■ WHOが若年者の重症化を警告 ■
<本日のロイターの記事から引用>
[ワシントン 28日 ロイター] 世界保健機関(WHO)は28日、新型インフルエンザ(H1N1型)について、ウイルスが直接肺に達し健康な若い人が深刻な呼吸器不全に陥る重症例が医師から報告されていると発表した。また、日本での感染拡大が流行の水準に達したとの見方を示した。
WHOはインフルエンザの世界的大流行(パンデミック)に関する最新報告で、一部の国ではウイルスに感染した患者の15%が病院での治療を必要としているとし、すでに過度の負担を抱えている医療システムをさらに追い詰めていると述べた。
日本での感染拡大については、インフルエンザシーズンの通常よりも早い開始を示唆しているとの見方を示した。熱帯地域でも状況が悪化していると述べた。
「おそらく最も重要なのは、世界中の臨床医が健康な若年層にもインフルエンザ重症例がみられると報告していることだ。これは季節性インフルエンザにはあまり当てはまらない」と指摘したほか、「重症患者数の急増に集中治療施設が対応できない恐れがあり、需要増を見越した対策が必要」との見解を示した。
<引用終わり>
これを読むと、新型インフルエンザで重症になったらどうしようと不安になります。
一方、5月27日の読売新聞の記事では、
<引用>
成田赤十字病院(千葉県成田市)で治療を受けた最初の感染者3人の症状は、38~39度台の発熱やのどの痛み、せき、たんなど、季節性のインフルエンザとほぼ同じだった。
来院時に38、39度台だった2人は治療薬のタミフルを使い、3日以内に熱は治まった。他の1人は、発熱があったのは1日だけで、来院時にはすでに平熱に下がっていたため、タミフルは使わなかった。
一方、神戸市灘区の男性開業医(52)が診療した感染者の場合、高校の男子生徒は37度台の熱が出て、治療薬リレンザを使った後に軽快し、女子生徒は38度台の熱が出たが、治療薬は使わずに翌日には熱が下がった。
ほとんどの患者で38度以上の高熱が出るが、38度未満の場合もある。治療薬が効くが、使わなくても安静にしていれば治ることが少なくない――。こうした特徴は、季節性インフルエンザと同じだ。神戸市の感染者のうち43人、大阪府の69人をそれぞれ分析した調査結果でも、症状面では「季節性」と大差はなく、入院が必要な患者は1人だけだった。
ただし、季節性とは異なる特徴もいくつかある。
まず、高齢の患者が少なく、若者が多いこと。日本でも高校生を中心に感染が広がったが、米国疾病対策センター(CDC)の発表でも、米国の患者の半数以上が18歳未満で、入院患者の7割は49歳以下だった。この結果からCDCでは、1957年以前に生まれた中高年にはウイルスに対する免疫がある可能性も考えられるとしている。
また米国では、呼吸器疾患や心臓病、糖尿病などの持病(基礎疾患)がある人に重症例が多いこともわかった。さらに、「季節性」では重症化しにくい若者に、ウイルス性肺炎などの重症患者が一定数見られた。
CDCは、入院した重症の感染者30人の詳細を公表。それによると、持病のある人や妊婦が多い一方で、若い世代ばかり、持病が何もない人も8人いた。
今回のウイルスは弱毒性とされているが、国立感染症研究所感染症情報センター長の岡部信彦さんは「持病のある人はもちろん、若い世代も警戒はした方が良い」とくぎを刺す。
糖尿病でも、血糖値の管理ができていれば、過度な心配はいらない。持病のある人は日頃から治療を怠らないことが肝心だ。
(2009年5月27日 読売新聞)
<引用終わり>
と書かれています。
これが実体です。
「なんだ、季節性インフルと症状は同じなんだ。」と思います。
「でも、若者でも重症化するから、注意は必要だよな。」とも思います。
■ 確率的に考える ■
新型インフルエンザは既に全国に蔓延していて、
その推定患者数は、8月28日現在、15万人です。
内、死亡者が29日の時点で7名です。
ほとんどの方が慢性疾患を抱えた方です。
単純に致死率を計算すると、0.047%となります。
日本の昨年度の交通事故死者数は5155人で、全人口の0.043%です。
サンプルが少ない時点での統計に意味が無い事を承知で暴論すると、
「インフルエンザに日本国民全員が感染して発症しても、
死亡する人は、交通事故で死亡する割合と極めて近い」と言えます。
■ 確率と実感 ■
確率的には、非常に低い新型インフルエンザの重症化と死亡ですが、
確率と実感はいつもかけ離れています。
我々は悪いケースを考える時、どんなに良いケースの確率が高くても、
悪いケースに自分が陥った時の事を想像する習性を持っています。
交通事故に遭って死ぬ確立は大変低いのに、交通事故で死ぬ事を予想して恐怖します。
確率的には、交通事故に遭って死ぬ事はほぼ無いにも係わらず・・・。
これは、生物が生き抜く為の本能です。
最悪の事態を重視する事で、生存確率が上昇するのです。
インフルエンザも同様で、新型インフルエンザに掛かって重症化する確率は低いのに、
死んだらどうしよう、重症になったらどうしよう・・・と考えてしまいます。
WHOの発表は、我々のこの様な習性を強く刺激します。
■ IPCCに似てきたWHO ■
IPCC(国際温暖化パネル)が単なる温暖化の検討組織だったのに、
今では大きな権力として機能しているのと同様に、
WHOもパンデミックを機会に、権力として機能し始めています。
危機を煽って、支配力を強めています。
試しgoogleで「WHO 陰謀」とか、「WHO 製薬会社」と入力してみると、
面白い事に、この二つの語句が同時に書かれたページはヒットしません。
WHOを無視して、検索が掛かります。
googleに恣意的な検索の制限が掛かっているとしか、思えません。
さてさて、何故でしょう???
PS
ただ禁則の掛け方が甘いようで、「世界保健機関 陰謀」では
ゾロゾロと検索に掛かってきます。
これらのページの中にもWHOの文字は踊っていますが、
何故だか「WHO 陰謀」では検索に掛かりません。
同じ事が、「WFP 穀物メジャー」でも起こります。
「国連世界食糧計画 穀物メジャー」の組み合わせでは
色々と検索に引っかかってきますので、
明らかにWFPには禁則が設定されています。
googleが規制されるのは中国だけの話では無いようです。
逆に言えば、googleの禁則ワードの組み合わせの裏には、
何か知られたく無い事があるのでしょう。
分かり易過ぎて、むしろ笑えます。google!!
さすがはgoogleの中には世界がある!!
<本日のロイターの記事から引用>
[ワシントン 28日 ロイター] 世界保健機関(WHO)は28日、新型インフルエンザ(H1N1型)について、ウイルスが直接肺に達し健康な若い人が深刻な呼吸器不全に陥る重症例が医師から報告されていると発表した。また、日本での感染拡大が流行の水準に達したとの見方を示した。
WHOはインフルエンザの世界的大流行(パンデミック)に関する最新報告で、一部の国ではウイルスに感染した患者の15%が病院での治療を必要としているとし、すでに過度の負担を抱えている医療システムをさらに追い詰めていると述べた。
日本での感染拡大については、インフルエンザシーズンの通常よりも早い開始を示唆しているとの見方を示した。熱帯地域でも状況が悪化していると述べた。
「おそらく最も重要なのは、世界中の臨床医が健康な若年層にもインフルエンザ重症例がみられると報告していることだ。これは季節性インフルエンザにはあまり当てはまらない」と指摘したほか、「重症患者数の急増に集中治療施設が対応できない恐れがあり、需要増を見越した対策が必要」との見解を示した。
<引用終わり>
これを読むと、新型インフルエンザで重症になったらどうしようと不安になります。
一方、5月27日の読売新聞の記事では、
<引用>
成田赤十字病院(千葉県成田市)で治療を受けた最初の感染者3人の症状は、38~39度台の発熱やのどの痛み、せき、たんなど、季節性のインフルエンザとほぼ同じだった。
来院時に38、39度台だった2人は治療薬のタミフルを使い、3日以内に熱は治まった。他の1人は、発熱があったのは1日だけで、来院時にはすでに平熱に下がっていたため、タミフルは使わなかった。
一方、神戸市灘区の男性開業医(52)が診療した感染者の場合、高校の男子生徒は37度台の熱が出て、治療薬リレンザを使った後に軽快し、女子生徒は38度台の熱が出たが、治療薬は使わずに翌日には熱が下がった。
ほとんどの患者で38度以上の高熱が出るが、38度未満の場合もある。治療薬が効くが、使わなくても安静にしていれば治ることが少なくない――。こうした特徴は、季節性インフルエンザと同じだ。神戸市の感染者のうち43人、大阪府の69人をそれぞれ分析した調査結果でも、症状面では「季節性」と大差はなく、入院が必要な患者は1人だけだった。
ただし、季節性とは異なる特徴もいくつかある。
まず、高齢の患者が少なく、若者が多いこと。日本でも高校生を中心に感染が広がったが、米国疾病対策センター(CDC)の発表でも、米国の患者の半数以上が18歳未満で、入院患者の7割は49歳以下だった。この結果からCDCでは、1957年以前に生まれた中高年にはウイルスに対する免疫がある可能性も考えられるとしている。
また米国では、呼吸器疾患や心臓病、糖尿病などの持病(基礎疾患)がある人に重症例が多いこともわかった。さらに、「季節性」では重症化しにくい若者に、ウイルス性肺炎などの重症患者が一定数見られた。
CDCは、入院した重症の感染者30人の詳細を公表。それによると、持病のある人や妊婦が多い一方で、若い世代ばかり、持病が何もない人も8人いた。
今回のウイルスは弱毒性とされているが、国立感染症研究所感染症情報センター長の岡部信彦さんは「持病のある人はもちろん、若い世代も警戒はした方が良い」とくぎを刺す。
糖尿病でも、血糖値の管理ができていれば、過度な心配はいらない。持病のある人は日頃から治療を怠らないことが肝心だ。
(2009年5月27日 読売新聞)
<引用終わり>
と書かれています。
これが実体です。
「なんだ、季節性インフルと症状は同じなんだ。」と思います。
「でも、若者でも重症化するから、注意は必要だよな。」とも思います。
■ 確率的に考える ■
新型インフルエンザは既に全国に蔓延していて、
その推定患者数は、8月28日現在、15万人です。
内、死亡者が29日の時点で7名です。
ほとんどの方が慢性疾患を抱えた方です。
単純に致死率を計算すると、0.047%となります。
日本の昨年度の交通事故死者数は5155人で、全人口の0.043%です。
サンプルが少ない時点での統計に意味が無い事を承知で暴論すると、
「インフルエンザに日本国民全員が感染して発症しても、
死亡する人は、交通事故で死亡する割合と極めて近い」と言えます。
■ 確率と実感 ■
確率的には、非常に低い新型インフルエンザの重症化と死亡ですが、
確率と実感はいつもかけ離れています。
我々は悪いケースを考える時、どんなに良いケースの確率が高くても、
悪いケースに自分が陥った時の事を想像する習性を持っています。
交通事故に遭って死ぬ確立は大変低いのに、交通事故で死ぬ事を予想して恐怖します。
確率的には、交通事故に遭って死ぬ事はほぼ無いにも係わらず・・・。
これは、生物が生き抜く為の本能です。
最悪の事態を重視する事で、生存確率が上昇するのです。
インフルエンザも同様で、新型インフルエンザに掛かって重症化する確率は低いのに、
死んだらどうしよう、重症になったらどうしよう・・・と考えてしまいます。
WHOの発表は、我々のこの様な習性を強く刺激します。
■ IPCCに似てきたWHO ■
IPCC(国際温暖化パネル)が単なる温暖化の検討組織だったのに、
今では大きな権力として機能しているのと同様に、
WHOもパンデミックを機会に、権力として機能し始めています。
危機を煽って、支配力を強めています。
試しgoogleで「WHO 陰謀」とか、「WHO 製薬会社」と入力してみると、
面白い事に、この二つの語句が同時に書かれたページはヒットしません。
WHOを無視して、検索が掛かります。
googleに恣意的な検索の制限が掛かっているとしか、思えません。
さてさて、何故でしょう???
PS
ただ禁則の掛け方が甘いようで、「世界保健機関 陰謀」では
ゾロゾロと検索に掛かってきます。
これらのページの中にもWHOの文字は踊っていますが、
何故だか「WHO 陰謀」では検索に掛かりません。
同じ事が、「WFP 穀物メジャー」でも起こります。
「国連世界食糧計画 穀物メジャー」の組み合わせでは
色々と検索に引っかかってきますので、
明らかにWFPには禁則が設定されています。
googleが規制されるのは中国だけの話では無いようです。
逆に言えば、googleの禁則ワードの組み合わせの裏には、
何か知られたく無い事があるのでしょう。
分かり易過ぎて、むしろ笑えます。google!!
さすがはgoogleの中には世界がある!!