人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

2012年は各国で国債の大量償還が始まる年

2011-06-30 05:28:00 | 時事/金融危機
 

■ 何かとイワク付きの2012年 ■

「2012年」と言えば、昨年公開された映画を思い出します。
私は未見ですが、「マヤ暦が予言する世界崩壊」を
天変地異のスペクタクルとして描いたハリウッド大作です。

陰謀論者達は、イルミナティーのリークした情報として、
「イルミナティーは2012年に世界を変革する」・・
そう信じています。
(2012年に始まり、2015年に新たな世界の枠組みが完成する)

その他にもアメリカ・ロシア・フランス・韓国で大統領選挙があり、
中国では胡錦濤主席から次期リーダーへ交代があります。

■ 各国国債の大量償還を忘れてはいけない ■

2012年と言えばリーマンショックから3年余り・・・

世界はリーマンショックの余波を食い止める為に、
大量の国債を発行して銀行に資金注入をしたり
銀行の所有するインチキ金融商品を買い上げたりしいます。
その為に各国は大量の国債を発行しました。

2009年から始まった国債大量発行の
「大量償還」が始まるのが2012年です。
各国の3年債が、償還期日を迎えるのです。

■ 国債バブルがはじける ■

2009年当時、世界経済は危機に瀕していました。
金融が大きく縮小する中で、
国債は安定資産として投資家達に好まれました。

「いくら金融危機でも3年や5年で国家が崩壊するはずは無い」
誰もがそう考えますから、
3年権や5年権は安全な投資先に思えました。

言うなれば「国債バブル」が発生したのです。

それから2年半が経過しました。
ヨーロッパではギリシャ国債がデフォルトの危機を彷徨っています。
来年からはポルトガルやスペインが大量償還に入ります。

アメリカでは、債務上限の駆け引きは、
2012年の大量償還を睨んだ攻防です。
14兆ドルから16兆ドルと2兆ドルの引き上げをしなければ、
アメリカは大量償還に耐えられないのです。

下の米国債の発行残高のグラフを見ると、
米国債の大量発行は実際には2008年後半から始まっています。
米国債の大量償還は今年後半から始まります。



■ 30年前ってどんな時代だった? ■

30年債も視野に入れると、
30年前の米国の情勢も気になる所です。

30年前の1982年は、レーガン政権時代でした。
第一期レーガン政権はソ連に対抗する為
軍事予算を大幅に増額し、
米国財政を大幅に悪化させました。

その様な状況の中で米国債が大量に発行され
1982年には米国債の利回りが大幅に上昇しています。
この時期の30年債も来年から償還を迎えます。

2008年後半からの米国債の大量発行に比べると微々たるものですが、

下図は米国の財政赤字とそのGDP比の推移です。
今後も米国の財政赤字が膨らみ続ける事を考えると、
レーガン政権時代に叫ばれていた財政危機など
可愛いものだという事が一目で分かります。



■ もはや修復不能の米国財政 ■

アメリカでは共和党が中心に財政の均衡化を要求しています。
共和党の要求は「小さな政府」です。

「小さな政府」による米財政の均衡化は、
第2期レーガン政権で実施され、
歳出の削減と同時に、大型減税による景気刺激が財政を改善させました。
今回も共和党は同様の政策を要求するでしょう。

しかしレーガン時代と現在では米国の状況が大きく異なります。

① レーガン時代は減税によって消費に貢献する中間層豊富
② 現在の米国は2極化が進んでいて、富裕層は消費に貢献しない

③ 米国はベビーブーマーの大量退職時代に入り、社会保障費を削減出来ない

④ 根本的に財政赤字の対GDP比が圧倒的に高くなっている

他にも色々な要因はありますが、
レーガン政権の様に「小さな政府」政策を実施しても
米国財政の破綻は防ぎようが無い事が理解出来ると思います。

■ それが何時なのか? ■

常識的に考えれば、米国の財政破綻は少なくとも5年くらい先でしょう。
しかしマネーの世界はヒステリックな反応をします。

投資家達は自分達が崖っぷちでババ抜きに興じている事は自覚しています。
誰かが逃げ出したら、全員が一斉に逃げ出すでしょう。

2012年の各国の国債の大量償還に、
投資家達は我慢する事が出来るのでしょうか?

アサガオプロジェクト③・・・摘心

2011-06-29 05:10:00 | エコロジー
 




■ 梅雨の晴れ間とは言え暑かった ■

梅雨の晴れ間とは言え、
昨日の暑さは真夏を思わせるものでした。

真夏の節電の予行演習として、
エアコンを使わなかった方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

事務所も電車も設定温度が高めなので、
どこに行っても暑い一日でした。

この暑さを喜んでいるのはアサガオです。
気温の上昇に伴って、ツルもぐんぐんと成長しています。
皆さんのお宅のアサガオは元気に育っていますか?

■ 成長にこんなにも差が出た ■

我が家のアサガオは比較研究の為
市販の園芸用土と自分で調合した用土の2種類で栽培しています。

上の写真の左側が市販の園芸用土。
右側が自分で調合した用土です。

一見して市販の用土よりも自分で調合した用土の成長が早いようです。
市販の用土では「斑紋病」が発生しており、
こんなにも用土による差が大きいとは驚くばかりです。

しかし私の経験によると、
あまり葉の立派なアサガオは「花つき」が悪い事が多く
結果的にどちらの用土が優れているとは
現段階では分かりません。

■ 「摘心」作業 ■

既に皆さんのアサガオもだいぶツルが伸びていると思います。
この時期の作業の「摘心」があります。

「摘心」は早くから多くの花を咲かせる為に行う作業です。
芽を摘み取る事で、根の成長も促進されるそうです。

① 9番目以降の本葉が出たら、9枚から先を切り取る



② 次いで、2-3日かけて、8枚、7枚を順に切る(本摘心)



③ 6枚目のわき芽を欠き取る



④ 本葉、3,4,5のそれぞれのわき芽が 子づるとなり伸びる



⑤ 10cmくらいに伸びた時、3本のつるのうち、太くて蕾つきのよいつるを
  本命つるとして、他の2本を切り取る

⑥ その際、つるを一度に切らず、おのおの交互に、
  3回くらいに分けて1-2日おきに切り取





なんだかとても手間が掛かりますね。
初心者の方は「摘心」を行わずに、
そのままツルを伸ばしても問題はありません。

■ サオ立て ■

「摘心」を行わずに本ツルをそのまま伸ばされる方は
サオ立ての準備を行います。

アサガオはあっと言う間に2m以上成長します。
市販の緑色の園芸用のサオでは長さが間に合いません。

そこで、緑のカーテンには園芸用のネットを活用します。



上の写真の様な商品が市販されています。
このネットを何らかの方法で固定して
アサガオのツルを絡ませます。


マンションやアパートにお住まいの方は
建物の外壁に釘などを打てません。

私はホームセンターなどで売っている
「伸縮式のつっぱりポール」を利用しています。
この際ポールの長さは、伸ばした時で
ベランダの床から天井までの高さ以上のものを選びます。

① ネットの両端「つぱっ張りポール」を立てます。

② 「つっぱりポール」の上下に紐を渡す

③ 紐に園芸ネットを結んで固定する



「つっぱりポール」がちょっと値段が高いので、
もっと他の良い方法があるかもしれません。

但し、台風などで吹き飛ばされないことが大事です。

さあ、みなさんも頑張って、立派なアサガオを咲かせましょう。

やはり、武田先生もラドン温泉は体に良いと言い出した

2011-06-28 19:48:00 | 福島原発事故


本日はツイッター風に。

武田邦彦先生も報謝線を浴びるとガンに対する免疫が向上すると書かれています。

「健康をどのようにして回復するか(1) ラドン温泉の効用」
http://takedanet.com/2011/06/post_64b4.html

さらに、「石油の寿命が短い」という説は、原油価格を引き上げる為のウソだとも。

「日本の未来は暗いのか?(1) エネルギー」
http://takedanet.com/2011/06/post_f68d.html

いよいよ、武田節も本調子になってきました。
頑張れ武田先生!! その勢いでLNT仮説の真実をあばいてしまいましょう!!

ドルの歴史はイカサマ将棋の歴史・・・今度はどんな手を使うのか?

2011-06-25 09:35:00 | 時事/金融危機
 


■ ギリシャを利用した危機の仕込み ■

阿修羅の紹介している記事は、筋書きとしては正鵠を得ているでしょう。

「ヨーロッパとアメリカ:世界的債務危機 (その2)」
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/259.html

① ウォール街とシティーがギリシャ危機の仕込みをする

② ギリシャ危機が勃発して、ユーロ危機が意識される

③ ドルとポンドの危機をユーロ危機が見え難くする

④ ヨーロッパはギリシャ危機を利用して財政の均衡へ舵を切る

⑤ 2012年までにユーロ国債の発行?

⑥ ギリシャ危機はヨーロッパの結束とユーロの強化に逆に利用された

⑦ アメリカ・イギリス・日本の醜い財政赤字が注目される

⑧ 格付け会社が米国債も含めた国債の格下げを検討する

⑨ アメリカ議会が債務の上限引き上げか、緊縮財政かで混迷する

この解析は、「米英(日)とヨーロッパの駆け引き」で語られています。


■ 対立では無く共謀である ■

私はここで述べられている「対立」は、事態をそれらしく見せる為のヤラセだと思っています。

米ドルが崩壊すれば、世界経済の被る被害は甚大で、ヨーロッパとて無傷ではいられません。

尤も、ヨーロッパが永年の悲願である「統一」を獲得する為にはそのぐらいの危機が必要なのでしょう。

世界の通貨の支配者が誰であるかを考えた場合、「ドル VS ユーロ」というのも、資金移動による利益を引き出す為の装置に過ぎない事に思い至るはずです。

■ ドルの歴史は「切り下げ」の歴史 ■

私が「ドル崩壊」を予測するのは、アメリカが憎い訳でも、終末論愛好家である訳でも無く、「ドルが救われる有効な手段が思いつかない」事によります。

ドルの崩壊は第二次世界大戦が終結した時から始まっています。

危機1

① 大量の戦時国債の償還が行われる。

② ドルが機軸通貨となったので、市場のドルはドルを必要とする海外に投資さっる

危機2

③ 第二次大戦の戦時国債を償還する為に発行した大量の国債の償還時期が来る

④ 大量のドルが発行されて、金兌換性が維持できなくなる

⑤ ニクソンショックによって金兌換性と固定相場が廃止される

⑥ ドルの暴落に備えてIMFはSDRのシステムを準備した

⑦ 石油ショックによる石油価格の高騰が、ドル需要を高める(修正ブレトンウッズ体制)

危機3

⑧ アメリカの空洞化によって貿易赤字と財政赤字が膨らむ

⑨ プラザ合意でドルを引き下げ、対外負債を圧縮する

危機4

⑩ 偽の金融によって、過剰なドルが発行される

⑪ リーマンショックによって流動性が喪失し、ドルが需要が高まる

危機5

⑫ リーマンショックの後始末で財政赤字がかつて無いペースで膨張する

⑬ 実体経済の損傷が激しく、経済はデフレ基調

⑭ 過剰流動性により原油価格や穀物価格は高騰


この様にドルは戦後、度重なる危機を「切り下げ」によって凌いできました。


■ FRBがドルを過剰に発行する理由 ■

ドルが機軸通貨である以上、世界の経済が拡大する時には大量のドルの増刷を伴います。

① ドルが増刷される

② 過剰なドルは海外に投資され、新興国の発展に寄与する

③ 「金融」や「米国債」投資によって海外のドルが米国内に還流する

④ 米国内で「住宅バブル」が膨らむ

結局、世界経済の発展が、サブプライム危機を発端とする金融危機を招いたとも言えます。
その結果、FRBは大量のドルを発行し、経済の崩壊を食い止めようとしています。

さて、大量に発行したドルが米国債投資に向かうなら、米国財政は債務を膨らめる事が可能です。世界最強国家の信頼から、従来は有事にこそ米国債は好まれました。

■ 米国債の買い手が居ない ■

今回の危機が今までの危機と異なるのは、「米国債の買い手が居ない」という一点に集約されます

QE2でFRBは発行される米国債の6割を直接買い付けています。
プリンティング・マネーと化したドルに、世界が不安を覚えています。
当然QE2終了後に米国債が売れ残る事態も予想され、そうなれば米国債の暴落も視野に入ってきます。

共和党が米国債務の上限引き上げに反対する最大の理由は、債務上限を引き上げて、米国国債を大量発行した場合、売れ残る事態が充分予想され、米国債暴落の引き金を引く恐れがあるからです。

■ 米国の陥ったトリレンマ ■

米国は米国債を増刷しなければ、米国債の償還が滞り、デフォルトします。

米国は米国債を増刷しても、FRBが米国債を買上げなければ、米国債が暴落してデフォルトします。

米国は、FRBがQE3を発動して米国債を直接買い付ける事も出来ますが、こればドルの信用を著しく失墜し、米国債が売られて暴落し、デフォルトします。


詰将棋では相手をジレンマに落とし込めば勝利です。米国は既にトリレンマに陥っていますので、通常、負けるのは時間の問題です。

■ 米国は将棋盤をひっくる返す欲望に勝てるのか? ■

従来であれば、この様な危機には必ず隠されていた駒が、突然盤上に現れました。

ニクソンショックの時は、中東戦争と石油ショックでした。
プラザ合意も、新たに飛車と角が増えたくらいの効果がありました。

今回はどんな駒が現れるのでしょうか?
既に、王が単独で敵の駒に囲まれている状態を一掃できる駒とは、いったい何なのでしょうか?

多くの「ドル安泰論者」達は、「今までドルは何度も危機を脱してきたのだから、今回も大丈夫」という無根拠な理論に依存しています。「きっと盤上に、いきなり飛車ち角と金と銀が現れるさ」という期待を抱いています。・・・尤もそれらの駒は敵の手中にあるのですが・・。

私は盤上から突然「王」が消える結末を予測します。
あるいは、「王」が突然「キング」に変わるなんてのも面白いかも知れません。

もし米国債とドルが生き延びるとするならば、想像を絶するようなインチキが行われるのでしょう。世界がそれを黙って見逃すかどうかは、その時が来て初めて分かるのでしょう。

腹芸の一つも出来なくちゃ・・・政局の混迷の深層?

2011-06-23 15:51:00 | 時事/金融危機
 



■ 意外と粘る菅直人 ■

一時は退陣の瀬戸際まで追い込まれた菅首相ですが、ここに来て意外な粘りを見せています。

首相就任当初より、菅首相は「打たれ強い」と言われていました。その理由は「伸子婦人に耐えられるのだから、たいがいの事は耐えられるはず・・」というものでした。何だか、まんざら嘘とも思えぬ分析です。

■ 踊らされた自民党 ■

今になって振り帰ると、民主党の内紛劇で一番損をしたのは自民党でした。
政権を離れて2年弱。自民党が握っていた利権も大分失ったはずです。
そろそろ政権が恋しい・・・そこら辺の所を、民主党に上手く利用されたようです。
自民党はしばらく「不信任決議案」というカードは切れません。

あと一人踊り続けている人物が・・・仙石氏です。
こちらが、ただの一人踊りなのか、それとも色々と含みがあるのかは今後注目です。

■ 菅、小沢、鳩山が結託していたら? ■

何かと纏まりの悪い民主党ですが、はたしてこれが単なる個人のイガミ合いなのか。それとも他の目的があるのかは、考察する価値があると思われます。

不信任決議案 → 菅総理退陣要求 → 菅続投 という一連の動きは、あまりにも良く出来ています。

私は菅-鳩山-小沢の連携プレーであったのでは?と妄想してしまいます。

■ 政局の混乱こそが国益? ■

wikireaksが洞爺湖サミットでアメリカが福田首相に自衛隊のアフガン派兵を要求していた事をリークしています。さらには、軍資金の支援も要請していたそうです。

福田元総理は官邸を去る際に、晴れ晴れとした表情をしていました。辞任お記者会見で退陣の理由を問うた記者に、「あなた達とは違うんです」という強烈な言葉を浴びせていた事が印象に残ります。

今から思えば、福田元総理は辞職する事で、政局を混乱させ、アメリカの要求を突っぱねたとも言えます。

この時期、アメリカは金融危機で破綻する銀行を救済する為の、日本に100兆円を要求していたとも言われています。みんなの党の渡辺代表は、当時、閣内で100兆円拠出を主張し、福田元総理に罷免されています。

福田元総理の辞職によって、100兆円の要求も宙に浮いてしまいました。

「あなた達とは違うんです」に込められた思いは、さぞや大きかった事でしょう。

■ 大連立は恐ろしい ■

アメリカ経済は現在危機に瀕しています。
頼れるのは、日本と中国ですが、最近中国はアメリカに冷たい・・。
米国債も売却し始めています。

一方日本は、地震で混乱した時ですらしっかりアメリカに貢いでいます。
為替介入や、株式市場からアメリカに流れたお金は少なくは無いはずです。

アメリカやIMFは日本に増税を要求しています。
「震災復興でお金が掛かるのだから、増税しないと財政が破綻するぞ」と脅します。
しかし、増えた税収が震災復興に投入されるとは限りません。

税収が増えた分、どこかで余った税金を狙う輩が必ずいるはずです・・・。

もし、日本が大連立の安定政権であれば、消費税増税も容易です。

しかし、政権が安定せず、参議院がネジレ状態ですから、増税法案は参議院で否決される可能性が高いです。

この様に、政府に力が無ければ、理不尽な要求に結果的に答えなくても良くなります。

■ 優秀な官僚が国家を粛々と運営する ■

日本は欧米の様な、トップダウンの社会システムに成っていません。
言い換えれば、政治が機能しなくても、優秀な官僚達が、粛々と国家運営を行って行きます。

官僚達はアメリカからの要求を骨抜きにするテクニックを持っていますから、のらり、くらりとアメリカの要求をかわしていきます。

■ 戦後日本は、面従背復を繰り返してきた ■

「面従背復」は自民党の田中派(経政会)のお家芸です。
小沢氏もこの流れを汲む政治家です。

小沢氏や鳩山氏、亀井氏などは、民主党が政権を取って以降、あえて政局を作り出し、政治が不安定になる様に振るまっています。

私は以前、それは国民を舐めた行為だと思っていました。
しかし、今では政局の不安定さこそが、日本のファイヤーウォールなのだと考えます。

アメリカやIMFが理不尽な要求をしてきても、
「今の政府には、その法案を通す力が無い」とか、「それをやったら政権が持たない」などと言って逃げ回れば良いだけです。

■ ねじれ国会を解決したくない日本の政治家 ■

参議院で民主党が必要とする議席は16議席です。
自民党を切り崩しても、16議席は確保できそうです。
あるいは、公明党19議席を取り込んでも、政局は安定します。

しかし、どうも民主党は、16議席確保に消極的に見えます。
あたかも、ネジレ国会を長続きさせたいという意志でもあるかの様に・・・。

国会がねじれている間は、重要法案はほぼ全て廃案にされてしまいます。
これを政治の空白と呼ぶのか、最強の防壁と言うのかは、視点が180度異なります。


新聞やニュースが繰り返す理不尽な報道も、政治の混乱を作り出していると思えば、あながち悪い報道では無いのかも知れません。

本日の記事は、根拠など全く無い単なる妄想です。
しかし、視点を180度変えてみると、見える風景が変わってくるものです。