を全集中!!痺れました。フリーレンだけじゃなくて弟子も強いのね・・・。

この作品を褒める人は多いと思うので、あまり書きません。とにかく、物語の「構成」の手本として、じっくり見るべき作品。

 

因みにEDは今期では突出した出来栄え。

オープニング大賞は「SPAY FAMILY」です。世界の湯浅監督はやはり凄い。ストーリー性を持ちながら、アニメならではの動きと画面の使い方には震えます。凄すぎて、本編が霞んでしまうのが珠にキズ。

 

2024冬アニメはコレだ!!

 

『戦国妖狐』 より

ここで冬アニメの予告を。なんと『プラネットウィズ』『惑星のさみだれ』水上悟志『戦国妖狐』がアニメ化されます。

熱狂的なファンを持つ水上悟志ですが、アニメ化では『惑星のさみだれ』で失敗しています。現在のアニメファンは「作画厨」だらけで、作画の良し悪しを作品の良し悪しと勘違いしています。

水上作品は、原作の絵が、そもそも「マンガ絵」で、今の作画偏重のアニメには合いません。さらに表現も「マンガの王道」で、細かな構成や演出よりも、ダイナミズムを重視します。感動のウネリを高める為のキャラクターの動きやセリフ。セリフも大上段から振り下ろすかのごとく叩きつけて来るので、これをアニメで声優が演じると・・・ダサく感じてしまう。

そんなアニメ化の難しい水上作品ですが、戦国ファンタジーの『戦国妖狐』が2024年1月から放映されるらしい。何と、3期構成が決定していて、製作は既に後半に入っているそうです。世の中にはチャレンジャーが居るものですね・・・。(ありがとう、涙が止まりません)

シリーズ構成は今をときめく花田十輝、音楽は『葬送のフリーレン』のEvan Call。彼、バークレイで音楽を学んだアメリカ人ですが、オタクが高じて観光ビザで日本に来て、今では『鎌倉殿の13人』や『私の幸せな結婚』などの音楽を担当するまでに。『葬送のフリーレン』で聞く限り、派手な感じは少なく、確実なメロディーを、しっかりとしたオーケストラが支える感じです。和音が重層的で美しい。スコティッシュなシンプルなメロディーの後ろを、ゆるやかにオーケストラが支えていたりしますが、オーケストラは背景音の様な効果を狙っています。『ユリシーズ ジャンヌダルクと錬金の騎士』の岩崎琢を彷彿とさせる(地味な時の岩崎拓)。これって、学校でしっかりと和声とかオーケストレーションを学んでいないと出来ない仕事ですよね。ちなみに岩崎琢は東京芸大在学中に日本現代音楽協会新人賞を受賞を受賞しています。『グレンラガン』みたいな四つ打ちだけじゃないんですよ。

PVを観る限り、作画厨が拒絶する事は無いと思いますが(キャラの腕が岩だからな・・・ダメかな・・・。)水上作品がもっと多くの人に知られる様になれば嬉しい。

 

因みに、私は『戦国妖狐』の原作も買いましたが、同時にこの作品も中古で手に入れました。

『ハトよ天まで』 より

手塚治虫が絵本「龍の子太郎」に触発されて描いた作品で、この作品無くしてはも『犬夜叉』も生まれなかったでしょう。1964年から67年まで産経新聞で連載されていたそうです。マンガ半分、文字半分の絵物語的な構成です。

私の中学の図書館はマンガ禁止でしたが、何故か「初期手塚治虫全集」と言うハードカバーの立派な本が揃っていた。殆どの作品が印象に残っていませんが、『ハトよ天まで』は何度も読み返しました。とても好きな作品です。

山の神と天狗の争いで住み家を追われた龍が淵の主の大蛇の竜田姫が、人間の双子を拾い育てる所から始まる物語。貧しい農村に残って自然や神の脅威に立ち向かうと決めた弟のハト丸と、都に出て武士として出世して故郷を救おうと決めた兄のタカ丸。二人の成長と対立の物語は、民話ファンタジーの草分けとして貴重な作品ですが、内容は今読んでも面白い。

そして、『ハトよ天まで』の正統な進化として『戦国妖狐』が存在します。

人と隣(かたわれ)と呼ばれる「人ならざる者」が存在していた戦国時代。人が好きな妖狐と、人嫌いな仙術使いの少年、そして侍を志す農民と、隣を倒す為に肉体改造された少女の出会いから物語は始まります。時に悪い隣を退治し、時に隣退治の坊主に集団と戦いながら、お互いの絆を深める四人?ですが・・・。さわりはYoutubeにPVがアップされているので、そちらで。

アニメ化が難しい水上作品だけに、原作を先に読まれる事をお勧めします。今はアニメ化とタイアップで、合冊本が発売されています。(現在は「世直し兄弟編」だけ出版されていますが、順次発売予定)

 


「やり過ぎ」のハマスとイスラエル・・・その目的を妄想する

2023-11-07 04:30:40 | 時事/金融危機

共同通信 より

■ ハマスもイスラエルも不自然にやり過ぎじゃねぇ? ■

ハマスのイスラエル攻撃に端を発した、イスラエル軍のガザ侵攻ですが、地上部隊も投入され、「皆殺し」や「民族浄化」の状況になっています。アラブ各国を始め、西側を除く多くの国がイスラエルを非難し、西側でも一般市民からは批判が高まっています。

陰謀論的には、「イスラエルが影で操るハマスが大規模な先制攻撃を仕掛け、その仕返しにイスラエルがガザに進行して、ガザ地区を制圧する」といのが一般的?な見方となっています。イスラエルの目的は海底ガス田(油田)と運河とも言われています。

しかし、今回の大規模攻撃の応酬は、不自然さが付きまといます。ハマスはこれまでもイスラエルに散発的にロケット弾を撃ち込むなど、イヤガラセを繰り返していましたが、ロケット弾を大量に一気に発射して迎撃システムを無効化する様な飽和攻撃を避ける事で、イスラエル側の被害を最小限に抑えていました。いわば、攻撃はパフォーマンスだった。イスラエルが、空爆などで10倍返しをして紛争は一段落していた。

ところが、今回ハマスは、大量のロケット弾の飽和攻撃で、確実にイスラエル人の被害を狙い、且つ、壁を越えイスラエル領内に直接攻撃、多くの人質を取りました。これは明らかに「やり過ぎ」で「自滅的」な行為です。

一方で、イスラエルの反撃も「やり過ぎ感」が強い。地上部隊の投入は予測されていた事とは言え、女性や子供達が多数残っている状況で、ビルを破壊しまくり、犠牲者を不必要に増やしています。名目は「ハマスの拠点を叩く」事としていますが、明らかに殲滅戦を仕掛けています。当然、民間人の犠牲者が増えれば、周辺のアラブ諸国を不必要に刺激し、国際世論も敵に回します。「空気を読まない事で有名」なイスラエルですから、目的の為に手段を選ばないと言えばそれまでですが、その目的が「油田利権の確保」だとしたら、もっと平和的な方法でも達成可能で、不必要に周辺アラブ諸国を煽る必要はありません。あきらかに目的を持ってやり過ぎている・・・。

 

■ 中東戦争、或いは第三次世界大戦のトリガー役を演じるハマスとイスラエル ■

世間的にはハマスの攻撃に対するイスラエルの報復という図式ですが、ハマスは元々、パレスチナの主流派だったアラファト議長率いるファハタに対抗する為にイスラエルが支援して作った組織と言われています。今回のハマスの攻撃で使用されたロケット弾はアメリカ製で、ウクライナに送られた物が闇ルートでハマスに流されたと噂されています。

又、世界最高の情報網を持ち、ハマスにも浸透するイスラエルの情報機関(モサド)が、大規模攻撃を事前に察知していない訳がありません。エジプト政府もアメリカ政府も、ハマスの大規模攻撃の可能性をイスラエル政府に伝えていましたが、イスラエル政府はこれを無視します。

ハマスが壁を越えてイスラエル領内に入り、攻撃を初めてから、イスラエル軍が到着するまでの時間も不自然に長い。壁を壊してハマスがイスラエルに侵入した時点で、イスラエル軍は航空部隊を出動させ初期の対応に当たるべきですが、これを行っていません。要は、ハマスの攻撃時間をイスラエル軍はあえて与えていた。

イスラエルの目的としては、ガザ侵攻の大義名分の為に、敢えてイスラエル国民の被害を拡大したとも思えますが、ガザへの大規模侵攻は周辺アラブ諸国を刺激して、中東戦争に発展するリスクが高い。アメリカが空母機動部隊を地中海に入れて、イランやその他の国を牽制していますが、仮にイランがイスラエルを攻撃して、これに対してアメリカがイランに直接攻撃を加えたら、ロシアと中国がイランに加勢せざるを得なくなります。これを見逃すと、ロシアや中国は中東利権の橋頭保を失うからです。

陰謀脳の私からは、今回のハマスとイスラエルの一連の軍事行動は、イスラエルがイランを始めとした中東諸国を挑発している様にしか見えません。一方で、イランもサウジアラビアもトルコも、この挑発に安易に乗りません。口喧嘩レベルで留めています。イスラエルがイランやサウジアラビアに直接ミサイルを撃ち込まない限り、中東戦争に発展する事は無さそうですが、イスラエルの行動は予測不能です。

■ 中東の不安定化の為に作られた国家 ■

そもそもイスラエルという国家自体が、欧米諸国が中東利権を維持する為に建設した国家です。

表向きの目的ははユダヤの地の奪還(シオニズム)ですが、ロスチャイルドなどがこれを利用して、中東地域の火種としてイスラエルを利用している事は、イスラエル建国からの中東情勢を見ていれば明らかです。

ロスチャイルドはイギリス政府に戦費を貸す代わりに、イスラエル建国の約束を取り付けますが、国土だけあっても国民が居なければ国家は成立しません。そこで、ヒットラーがユダヤ人を弾圧して、ヨーロッパで豊に暮らしていた彼らの財産を奪い、収容所に連れ去って、ユダヤ人のヨーロッパでも生活基盤を破壊します。戦後、ユダヤ人の多くが、イスラエルに移住せざるを得なかった。ちなみにナチスドイツの資金援助をしていたのはアメリカの銀行です。

■ いつまでアラブ諸国は我慢できるのか? ■

エルドアンの演説の動画がネットに上っていますが、アラブ諸国の首脳達は、口ではイスラエルを非難しますが、今の所、積極的にイスラエルに戦闘を挑む気配は有りません。むしろ、政権の指示向上の為に、イスラエルを「口撃」している様に見える。

しかし、彼らとて国民の非難が自分達に向かえば、行動をせざるを得なくなります。今はイスラエルを非難している群衆が、弱腰の政府を批判する様になると、アラブ諸国も何等かの攻撃をイスラエルに加える可能性がある。これにイスラエルが10倍返しで反撃したら、中東戦争は避けられない。

■ 中東戦争になれば、イスラエルが地図から消え、アメリカが中東から撤退する ■

キッシンジャーは2012年頃に、「10年後頃にはイスラエルが地図から消える」と周囲に話していたそうですが、まさに今の状況がそのイベントなのかも知れません。

ハマスの攻撃に端を発する、非常に不自然な今回の紛争ですが、「計画されていたもの」ならば、今後の展開は、中東戦争へと進むでしょう。アメリカ軍が、アラブ諸国に攻撃を加えたら、BRICS諸国がアメリカ国債に攻撃を掛けるでしょう。同時に中東有事で原油価格が爆上げすれば、世界のインフレ率は爆上げで、コロナバブルが大崩壊します。

事、そうなれば、アメリカは戦争継続が不可能になります。中東からアメリカ軍が尻尾を巻いて撤退する日が来るかも知れません。そうなると、イスラエルが地図から消える可能性も無くは無い。そうならない為に、イスラエルはサウジアラビアと関係改善をは図っていましたが、今回のガザ侵攻で、イスラエルとアラブ諸国の共存は難しくなった。

はたして、世界の経営者は、中東をどうしたいのか?アメリカをどうしたいのか・・・・・

 


ワクチン接種者のサバイバル術・・・免疫を上げよう

2023-11-06 03:06:00 | 危険なワクチン

 

シミアンウイルス40 (Simian Virus 40) | 今月の分子 | PDBj 入門 

 

■ 新型コロナワクチンのリスクを正面から見つめる頃合い ■

ファイザーの新型コロナワクチンの驚愕すべき事実が次々に明らかになっています。接種された方(娘も含め)が、不安になるかと思い、記事にする事を躊躇していましたが、リスクを知らないよりも、リスクを知って対策を講じる方が建設的と判断し、今回の記事とします。

ファイザーはアメリカで裁判に負けて、大量の治験データを順次開示させられています。これを専門家達が解析して、様々な情報をネットに開示しています。又、遺伝子工学やウイルス学の専門家達が、ファーザーやモデルナのワクチンを解析して、衝撃的な研究結果を次々に論文にしています。

その結果、ファイザーやモデルナのmRNAワクチンは、様々なリスクがある事が分かって来ました。これらは「反ワクチンの妄想」では無く、専門家達による、学術的な解析と研究結果です。

特に、ファイザーやモデルナのワクチンに大量のDNAの断片が含まれていた事で、ワクチンによる将来的な発癌リスクに注目が集まっています。血栓や自己免疫の暴走といった短期リスクは避けようがありませんが、中長期のリスクである癌に対しては、有効な対抗手段があるハズです。ですから、接種された方は、ネガティブな情報から目を背けるのでは無く、リスクを直視して、リスクに備えるべきと私は考えます。

 

■ mRNAワクチンはDNAに汚染されていた ■

ファイザー社が公表したワクチンの治験データには、2種類の製造法の違いによる治験データが含まれます。

「プロセス1」・・・PCR法によってmRNAを製造する

「プロセス2」・・・プラスミドDNAによってmRNAを製造する

プロセス1よりもプロセス2の方が生産効率が高いのですが、プロセス2で製造したワクチンの治験結果は、副作用がプロセス1の2.5倍有る事から、FDAはプロセス2の治験を中止させ、プロセス1で製造されたワクチンを承認します。ところが、ファイザーやモデルナの1価ワクチン(武漢ワクチン)も、2価ワクチン(オミクロンワクチン)もプロセス2で製造されたものである事が判明します。これらのワクチンに大量のDNAが混入している事が明らかになったのです。

ワクチンの副作用にロットにより大きな差がある事から、ワクチンに不完全なmRNAが含まれるのでは無いかという懸念が生じ、アメリカの研究者がワクチンのmRNAの解析をした所、大量のDNAの破片がワクチンに含まれている事が判明した。その量は、多いものでmRNAの35%にも達していました。

疑似mRNAワクチンの不純物混入とは何か?

 

プロセス1のPCR法で作られたワクチンにDNAが混入する事は無いので、ワクチンはプロセス2のプラスミドDNA法によって製造された疑いが濃厚ですが、解析した全てのロットのワクチンからDNAが検出されました。この事から、ファイザーとモデルナは承認を受けたPCR法では無く、治験を中止したDNA法によってワクチンを製造していた事が明らかになりました。

未だ法整備がされていない遺伝子ワクチンですが、暫定的にワクチンのDNA残留値に上限が設けられています。FDAは10ng/doseをワクチンの残留DNA量の基準としていますが、ファイザーとモデルナのワクチンは188~509倍も基準値を上回っていました。

 

■ DNAの残留を防ぐ事の出来ないmRNAワクチン ■

実はDNA法で製造さmRNAワクチンにDNAが残留する可能性を示す研究結果は、今回のワクチン接種以前に知られていました。

DNA法は、mRNAを作る様にコードされたプラスミドDNA(環状DNA)を大腸菌などに埋め込み、この大腸菌などを培養して効率的にDNAを複製する方法です。大腸菌から取り出したプラスミドDNAにmRNAを量産させます。

ワクチンを精製する際に、DNA分解酵素でDNAをばらばらに分解した後、遠心分離でDNAの断片を取り除きます。これで残留DNAは規制値の範囲に抑えられるハズです。

ところが、DNA分解酵素でバラバラにされたDNAと、製造されたmRNAが絡み合ってしまう事が、研究によって分かって来た。DNAとmRNAの重合体は、mRNAより重いので、それより軽い物を除去する目的の遠心分離法ではDNAがワクチン中に残留してしまいます。実際に大量のDNAの断片がワクチン中に残留していた。

この様にDNA法では、DNA残留が避けられない事が知られていたにも関わらず、ファイザーもモデルナも承認されていないDNA法によるワクチンを製造して出荷しました。品質検査の段階でDNAの残留も検査しているハズですが、彼らは残留を知りながら商品化しています。

本来であれば、DNA混入が判明した時点で、各国の保健当局はワクチンの緊急承認を取り消し、全てのワクチンを回収すべきですが、これを実行した国は有りません。

 

■ ガンを発生させるかも知れないDNAの断片 ■

なぜDNAが何故ワクチンに混入していてはいけないのか・・・。ここを理解しないと問題の本質が分かりません。

ワクチンの混入したDNAの断片は、LNP(脂質ナノ粒子)につつまれて人の細胞内に侵入します。そこで細胞質内に開放されたDNAの断片は人のDNAに容易に取り込まれます。これは遺伝子組み換えで良く使われる手法です。

DNAの断片はランダムに人のDNAに取り込まれ、これにより人のDNAにエラーが生じます。例えばタンパク質を製造する塩基配列に入り込んだ場合、製造されたタンパク質は正常に機能しない場合が発生します。或いは、DNAの停止コード周辺に取り込まれてしまうと、アミノ酸の長大な鎖が製造され、何だか訳の分からない巨大なタンパク質の塊りが作られるかも知れません。

この様に細胞内にDNAが入り込むと、異常タンパク質を作る細胞が生まれる可能性が有りますが、普通、この様な異常細胞は免疫系が駆除します。ところが、mRNAワクチンによる免疫抑制によってナチュラルキラー細胞などの数が減っていると、駆除し切れなかった異常細胞が、ガン化する危険性が有ります。

 

■ 癌のプロモーター遺伝子(発現遺伝子)SV40が混入していたファイザーのワクチン ■

ワクチンにDNAが混入している事を発見した研究者達は、さらに驚くべき事実にも気付きます。彼らは発見したDNAの配列をDNAの解析プログラムに掛けたのです。するとSV40(シアニンウイルス40)というウイルスのDNA配列が見つかりました。

SV40は有名な発癌ウイスです。元々は、ポリオワクチンにSV40が混入していた事から研究が始まりました。ポリオワクチンはアカゲザルの腎臓の培養細胞によって作られていましたが、アカゲザルの腎臓に存在したシニアンウイルス40(SV40)がワクチンに混入してしまいました。SV40は面白い性質が有り、宿主以外の生物の細胞内に入った時でもT抗原タンパク質を製造し、これが細胞の増殖を抑制する機能を損ない、細胞を癌化させるのです。

ファイザーのワクチンには、このSV40の癌のプロモータ(発動)遺伝子部分のDNAが残留していました。モデルナのワクチンには含まれていませんでした。SV40はワクチンの効果に全く寄与しないので、これが何故入っていたのか全く不明です。(故意としか思えません)

ガンのプロモーター遺伝子が、元々DNAに存在する発ガン遺伝子に結合すると、発ガン遺伝子が活性化して癌化した細胞が増殖を始めます。

カナダの保健省は、この事実に対して、ファイザーにSV40の残留の有無と意図を確認していますが、ファイザーからの回答は不明です。不思議な事にカナダの保健省はワクチンの緊急承認は継続しています。(普通は一発で承認取り消しです)

 

■ ファイザーとモデルナのmRNAワクチンは発癌ワクチン ■

DNAの混入が判明した事で、ファイザーとモデルナのmRNAワクチンは、発癌性がある可能性が否定出来ません。(ガンの発生に否定的な学者も居るので、絶対にガンになる訳ではありません)

専門家は、最初に液性癌(白血病やリンパ腫)が増え始め、5年後頃から固形癌(大腸がんなど)が増えると警告しています。若年層で固形癌が不自然に増加したら、ワクチンの影響が疑われる。

人口動態検査によれば、日本でもワクチン接種後に年間死者数がワクチン接種以前より20万人余り増えていますが、これはワクチンの短期的な影響によるものでしょう。ワクチンが作る血栓による心不全や脳梗塞の増加、多臓器不全が中心の被害です。

一方、今後増えるのは癌や自己免疫疾患でしょう。既に、液性癌の増加が報告されています。

 

■ 発癌リスクを低減する為に、免疫の活性化を ■


ここまで読まれて「俺、ワクチンを6回も接種しちゃったから、癌になる!」と絶望的な気分になられた方がいらしゃるかも知れません。しかし、免疫系が活性化していれば、ガン化した細胞は、免疫細胞によって駆逐されます。

ワクチンによる免疫抑制期間は6カ月程度と言われています。その間も、その後も、自己免疫を高める為に、食事に気を配り、適度な運動をしていれば、ガンのリスクは下げる事が出来ます。ワクチンを接種された方は、結局は「健康な生活」を心掛ける事で、リスクを下げる事が出来ます。そこら辺の情報は、ネットや書店に溢れています。今後は「ワクチン・デトックス」の本も増えるでしょう。

娘は職場の強制でワクチンを4回接種しましたが、アレルギーが悪化しました。漢方の先生が、免疫を整える治療をして下さり、今ではアレルギーは収まっています。ワクチンで攪乱された免疫系を、漢方薬の処方で整ったのでしょう。症状の改善具合を観ながら、薬の種類や量を調整して、今は減薬のプロセスです。運動も良くしていますし、しっかり遊んでストレスを発散し、友人と酒も飲みに行って楽しそうにしています。ワクチン接種以前より、アレルギーの具合も良いので、漢方の治療や生活習慣の改善で、免疫系がワクチン接種以前よりバランス良く機能しているのでしょう。

ワクチン接種者の様々な試みで、将来的にmRNAワクチン接種の発癌リスクが、タバコ程度の物であったならば、ワクチンを仕掛けた連中は肩透かしを食らうでしょう。彼らの計画を頓挫させる為にも、ワクチン・デトックスに励んでみては如何でしょうか。