■ もうお忘れですか? ■
皆さん、昨年の今頃、何が世間を騒がせていたか覚えていらっしゃいますか?
「H1N1」でピンと来る方は記憶力の良い方ではないでしょうか?
そう、昨年の今頃は「新型インフルエンザ」がメキシコで発生し、世界は「やれスペイン風邪の再来だ!!」「パンデミックの発生だ!!」と、上へ下への大騒ぎでした。
2009年6月9日にWHOは新型インフルエンザの「パンデミック」を宣言し、それを受けて世界の各国は、感染防止に巨費を投じていきます。
あれから1年、マスコミも国民もあんなに大騒ぎしたのに、もう随分昔の出来事の様に感じます。しかし、私達は今まさに「大騒ぎの代償」を払っているのです。
■ 大量廃棄される輸入ワクチン ■
<http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E0EAE2E1818DE0EAE2E4E0E2E3E29180EAE2E2E2;at=ALL より引用 >
新型インフル輸入ワクチン838万回分解約 厚労省、92億円支払い
2010/6/29 0:29
新型インフルエンザの輸入ワクチンについて、厚生労働省は28日、ノバルティス社(スイス)から今後輸入予定だった約838万回分を解約することで合意したと発表した。購入予定量(2500万回分)の約3割に当たり、輸入ワクチンの解約で初めて違約金約92億円の支払いが発生。差し引きで経費節減は約15億円にとどまった。
同社からは約1662万回分を輸入済みだが、出荷されたのは約2500回分だけで、残りは今月末までにすべて有効期限を迎え、廃棄処分となる見通し。
厚労省は昨年、グラクソスミスクライン社(英)を含む2社と輸入契約を結んだが大量に余った。2社への支払額は計約853億円にのぼる。
<引用終わり>
日本はほとんど使用される事の無かった輸入ワクチンの853億円もの巨費を投じたのです。
さて、その責任は追及されたでしょか?
答えは「否」です。
■ 新型インフルエンザ騒動を総括する ■
私は当初からこのパンデミック騒動に疑念を抱いていました。そこで、新たな展開がある度にこのブログの記録していたので、このブログの「新型インフルエンザ」のカテゴリーをご覧になれば、事件の経緯と、その時点でのWHOと政府とマスコミがいかに世論をミスリードしていったかを振り返る事が出来ます。
エントリー順にタイトルをまとめてみました。
2009・05・07 豚インフルエンザは予行練習?
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20090507/archive
WHOが「フェース6」を検討する中、各国は水際作戦を展開。しかし潜伏期間が6日あるウィルスを成田で食い止める事はナンセンス。弱毒性のインフルエンザでのこの騒ぎは、鳥インフルエンザの為の予行練習か?
2009.05.18 普通のインフルエンザで騒ぎ過ぎ
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20090518/archive
国内で人から人に感染が拡大中。しかし弱毒株で重症化はしない。弱毒株の今のうちに感染して免疫を獲得するのも良いかも。
2009.06.12 市内でインフルエンザ発生
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20090612/archive
私の住む市内でも中学の剣道大会で感染拡大。本当に怖いのはインフエンザでは無く近所の目かもしれない。
2009.08.27 皆でかかれば怖くない・・・新型インフルエンザ
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20090827/archive
近所でインフルエンザが流行っているが、町医者は騒ぎを恐れて新型の検査をせずに季節性で処理をしている。新型インフルエンザの症状は夏風邪程度の人たちも多い。
2009.08.29 新型インフルエンザ・・・超過死亡概念
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20090829/archive
インフルエンザの死亡率はWHOの推奨する「超過死亡」が適用されている。直接の死因が肺炎でも糖尿病でも、インフルエンザによって重症化して死に至れば、インフルエンザによる死亡そしてカウントされる。日本でも多い時は1シーズン1万人を超えるインフルエンザによる死者が発生する。WHOが発表した世界で2000人の死亡は、とても少ない数字で、新型インフルエンザがいかに脅威でありえないかを証明する。
2009.08.30 WHOは何故危機を煽るのか
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20090830/archive
WHOは若年者の重症化をことさら強調して危機を煽っている。この時点での日本の感染者の致死率は0.043%で季節性よりも低い。WHOは温暖化を煽るIPCCに酷似してきた。
2009.09.06 新型インフルエンザの実体
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20090906/archive
WHOの発表がトーンダウンし始める。学者の間からもWHOの方針に疑問の声が上がり始めた。国産ワクチンの摂取が10月下旬に始まるが、感染ピークは過ぎているだろう。
2009.09.07 WHOの目的は?
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20090907/archive
WHOが世界の志望者の把握を既に中止している。この騒動で得をしたのは製薬メジャーである。ワクチンの販促として新型インフルエンザが利用された?
2009.09.08 1976年のインフルエンザ騒動
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20090908/archive
1976年にアメリカで類似のインフルエンザ騒動が発生していた。この時ボイ儲けしたのはラムズフェルドの製薬会社であったが、そのワクチンの副作用が500人発生し、30人が死亡した。インフルエンザによる死者は1人だけだった。ラムズフェルドは今回もタミフルで大儲けをしている。
2009.09.13 NHKスペシャル・・・冷静に見てみると
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NHK特集が新型インフルエンザの特集を放送したが、チリや沖縄の状況を誇大に報道して危機を煽っている。
2009.09.16 致死率0.4%・・・一人歩きする数字
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20090916/archive
ユトレヒト大学の西浦研究員が感染初期に報告した致死率0.4%が一人歩きしている。現在の日本の致死率は単純計算で0.0093%である。新聞記者は電卓もはじけないのか?
2009.10.05 新型インフルエンザの実体
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20091005/archive
通常の季節性インフルエンザと比較しても1/10程度の致死率の新型インフルエンザ。こんなインフルエンザで果たしてワクチン接種の必要があるのか?
2009.10.06 「陰謀論」というレッテル
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新型インフルエンザ騒動は「陰謀論」の匂いがする。アメリカのワクチン行政は巨大製薬企業と政治家と副作用の歴史である。
2009.10.12 新型インフルは新型で無い?
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新型インフルエンザは「新型」では無く、「旧型」であった疑いが。その証拠に高齢者の感染は殆ど見られず、免疫を既に持っていた可能性が高い。
2009.10.18 統計の処理には注意が必要
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20091018/archive
新型インフルエンザの感染者数は季節性インフルエンザの例年の感染者数に比べて非常に少ない現段階での統計処理には注意が必要。
2009.10.25 「若者よ新型インフルエンザに大いに罹れ」・・・という主張
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20091025/archive
安保徹・新潟大学大学院医歯学総合研究科教授は若者に大いにインフルエンザに罹れと推奨。若いうちに免疫は獲得すべき。
2009.11.03 ワクチンって何
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20091103/archive
ワクチンは有効であるが、その効果は数ヶ月で消失する。本物のウィルスによる感染でなければ恒常的な免疫は獲得できない。
2009.11.12 本格的な流行期へ突入
息子の高校でも学級閉鎖が多発し、本格的な流行期に突入。しかしだいたい軽症で皆回復。
2009.11.12 本当に怖いのは輸入ワクチン
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20091112/archive
ワクチンで本当に効が発揮されたのは天然痘のワクチンのみ。BCGも諸外国では発ガン性の問題から中止している。医療が発展して致死率が下がった感染症は、ワクチンによるリスクと感染症によるリスクを再検討する必要がある。ワクチンによる免疫は10年程度で消失する事を念頭に置くべきだ。
2009.11.13 輸入ワクチンの接種は即刻中止すべき
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20091113/archive
安全性の確認されていないスクワレン・アジュバンド(免疫増強剤)を使用した輸入ワクチンの摂取は即刻中止すべきだ。スクワレン・アジュバンドには自己免疫疾患を引き起こす疑いがもたれていて、新型インフルエンザワクチンには不妊化作用の疑いも掛けられている。WHOの本当の目的は、将来的な人口抑制では無いか?
2009.11.14 巨大な人体実験場と化した世界
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20091114/archive
アジュバンドは癌ワクチンの開発に欠かせないものとして注目されている。厚生労働省も輸入ワクチンのなし崩し的承認で、アジュバンド解禁に舵を切った。世界の製薬会社との競争に負けない為である。
2009.11.16 子宮頸がんワクチンは強制接種するようなものか?
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20091116/archive
WHOが進める10代女子への子宮頸がんワクチンの有効性にははなはだ疑問がある。早期発見でほぼ完治する癌にリスクを伴うワクチン接種がはたして必要か?さらにはワクチンの効果も10年程度で、その後感染するリスクを考えると、10代の少女達へのワクチン摂取はナンセンスである。
2009.11.16 ワクチンは打たないで!!
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20091116/archive
従来からインフルエンザワクチンの有効性には疑問点が多く、日本では副作用が多発した事から子供への集団予防接種は中止されたという歴史的事実がある。
2009.11.17 ワクチンによる免疫持続
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ワクチンの効果は一時的であり、10年程度で消失してしまう。
2009.11.21 新型インフルエンザの真実
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国産の新型インフルエンザワクチンを接種して9000人が重篤な副作用を発症。
21人が亡くなった可能性があります。
2009.11.24 輸入ワクチンの副作用
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20091124/archive
カナダのグラクソ社のワクチンで「アナフィラキシー・ショック」の副作用が発生。しかし国内ワクチンより発生率は低く、厚生労働省はマスコミにリークしてこの問題を煽り、輸入ワクチンの接種時期を遅らせる作戦の様に思われる。
2009.11.26 現場の医師のブログ
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20091126/archive
欧米でも日本でも現場の医師は自身にインフルエンザワクチンを接種したがらない。ワクチンの無効性は医師達が一番知っている。
2009.12.11 インフルエンザ患者数減少に
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20091211/archive
国内の新型インフルエンザの患者が大幅に減少。感染ピークは過ぎたらしい。
2009.12.14 ポーランドの保健大臣
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20091214/archive
2009.12.21 自業自得?・・・ワクチンが余って損失発生?
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20091221/archive
ポーランドの保険大臣は、新型インフルエンザワクチンから国民を守るため、ワクチンの輸入をしない事を決定。彼女は臨床経験豊富な医師でもある。
2010.01.06 新型インフルエンザの終焉
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20100106/archive
日本の感染ピークはどうやら過ぎたらしい。無症状者が発症者の5倍居るらしい。
2010.01.12 新型インフル・・・欧州委員会がWHOを追及
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20100112/archive
欧州委員会がWHOが無駄に新型インフルエンザ危機を煽ったとして公聴会を開催。WHOと製薬会社の癒着を追及。
2010.01.31 したたかな日本の官僚
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20100131/archive
日本では輸入ワクチンはほぼ使用されないらしい。したたかな日本の厚生官僚は、輸入ワクチンの導入を遅らせる事で、国民を輸入ワクチンから救った。
2010.02.08 新型インフルエンザの重症患者は免疫グロブリンに異常
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20100208/archive
妊婦に新型インフルエンザの重症例が多いのは、妊娠によって免疫グロブリンの一種IgG2の量が低下するかららしい。重傷者の中にはこの免疫グロブリンの代謝異常の人が含まれている可能性がある。
一方、WHOはパンデミックを宣言する際に、パンデミックの定義をひそかに改定していた。全世界に重大な危機を引き起こす強毒ウィルスに対して宣言されるパンデミック宣言を、単なるウイルスの大陸間の感染でも発動出来るようにしていた。これは犯罪的行為である。
我ながら、「インフルエンザ・フリーク」な1年でした。
■ 不可解な事件は忘れ去られる ■
あれ程世間を騒がせた新型インフルエンザですが、新聞もニュースもほとんど総括せず、追跡記事もありません。
追跡されると困る人達がたくさんいるからです。
1) 輸入ワクチンを政治決定した枡添厚生大臣(当時)
2) 枡添氏に輸入ワクチンの必要性を説いた、村上・木村 両技官
3) 輸入ワクチン導入に屈した厚生官僚
4) 新型インフル騒動を煽ったNHKを始めマスコミ各社
5) ボロだ露呈し過ぎたWHO
6) インフルエンザの権威として危機を煽ったエラスムス大学の教授アルバート・オスターハウス
7) 致死率を高めに算出したユトレヒト大学の西浦研究員
8) インフルエンザワクチンで大儲けした製薬メジャー
9) タミフルで大儲けしたラムズフェルド
10) WHOを影であやつる、世界の指導者達・・・。
昨年の新型インフルエンザ騒動は、初めからWHOの暴走ぶりが突出していて、非常に不可解な事件でした。
私は「陰謀論」など低俗なものだと思っていましたが、新型インフルエンザを注視しているうちに、世界は何か大きな力で強引に動いている事を確信しました。
新聞の一面にこそ陰謀は溢れています。
そして、それはある日突然、人々の前から姿を消します。
■ 新型インフルエンザは普通のインフルエンザになった ■
新型インフルエンザは今年も又、感染を再開しました。
<引用>
防衛大で40人、新型インフルエンザ集団感染
神奈川県横須賀市は23日、防衛大学校(同市走水)で新型インフルエンザの集団感染が発生したと発表した。
22日午後5時までの患者数は防大生39人と教官1人の計40人。重症者はいない。
市保健所によると、防衛大学校の医務室から今月18日、発熱した学生を検査したところ、新型インフルエンザの患者5人を確認したとの連絡があった。
同大は患者を隔離し、患者との濃厚接触者らについても外出自粛などの措置を取っている。
(2010年6月23日10時55分 読売新聞)
<引用終わり>
しかし、もう誰も騒ぎません。
今年の季節性インフルエンザのワクチンにはH5N1型のワクチンも含まれています。
新型インフルエンザは普通のインフルエンザになったのです。
そして、新型インフルエンザが他の季節性インフルエンザより優先感染した昨年は、記録的にインフルエンザの死者の少ない年になりました。
さて皆さん、この事実をどう受け止められるでしょうか?