人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

北朝鮮の弾道ミサイルには「空気を読む機能」が搭載されている

2019-11-29 02:57:00 | 時事/金融危機
 



「委員長、日本からお電話です」





「やあ、色々と騒がしいようですね、桜がどうとか・・・」

・・・・・

「そうですか、いつものヤツをご所望ですか」

・・・・

「松竹梅、いつでも準備できていますよ。」

・・・・

「梅では効果は薄いのでは?」

・・・・

「竹を2発、EEZのすぐ外側ですね。」

・・・・

「ええ、いつもの口座にお願いします」

・・・・

「ウィン・ウィンですよ」

・・・・

「首相によろしくお伝え下さい。」





「同志諸君、日本からオーダーだ。竹を2発、EEZの外側に落としてくれたまえ!」




■ 「空気を読む」機能搭載の最新ミサイル ■

< 「共胴通信」より引用 >

防衛庁は本日16時過ぎ、北朝鮮の東岸から二発の飛翔体が発射され、日本海に落下したと発表。高度100Kmに到達し、300km飛行したこの物体は、弾道ミサイルと推定される。落下地点は日本海上、日本の排他的経済水域のEEZの外側と見られている。

尚、この弾道ミサイルには今回も「空気を読む」機能が搭載されていると見られ、日本国内の政治的混乱を検知して発射されたと見られる。

<引用終わり>




■ ジャパンライフ問題は安倍政権のアキレス腱 ■

国会ではマルチ商法で捜査が入っているジャパンライフ会長に安倍首相が「桜を見る会」の招待状を出したのでは無いかとの追及が始まっています。この問題、「桜を見る会」の税金の私物化問題や、後援会の前夜祭が政治資金規正法違反や公職選挙法に抵触する問題よりも、安倍政権の命取りになりかねない。


ジャパンライフは高齢者に1着6万円程の磁気ベストを購入させ、それを他人にレンタルする事で6%の利益を還元するとうたったマルチ商法で老人達から巨額なお金を撒き上げていました。ジャパンライフが倒産した事で、これらの資金が戻って来なくなり、多くの被害者が出ています。中には老後の資金を数千万円も投資していた方も居る様で、社会問題化しています。

実はジャパンライフは消費者庁から度重なる立ち入り検査や、行政指導を受けており、一部業務の停止命令も受けていました。しかし、明らかな「マルチ商法」にも関わらず、営業は継続されていました。

消費者庁内部からは、もっと厳しい行政処分を求める声も出ていた様ですが、官邸からの横やりで実行には移されず、被害が拡大しました。

ジャパンライフは警察のマルチ商法捜査のOBや、消費者庁のOBを天下りさせる事で、捜査や査察に手心を加えさせていたと報道されています。さらに、下村元文科大臣に10万円を献金したり、安倍首相や麻生財務大臣、菅官房長官にお中元を贈るなどしていた様です。

10万円の献金やお中元などというのは「表」であって、多分、「裏」の献金額は相当なものだったと私は妄想しています。無所属の柿沢未途衆院議員が代表を務めていた政党支部に、平成22~25年に計1940万円を献金していると報道されていますが、こんな下っ端の議員にこの額ならば、政権中枢にはどれだけの金が流れていたのか・・・もう、妄想が止まりません。

モリカケ事件は安倍首相が行政手続きを捻じ曲げてオトモダチを優遇した事件でしたが、ジャパンライフ問題は、「悪徳企業」が政治献金(多分巨額の裏献金)で捜査や処分を免れていたという、かなりショッキングな「疑獄事件」です。(多分)


仮に、官邸中枢部が消費者庁の処分や調査に介入していた事実が明らかになれば、政権の維持は難しくなるでしょう。


■ ジャパンライフの問題の本質をボカして報道するメディア ■

今回、野党は、ジャパンライフの山口会長を首相か昭恵夫人が「桜を見る会」に招待したのでは無いかと追及しています。招待状に記載されている60番という整理番号が「首相の招待枠」では無いかと。ジャパンライフは、この招待状をリーフレットにして、会員に安倍首相との関係をアピールしていた。

ジャパンライフの取締役を務めていた48HD(詐欺企業)の渡部道也社長と昭恵夫人との(多分パーティー会場での)のツーショット写真がネットで話題になっています。この事から、招待状は昭恵夫人枠で出されたのでは無いかとの憶測を生んでいます。

メディアもこの問題を報道し始めていますが、その伝え方は「マルチまがい商法で問題となっているジャパンライフの会長を総理あるいは昭恵夫人が招待したのでは無いかと野党が追及しています」程度の報道です。

これでは視聴者は「安倍首相はあれだけ沢山の人を招待したのだから、たまたまジャパンライフの会長も紛れ込んでいたのだろう」程度の認識しか持ちません。

1) ジャパンライフの山口会長が1980年代からマルチ商法を行っていた札付きの経営者
2)ジャパンライフは警察OBや消費者庁OBの天下り先になる事で、捜査や処分を免れていた
3)政治家に巨額の献金をしていた
4)桜を見る会の招待状をリーフレットで配っていた
5)消費者庁の追加処分に官邸が横やりを入れた


少なくとも、これらをセットで報道しなければ、ジャパンライフ問題に国民が強い疑念を抱く事は出来ません。


■ ジャパンライフ問題は重大なだけにミサイルがオーダーされた? ■

これまでも、安倍政権が窮地に陥ると何故か北朝鮮が弾道ミサイルを発射して来ました。

既に陰謀論者の多くは、安倍政権の危機と弾道ミサイルの関係を妄想していますが、さすがに沢尻エリカ逮捕同様に、これが「スピン」では無いかと疑う人達が出て来るでしょう。

Jアラートが発令された時も、「前日から首相公邸で安倍首相が待機していたのは、北朝鮮がミサイルを発射する事を事前に知っていたのでは無いか」と一しきりネットで話題になりました。

こうも「アカラサマ」に安倍政権の危機と、ミサイル発射のタイミングが重なると、「スピンミサイル」とか「お助けミサイル」という言葉がネットで定着してしまいまそうです・・・。



「安倍っちと、ジョンちゃんは実は仲良し」などとネットで書かれない様に、北朝鮮はミサイル発射のタイミングをもう少し慎重に選んだ方が良いのでは無いか・・・そんな、要らぬ心配をしてしまう今日この頃です。


本ブログは、時事問題をネタに妄想を垂れ流す「陰謀論ブログ」です。内容は陰謀脳が生み出す「妄想」なので、決して鵜呑みにはしないで下さいね。




今期アニメ お勧め

2019-11-27 05:23:00 | 分類なし
 
仕事からの逃避でブログを書き始めましたが・・・・そろそろ時間がヤバイ。

クイックに、今期アニメお勧め。




















よたろうさんに勧められた『ヴィンランドサーガ』。むさくるしいオッサンの切り合いだとばかり思っていましたが・・・流石はNHK。じっくり魅せてくれますね。勿体なくてチョットずつ観てます

サイコパ3・・・・劇場版見てないと分からないって・・・TV作品としてドウヨ??いきなり狡噛さんと宜野座さん出て来て驚いたよ・・・。

「桜を見る会」は日米FTAのスピンであり恫喝だ!

2019-11-27 04:29:00 | 時事/金融危機
 

■ 「情けない野党」では無く「野党もグル」 ■

「桜を見る会」の問題は、モリカケ問題同様に安倍首相の「限りなく黒に近いグレー」状態ですが、検察が動く気配も無く、官僚達も大っぴらに証拠を隠滅し、首相は官房長官は「修正答弁」を繰り返しています。

メディアも追及はしていますが、その頻度は段々と少なくなっています。一方、国民の間では、ネトウヨを始めとして「もっと重要な課題が有るのに、野党は何をつまらない問題で国会を空転させているのだ」という意見が徐々に増えています。

尤も、私は「桜を見る会」問題は、日米FTAの審議から国民の目を逸らす「スピン」、或いは今後アメリカが突きつけて来るであろう「さらなる要求」の為の恫喝だと妄想しています。

実は「情けない野党」は知ってか知らずか、日米FTAの問題から国民の目を逸らす「グル」に過ぎないのです。そしてマスコミも同様。これ、疑惑を追及している個々の議員は知らされていないでしょう。党の幹部は知っていてプロレスを演じさせている・・・。

■ 本当は怖い日米FTA(自由貿易協定) ■

ニュースでは包括的貿易協定などと表現していますが、FTAはFree Trade Agreementの略で日本語では「自由貿易協定」となります。原則として関税ゼロを目指し、サービスや金融分野での統合を目的とします。

今回の日米貿易協定ですが、アメリカとしては日米FTAの第一ラウンドに過ぎません。日本の報道では交渉の内容がはっきりしませんが、アメリカ通商代表部は交渉に先立ち2018年12月に交渉内容のパブリックコメントを発表してるらしい。


「交渉の目的」には以下の22分野・項目があげられている。

① 物品貿易
② 衛生植物検疫
③ 税関、貿易円滑化、原産地規則
④ 貿易の技術的障害
⑤ 良い規制の慣行
⑥ 透明性・公告・管理
⑦ サービス貿易(電子通信及び金融サービスを含む)
⑧ デジタルの物品貿易及びサービス、越境データ移転
⑨ 投資
⑩ 知的財産権
⑪ 医薬品及び医療機器における手続きの公正
⑫ 国有企業及び政府管理企業
⑬ 競争政策
⑭ 労働
⑮ 環境
⑯ 腐敗防止
⑰ 貿易救済
⑱ 政府調達
⑲ 中小企業
⑳ 紛争解決、一般規定、為替

これらは、ほぼTPPの内容と一致する「自由貿易協定」です。


報道は「牛肉と豚肉の関税引き下げ」と「自動車の追加関税回避」ばかりが伝えられていますが、こんなものは大統領選に向けたアピールに過ぎません。

アメリカはTPPからわざわざ脱退して、「自国に有利な二国間協定」を目指していますが、日本側の譲歩の最低ラインはTPPからスタートします。一方、アメリカは自分達の不利な譲歩はしないでしょう。

■ 最早マスコミは使命を放棄している ■

本来ならば、日米貿易協定が日米FTAの一環であり、今後様々な分野で交渉がスタートする事をマスコミは国民に知らせる必要が有りますが、彼らはこの使命を放棄しています。

「桜を見る会」の報道をすれば国民は「マスコミもがんばっている」と錯覚しますが、報道は徐々にフェードアウトし、安倍政権への批判は、徐々に「情けない野党批判」へとすり替わって行きます。

毎日新聞や朝日新聞、東京新聞や日刊ゲンダイを含め、政府に批判的なメディアも「情報操作」というマスコミの本当の目的の為のシステムに組み込まれているのです。


■ 「スピンは低能な陰謀論」という幼稚なレッテル貼 ■

沢尻エリカの薬物使用による逮捕が「桜を見る会のスピン」だとう指摘がタレントや政治家の間からもありました。

沢尻エリカは大麻使用の前歴が有ましたし、周囲の人達も薬物使用を知っていた様ですから、捜査関係者には彼女の薬物使用は以前よりバレていたでしょう。ただ、泳がされていただけ。

捜査5課は今回の逮捕にあたり、ある程度の薬物が部屋から見つかると踏んでいたのでしょうが、見つかったのは少量のMDAだけ。尿検査もクリアでした。物証としては弱いので、「不起訴」になる可能性も高い。尤も、本人がベラベラと供述しているらしいのですが、捜査5課は司法取引で次のターゲットの情報を得ているのかも知れません。

沢尻エリカの逮捕が「スピン」かどうかは、捜査関係者が情報を漏らさない限りは分からない事ですが、結果的に「桜を見る会」から国民の目を逸らしました。陰謀論は「結果から原因や思惑を推測する遊び」ですから、陰謀論的には限りなく「スピン認定」。

ところで安倍応援団や、一部の良識的な言論人などが、「沢尻エリカの逮捕をスピンだと言うのは幼稚な陰謀論だ」などと言っています。「政府と言えども警察の捜査には介入出来ない」と・・・。彼らは本気でそう信じているのでしょうか・・。ホリエモンや高橋洋一氏らは、不当捜査や不当逮捕の犠牲者だった気がするのですが・・・。

いずれにしろ「スピンは幼稚な陰謀論」的なレッテル貼をする方達は、警察やマスコミが公平な捜査や公平な報道をしていると信じているのでしょうか・・・。

日米貿易交渉の報道一つ取っても、マスコミが国民の利益に立って公平な報道をしているとは微塵も信じられないのですが・・・。


この様な事を言うと「日米貿易協定の細かな内容に国民は興味を持たないから、マスコミは国民面白がる事を報道する」という反論が来るでしょう。これも結果から類推した動機に過ぎません。要は彼らが否定する陰謀論と同じ思考パターンです。


10年程前に、未だ娘が中学生だった頃。娘がディズニーランドのアトラクションの列に並んでいた時の後ろのカップルの会話を教えてくれました。「俺、凄いネタを沢山知っているんだけど、デスクで止められちゃうんだよね・・・・」。多分、若いマスコミ関係の方だと思いますが、これが「当たり前」という認識こそが「メディアリテラシー」では無いでしょうか?




「桜を見る会」報道に駆逐された「日米FTA国会審議」

2019-11-19 05:01:00 | 時事/金融危機
 

■ 「桜を見る会」問題で目を逸らされた日米FTAの国会審議 ■

今国会で与党も野党も一番「厄介」な議題は「日米FTA(包括的貿易協定)」の批准問題。


与党は以前はFTA(包括的貿易協定)では無くTAG(物品貿易協定)という存在しない造語を作って誤魔化していましたが、現在は報道もFTAとなっています。

条約の内容が不透明で、報道でも日本がアメリカにどの程度情報したか伝わっていません。野党は今国会で交渉議事録の開示を求めていましたが、これは外交機密を理由に与党に拒否されています。

1) 与党はなるべく協定の中身を国民に知られたくない

2)野党は役立たずだと国民に知られたくない


野党は国会開会当初はFTAを問題視していましたが、相次ぐ大臣辞任問題や、大学入試問題、そして「桜を見る会」問題によって、いつのまにか報道から日米FTAが消えてしまった。


日米FTAは本日19日に衆議院本会議で採決され、参議院に送られますが、条約締結は「衆議院の優越」が認められていますので、事実上、日米FTAは批准される事になります。


■ 「桜を見る会」で安倍総理を辞任に追い込まなかったらマスコミはアメリカの手先 ■

アメリカにとって日本の首相が誰だろうと、あまり問題は有りません。それよりも日米FTAの締結の方が大事ですし、トランプも「実績」として選挙でアピールします。

だから、「桜を見る会」の報道で日米FTA締結問題から国民の目が逸らされいる事は好都合です。これで便利な安倍首相が退任する事になっても、いくらでも首は据替えられます。だから、日本TVやNHKなどが、安倍首相に不利なスクープで安倍首相を追い込んでいます。


東京地検特捜部が本気で捜査をすれば、安倍首相の公職選挙法違反の立件など造作も無い事ですが、そうはならない。

宴会を開いたホテルと安倍首相が事件発覚後に会食するなどして、口裏を合わせているので、ホテル側から安倍首相に不利になる情報は出て来ないでしょう。「誰もがクロだ」と思いながらも、「領収書や明細があるハズだ」「いや、存在しません。」の押し問答にもその内に飽きて来ます。

沢尻エリカの薬物事件など、例によって「スピン報道」のネタも提供されていますが、国民の多くは、「スピン」のからくりに気付いています。それでも、ワイドショーなどでは「桜を見る会」報道の時間が減り、「沢尻エリカ」の報道が増えるます。

こうして、メディア各社は情報操作機関として、日米FTAの国会審議から目を逸らさせると同時に、安倍首相に対しても「お前などいつでも辞任に追い込める」とのメッセージを送りました。


■ 米軍駐留費4倍へ増額 ? ■

さらに、アメリカは在日米軍の駐留費の日本政府負担を、現在の4倍にする様に求めています。

河野防衛大臣は否定していますが、次期総理の席でも約束されれば、拒否し続けるかは微妙です。

「安倍はもうダメだ、次はお前にしてやるから駐留費の負担を4倍にしてくれよ。」
「国民の合意が得られそうにないですから私の一存ではどうにも」
「安倍にプレッシャーを掛けておくよ。彼の最後の仕事にすればイイ」

・・・・おおおっと、妄想が暴走し始めたので、この変で・・・・。

UBER EATS ・・・ 面白いけど怖くもある

2019-11-15 04:36:00 | 時事/金融危機
 



■ 最近よく見かける 「UBER EATS」って何? ■

最近、「UBER EATS」と書かれた、大きな四角いリュックサックを背負った自転車を街中で良く見かけます。

アメリカ生まれの配車サービス「UBER」の出前サービスという事は知っていましたが、出前ニーズってそんなに日本で有るの??そう思っていましたが、日ましに増殖する配達員からすると、潜在ニーズは高かったと言えます。

「UBER」はオンデマンド・ビジネスなどと呼ばれ、スマホアプリでサービスの提供者(運転手や配達員)と利用者(乗客や、飲食店とその客)をマッチングするビジネスです。

1) UBERはシステムを提供するだけで車などの初期投資や人件費が掛からない

2) システム利用者(運転手や配達員)は余暇時間を利用して稼げる
3) システム利用者は車や自転車(そして体力)などの資産を有効利用できる

4) 飲食店は配達員の人件費や、配達用の車両などの費用が不要

「Win-Winのビジネス」などと良く言われますが、まさにその典型の様にも思えます。

■ 飲食店は儲かるのか? ■

ところでUBERに手数料を払って飲食店は儲かるのでしょうか?ネットで調べてみました。

1) 手数料は総売り上げの35%(例えば1000円の売り上げで350円)
2) 原価率が40%だとすると250円が粗利
3) 梱包費が10%掛かるとすると150が利益

これだけ見ると・・・・あまり儲からない様に思えます。
そこで、多くの店舗では「UBER EATS」を別料金に設定して10%程、店での飲食よりも価格を高くしている様です。

店側のメリットとしては、人件費を増やさずに確実に収益をアップできるので、例え利益が少なくとも、赤字にはなりません。

1) 店舗の家賃や、厨房設備の償却費は変わらない
2) 人件費も変わらない
3) これらの資源を有効活用できる

4) 少し離れた場所の客を取り込む事が出来る
5) 新規顧客の開拓に繋がる

あまりに注文が多くて店の人員を増やして逆に赤字になる様なケースを除けば、以外に店舗側には利益の有るサービスの様です。


■ 配達員は儲かるのか? ■

配達員が増えているという事は、外のバイトに比べて儲かるのでしょうか?

配達員の報酬は、自給にして800円~2000円だとネットに書かれています。

1)配達距離に応じて報酬が変わる
2)5分以内で400円~500円、20分以内で600円~800円
3)店から配達先までの距離で報酬が決まる

4)オーダーが集中する時間帯は「ブースト」と言って報酬が上乗せされる
5)「土日インセ」とか「雨の日インセ」と言った発追加報酬「クエスト」が不定期に発生

6)1日ガッツリ働いて2万円~1万円の稼ぎ

まさにゲーム感覚で報酬をゲットする事が出来るので、仕事をしているというよりも、ゲームを攻略している感覚に近いのかも知れません。


マッチングビジネスとしても良く出来ています。

1) 配達員の多い時間帯は報酬は少な目
2) 雨の日や土日など、配達員の少ない曜日や時間帯は報酬が多め
3) 注文の多い時間帯は報酬は高め
4) 交通が混雑する地域では報酬は高め

多く稼いでいる配達員は、店までの移動に5分以上掛かるオーダーはスルーして、効率を上げている様です。もちろん、何回も配達する方が儲かりますから、配達時間もなるべく短縮する様に工夫します。

■ 危険な配達員 ■

「UBER EATS]の配達員が信号無視をする現場を住宅地では良く見かけます。配達時間を短縮する為です。

ネットで検索すると、配達員の車との接触事故や、歩行者や自転車との接触事故が多く取り上げられています。

1) 配達員は事故を起こした場合、UBERで加入する保険では対物と対人だけが適用
2) 配達員の怪我の保障は自己責任か自分の保険を利用
3) 被害者との交渉は配達員が行い、本部は関与しない(配達員は個人事業者扱い)
4) 交渉がまとまるまでUBERのアカウントは凍結される


「ブースト」や「クエスト」によって、配達員の「インセンティブ」を高めているので、配達員の中には、時間を短縮する為に交通ルールを破る人も多く、事故の危険性も高まります。

一方で、「個人事業者としての業務委託」ですから、リスクはほとんど配達員の自己責任とされています。

一見「Win-Win]に見えるUBERと配達員の関係ですが、その実態は、リスクを一方的に配達員に押し付けられた「弱者ビジネス」です。

■ 利用者のリスク ■

実は「UBER EATS」の利用者からも「怖い」という意見が上っています。

1) 女性の自宅を配達員に知られる 
2) 遅配でも返金されない
3) 注文した品が足りない

酷い例では、遅配した上に、商品のスープがこぼれていて、客が受け取りを拒否したら、マンションの通路に商品を捨てられた・・・なんてケースも。

さらに、女性に暴行を働いた犯人が、UBER EATSの配達中に女性を物色していたという犯罪まで起きています。

「女性の自宅を知られる」などというリスクは、全ての配送に当てはまる訳でですが、「企業の配送員」は「会社としての責任」を背負っています。又、会社も配送員の行為に対して責任を負います。

しかし、「UBER EATS」は、トラブルに対して一切の責任を負いません。配達員が顧客とのトラブルを解決する事が原則となっているからです。こんなシステムの配達員を信用出来るかと言えば、私はちょっと怖い。

■ AI時代の人の働く姿を先取りしている・・・ ■

配車サービスの「UBER]も、「UBER EATS]も、事業者が資産を持たず、人を雇用せず、「ニーズのマッチング」を行う事で利益を上げるビジネスです。会社は「使い易く、効率的なアプリ」を開発する事を生業とします。

会社としての売り上げを上げる為には、配車は配達の時間を短縮し、料金を下げる事にインセンティブが働きます。そして、それがシェアや市場の拡大に繋がる。

マッチングの作業自体はソフトウェアで自動化されています。はっきり言って「機械に人が使役されている」。これはAmazonの倉庫も同じと言えます。

今後、AIの進化によって「ソフトウェアの効率化」など「頭脳労働」はAIが担当し、肉体労働を人が担当するビジネスが増えて来るでしょう。


■ 機械と人の競争 ■

配車サービスのUBERにしても、UBER EATSにしても、運転手や配達員は利益を生み出す「道具」であると同時に「コスト」でも有ります。

例えば自動運転が普及した場合、運転手は不要になります。必用なのは車の保有者。又、ドローンが人よりも安く早く配達をこなせる場合は、配達員は不要になります。AMAZONでもUBERでもドローンの活用が本気で検討されています。

ドローンが空を飛び交う時代がやて来た場合、配達員のニーズはドローンで配達出来ない場所に限定されて行きます。例えば、ドローンの飛行禁止区域や、込み入っていてドローンが飛びにくい場所などです。(日本では電線がドローンの邪魔をしそうです)


■ 気楽に働いていたら将来は真っ暗・・・・ ■

「余暇を使って稼げる」「ゲーム感覚で稼げる」・・・・一見、若者には魅力的な働き方ですが、それによって得られるスキルは殆ど在りません。自転車を漕いで、健康になる程度。

一方で、交通事故などのリスクは少なく有りません。自転車好きが高じてメッセンジャーをやっていらしゃる方は多いですが、彼らは事故と隣り合わせである事に自覚的です。雨の日の危険性も熟知していて、それでも事故を起こす。

「UBER EATS」の配達員の交通ルールへの配慮は、メッセンジャーの方達に比べて圧倒的に低い。ママチャリでノンビリ配達する場合は、それ程危険は無いかも知れませんが、スポーツ自転車で都内を走る危険性を彼らがどれだけ理解しているか疑問です。


コンビニの店員が外国人に置き換わる一方で、「UBER EATS」の日本人の配達員が増殖している・・・。接客業という意味においては、コンビニの店員の方がスキルアップに繋がる気もします。

「UBER EATS」の配達員のネットの書き込みなどを見ると、「配達先でありがとうと言われるのが嬉しい」などと書かれています。確かにコンビニの店員に「ありがとう」と言う人は殆ど居ません。(私は言いますよ。特に外国人の方は対応が気持ちが良いので)

仕事の何に「やりがい」を見出すのかは人それぞれですが・・・「苦労の無い仕事」の先に明るい未来は転がってはいないのでは無いか・・・・。そんな心配をしてしまう今日この頃です。


<追記>

本日の記事は「UBER EATS」の配達員にちょっと辛めですが・・・・てめぇーらー交通ルールを守りやがれ!!・・・・・これが言いたかった!!