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経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

ワールドカップが始まります!!

2014-06-27 07:22:00 | 時事/金融危機
 
これなーんだ?


●1  スペイン
〇2  ドイツ
〇3  ブラジル 
●4  ポルトガル
〇5  アルゼンチン
〇6  スイス
〇7  ウルグアイ
〇8  コロンビア
●9  イタリア
●10 イングランド
〇11 ベルギー
〇12 ギリシャ
〇13 アメリカ合衆国
〇14 チリ
〇15 オランダ
 16 ウクライナ
〇17 フランス
●18 クロアチア
●19 ロシア
〇20 メキシコ
●21 ボスニア・ヘルツェゴビナ
〇22 アルジェリア
●23 コートジボワール
 24 デンマーク
 25 スロベニア
●26 エクアドル
 27 スコットアンド
〇28 コスタリカ
 29 ルーマニア
 30 セルビア
 31 パナマ
 32 スウェーデン
●33 ホンジュラス
 34 チェコ共和国
 35 トルコ
 36 エジプト
●37 ガーナ
 38 アルメニア
 39 カーボベルデ諸島
 40 ベネズエラ
 41 ウェールズ
 42 オーストリア
●43 イラン
〇44 ナイジェリア
 45 ペルー
●46 日本
 47 ハンガリー
 48 チェニジア
 49 スロバキア
 50 パラグアイ
 51 モンテネグロ
 52 ギニア
 53 アイスランド
 54 シエラレオネ
 55 ノルウェー
●56 カメルーン
 57 マリ
●58 韓国
 59 ウズベキスタン
 60 ブルキナファソ
 61 フィンランド
●62 オーストラリア
 63 ヨルダン
 64 リビア
 65 南アフリカ
 66 アルバニア
 67 ボリビア
 68 エルサルバドル
 69 ポーランド
 70 アイルランド
・・・・


欧州 13.0
南米 5.5
アフリカ 5.0
アジア 4.5
北南米カリブ 3.5
オセアニア 0.5

合計   32か国



答え FIFAのランキング


〇 ワールドカップ 予選通過
● ワールドカップ 予選敗退


日本がFIFAに支払った放送権料は400億円。
そのうちの7割 280億円をNHKが負担。
NHKは64試合中32試合を地上波で放送。



まあ、これだけ放送権料を払ったのですから視聴率が低ければ割に合いません。「決勝トーナメント進出は確実」なんて報道もする訳ですが・・・。

さて、もう一度上のFIFAのランキングを見てみましょう。

FIFAのランキング自体は、強い国と多く試合をして負ければランキングが下がり、弱い国とばかり試合して勝てば上がるので、絶対の基準ではありませんが、それでも凡その強さを反映しています。

■ 番狂わせの敗退国

●1  スペイン
●4  ポルトガル
●9  イタリア
●10 イングランド

■ 大金星

〇22 アルジェリア
〇28 コスタリカ
〇44 ナイジェリア

特に激戦のグループDでイタリアを破りイングランドと引き分けたコスタリカは凄い。
相当格上のボスニア・ヘルツェゴビナを破ったナイジェリアも頑張った!!
アルジェリアは組み合わせが良かった気がしますが、決勝トーナメントに初進出で国民は狂喜乱舞でしょう。

■ 順当に敗退国

●33 ホンジュラス
●37 ガーナ
●43 イラン
●46 日本
●56 カメルーン
●58 韓国
●62 オーストラリア

■ 優勝候補(オッズ順)(
http://sports.williamhill.com/bet/ja/betting/e/1277216/World-Cup-2014---Tournament-Winner.html

〇3  ブラジル
〇5  アルゼンチン
〇2  ドイツ
〇15 オランダ
〇11 ベルギー
〇8  コロンビア
〇14 チリ
〇20 メキシコ


世間では「日本の予選敗退のA級戦犯は誰だ」みたいな報道がされていますが、予選通過の方が奇跡に近いのでは?(結果論で恐縮ですが)

私としては、経済危機でも頑張るギリシャを応援したい。
同じグループのコロンビアも応援しちゃいます。
奇跡の決勝リーグ進出のコスタリカも勝って欲しい。

「ワールドカップは終わった・・・」みたいな空気が漂っていますが、ワールドカップはこれからが本番。どんなスーパープレイが飛び出す事やら・・・。TV無いので見れませんが・・・。




ところで、日本が初戦で戦ったコートジボワール。私が中学生の頃は「象牙海岸」って地図に書かれていましたが、フランス語表現になったらとってもオシャレな国名になりました。「コーヒー牛乳」が「カフェラテ」に変身したみたい・・・。

トマトの肥料の状態・・:過多なのか、不足なのか?

2014-06-26 06:03:00 | エコロジー
 



娘が学校から沢山のトマトを持って帰って来ました。
農業の課題研究の為に配合比を変化させた用土でトマトの生育と糖度の違いを実験していますが、ピートモス、パーライト、バーミキュライトの量を極端に変えた用土を9種類用意し、さらに比較としてただの畑の土のサンプルを2鉢ずつ比較します。計20株の桃太郎トマトを栽培しているので、1回の収穫で20個のトマトが取れます。

高校生の研究なので、配合比は極端に変化させていますが、トマトはどれもスクスクと育ち、配合比の違いはトマトの実にあまり影響を与えない様で、糖度も大きさもあまり変化が無かったそうです。

他の子供達は様々なテーマを選んで研究を進めていますが、「トマトは牛乳で美味しくなるか」とか、「トマトの周囲にバジルを植えると美味しくなるのか」といった実験から、「キュウリを横に伸ばすとどうなるか」などという単純だけど実は興味深い実験まで行っています。

「野菜に音楽を聞かせて成長の差を調べる」というテーマを選択しようとした生徒も居たそうですが、これは先生が「野菜が音楽を聞き分ける訳ない」と却下したそうです。しかし、実際には音が植物の生育に影響を与える原理が科学的に明らかにされています。。

1992年にフランスのジョエル・ステルンナイメールは音の持つ固有の振動が植物のタンパク質合成に影響を与える事を解明し、植物の種類別に効果のある音で特許を取っています。「スケール共鳴によりタンパク質の生合成を後成的に制御する方法」という特許です。

「人が話しかけると花が綺麗に咲く」なとという話は、園芸愛好家のファンタジーでは無く、科学的根拠がある事なのです。googleで検索したらこんな実験の結果が出て来ました。

http://school.gifu-net.ed.jp/ena-hs/ssh/H23ssh/sc2/21149.pdf

「カイワレ大根にモーツアルトを聴かせると成長が良くなるが、ヘビメタを聴かせると成長が抑制される」という結果が出た様です。(ちょっと条件が揃っていない気もしますが)。多くの人がモーツアルトを聴いて心地よいと感じるのは、実は細胞の中のタンパク質が喜んでいるからなのかも知れません。(私はノイズミュージックのストレスの方が好きですが)

ところで、我が家のトマトもようやく色づきました。娘の苗を分けてもらったのですが、学校のハウスの中で栽培する方がベランダよりも生育が速い様です。

一方、我が家のトマトは、縮れてしまいました。昨年も同様の症状になったので、原因をネットで調べた所、窒素肥料が多すぎると葉がカールしてしまうと分かりました。我が家のベランダ園芸の灌水には熱帯魚の水槽の水を与えています。この水には魚の糞や残り餌が分解された硝酸塩が含まれています。硝酸塩は窒素肥料なので、この水が原因で窒素過多の状態になったいるのでは無いかと思われます。


健康なミニトマトの葉


葉がカールしてしまった桃太郎

昨年の反省から、元肥を減らし気味で今年は栽培を始めました。灌水も水道水にしました。それでも葉がカールしてしまうのは・・どうも窒素過多では無い気もします。大きな実に栄養を吸い取られる桃太郎の茎は細く、茎も間延びしています。(日照不足の影響もあるかと)

窒素分が多すぎる場合は大量に灌水して窒素分を洗い流す方法が有効ですが、追肥不足の場合は水で肥料分が洗い流されてしまうので逆効果になります。そこで、少し大目にリン酸肥を土の上に追肥して、バケツ2杯の水を一気に灌水してみました。

窒素分を洗い流すと同時に、リン酸肥料を水に溶かしすという荒業です。これで窒素過多でも肥料不足でも、どちらでも対応出来るのではないかと思ったからです。ドバーっと灌水する事で、土の表面に蒔いた肥料が適当に土に混じり合う効果も狙えます。

結果は・・・



頂部の葉のカールが取れてきました。一応、成功した様ですが・・・



今度は花房の先に葉が出て来ました。これ、肥料過多で起きる現象です。今度は肥料が効きすぎたのかも知れません。・・・・ウーン、大玉トマトは難しい。




楽観と悲観・・・意識されない危機は無視される

2014-06-24 05:18:00 | 時事/金融危機
 

■ 危機を意識させない中央銀行総裁 ■

FRBのテーパリングが順調に進んでいます。

アメリカはリーマンショック以降QE1,QE2,QE3と量的緩和を続けて来ましたが、QE2とQE3ではFRBが米国債やMBSを大量に買い入れて金利上昇を抑制して来ました。

昨年5月にはQE3の段階的終了を予測した市場が米国債を売却して米国債金利が上昇しましたが、バーナンキはテーパリングを年末に先延ばしすすると同時に、政策金利の利上げは当分先である事を市場にアナウンスする事で、テーパリング開始時に市場は大きな混乱はありませんでした。

短期筋は、市場が荒れてポラティリテーが高まる事でより大きな利益を上げるので、テーパリング開始に合わせて米国債売りを仕掛けたと思われます。この際、若干の米国債金利の上昇が見られましたが、10年債で3%の金利を上限として、米国債金利は下降に転じています。

日銀の異次元緩和のスタート時にも若干の混乱が見られましたが、市場は冷静に判断し、次第に「異次元」に順応しています。

この様に中央銀行の大きな政策変更に際しては、短期筋が仕掛けて若干の混乱はありますが、市場に政策変更の目的を充分熟知させる事で、パニックは発生していません。

現在の中央銀行総裁には「市場との対話能力」が重要視されていますが、この点バーナンキは非常に優れていたと評価されています。日銀の黒田総裁に関しては、アベノミクス効果(?)の景気景気回復やある程度のインフレ進行という実績が、彼への信頼を生みつつあると言えます。

日銀に関しては「成功」は多分に結果論的で、円安に大きく助けられているとも言えます。安倍政権が誕生する2012年11月頃にはユーロ危機が沈静化して円からユーロやドルへの資金移動が起き、円安が始まっていました。そこに日銀が通貨供給を拡大すると大きくアナウンスしたので、ヘッジファンドを中心に円安誘導が発生し、それに続く日本株高を演出していったというのが現実的な見方ではないでしょうか。

アベノミクスや異次元緩和はある意味「期待に働き掛ける」政策ですが、それに先行して答えているのはヘッジファンドを中心とする短期筋で、長期筋や個人はその動きにつられて行動しているとも言えます。

結局、中央銀行の大きな政策転換においては、タイミングと短期筋への牽制が大きく効果を発揮するのでしょう。

■ 市場の意思には「慣性」が働く ■

「市場の意思」と良く言われますが、短期筋の意思と、長期筋の意思には隔たりがあります。短期筋は市場が荒れた方が儲けが拡大しますが、長期筋は市場が安定成長する事で利益を拡大します。

規模的には長期筋の方が大勢を占めるので、結果的には市場は長期筋の意思によって動いており「安定」を好みます。これは市場の「慣性」とも言える現象です。

リーマンショック時には金融市場が大きく今来しましたが、長期筋も含めてポジションの解消が進んだのでさらにパニックが拡大しました。

「安定」という「慣性」が働いている市場でパニックを起こす為には、ほぼ全ての市場関係者が「危険」と認識する状況が発生する事が必要で、この様な事件は「〇〇ショック」と後に言われる様になります。

■ 現在の市場は「安定」している? ■

現在の市場が株式も債権も高値を維持しており、一件「安定」している様に見えます。
一方でリスク資産の株式と、リスク回避資産の国債が同時に変われるなど、少々不思議な様相を呈しています。

リーマンショック以降の金融緩和で市場は資金が飽和しており、金利は低く抑えられています。その結果、金利とリスクの相対関係が崩れているとも言えます。端的な例が社債市場ですが、ジャンク債の金利が5%を切るなどリスクに対する金利が不当に低い状態になっています。

この結果企業は安いコストで資金調達できるので、その資金が自社株買などという形で株式市場に流入して株高を後押している一面もあるかと思います。

こうした「低金利に支えられた循環」が今の市場を「好調」に見せているのかも知れません。実際に日経やダウの出来高を見ると株価程の活況は見られません。薄商いの中で、公的資金や自社株買などが株高を演出しているのが現在の株式高の要因では無いでしょうか。

■ アメリカは金利上昇を意識して来た ■

テーパリングに成功したFRBはQE3を年内中に終了させ、今度は政策金利のアップを試みて行くでしょう。

現在の「異常な低金利」に慣れた世界は金利上昇に脆弱ですが、アメリカの金利上昇の時期に日本やヨーロッパの景気が悪ければ、資金は金利に釣られてアメリカに流れて行き、FRBの金利上昇を後押しするはずです。

円やユーロを調達通貨としたキャリートレードを発生させる為には、アメリカの金利はある程度高い必要があります。

もしFRBが混乱を招くことなく金利アップを乗り切ったならば、アメリカへの資金流入が加速し、アメリカ経済は成長軌道に乗る可能性は低くありません。こうなればチャレンジャーな国民性全開で一気に市場が過熱して行きます。FRBの描く未来像は「金利の正常化」です。これこそがアメリカの「勝利の方程式」なのでしょう。

■ リスクは大して変わらない ■

問題は市場に供給された大量のマネーをFRBが市場から吸収出来るかに掛かっています。一度マネーサプライの歯車が回り出すと、過剰流動性が一気に高まります。こうして市場はピーキーな状態になりバブルが形成されて行きます。

一方で既にQEを終了した米国債市場は、好景気が意識される事で金利上昇が発生します。ここでも金利に釣られて日本などの資金が米国債市場に流れ込み、金利上昇に歯止めが掛かります。

一見、バラ色の未来の様に感じますが・・・やっている事はリーマンショック以前と大して変わりません。怪しい自動車ローン債権や、クレジット債権や住宅債権が不当に高い値段で売買されて行くのでしょう。

こうして、リーマンショック前夜の状況がアメリカに出現するのかも知れません。
そして、過去の経験から言えば、日銀が異次元緩和を縮小する時点で綻びが見え始めるのかも知れません。

■ 儲かるのはいつも果敢にリスクを取る人達だけど・・・ ■

リーマンショックの余韻が薄まると同時に、「危機感」も消えて来ました。
リスクを果敢に取る人達の収穫時期が近付いています。

一方、「危機」を盛んに喧伝して来た私などは、「オオカミ少年」扱いを受けるのでしょう。

しかし、一方でソロスやロジャースらはリスクに対して果敢にチャレンジしますが、決して構造的リスクを無視している訳ではありません。彼らリスクを十分理解した上で、閾値を上手に予測して、他の市場参加者の先を走る事でリスクを低下させています。

彼らの行動がインサイダー情報によるものなのか、或いは世界の経営者の意思なのかは分かりませんが、彼らの投資行動が市場を刺激して、ある種の流れをコントロールしています。

■ 庶民が投資を活性化した時が売り時 ■

日本では年金の積立金が株式市場に投入される事が予測されるので、しばらくは個人が買い易い状況かと思います。

個人の資金が動き出したら狩りが始まるのがいつもの事。

さて、投資をされている方達の腕の見せ所になって来ました。
「オレは逃げ切れるさ」と思っているアナタ、頑張って下さい。

20年前のカーボンバイクは最新パーツで生まれ変わるのか?・・・シマニョーロ11S化

2014-06-22 19:37:00 | 自転車/マラソン





■ 20前のカーボンバイクは最新戦闘マシーンに生まれ変わるのか? ■

私のカーボンバイクは多分1996年頃に発売されたLemondのmaillot jaune。レモンを2台所有しているので「レモン1号君」と呼んでいます。このバイクのコンポーネントは当時のカンパニョーロの8速コーラス。これを最新の11速パーツにしたらどうなるのか・・・。そんな興味で始まった「レモン1号君改造計画」。

シフター・・・・・・・・カンパニョーロ 11速コーラス
リア・ディレーラー・・・シマノ 6800 11速アルテグラ
フロント・ディレラー・・シマノ 6800 アルテグラ
クランク・・・・・・・・カンパニョーロ コーラス11速 カーボンクランク

チェーンリング・・・・・カンパニョーロ コーラス 53-39T
スプロケット・・・・・・シマノ 6800アルテグラ11速 11-28T

ブレーキ・・・・・・・・カンパニョーロ・1996年製 コーラス

世に言う「シマニョーロ」という構成。

■ カーボンクランクとウルトラトルクBBは素晴らしかった ■




駆動系を一新した事で変わったのは漕ぎ出しの軽さ。多分チェーンが相当伸びていたロスしていたのでは無いかと思われます。

そして本日初めて投入したのは、コーラスのカーボンクランク。今まではアルミのスクエアーテーパードBB仕様でしたからこの違いは如何に?

先ず、ウルトラトルクは定評通り、剛性がスクエアテーパードに比べて高い事が実感出来ます。坂道などでトルクを掛けた時に、今まではBB周辺が捻じれる感じがしていましたが、ウルトラトルクのクランクシャフトは変形している感じは全くしません。

カーボンクランクは、坂道のダンシングで踏み込んだ時に、下止点の通過がスムースです。多分カーボンの若干のしなりが脚を柔らかく押し上げて来る感じがします。

結果として、坂道でトルクを掛けた時にヌルヌルと良く登って行きます。

■ 鹿野山の秋元口の劇坂に撃沈 ■



養老渓谷までの70kmは、少し向かい風で2時間45分。
少し休憩して名物のネコの写真など撮ってから、出発します。本日は養老清澄ラインの通行止めが解除されていたら鴨川に足を延ばそうと思っていましたが、あいにく封鎖中。とりあえず亀山湖-久留里街道経由で浦安に戻ろうかと思いましたが、カーボンクランクと11-28Tスプロケットのテストがてら、鹿野山に向かいます。

房総スカイライン有料道路(現在無料期間)は結構アップダウンが続きます。鹿野山の登り口の秋元郵便局前には10時10分頃に到着。

浦安からジャスト100Km
浦安からロスタイムを入れて4時間25分。

何だかいい気になってアウター縛りで来たので・・・・足売り切れ状態です。
これで「劇坂」と言われ、斜度10度越えが続くヒルクライムが出来るのか?

登り始めてイキナリ10度越え、そこからほぼ直線に3.6kmの平均斜度8度越えが続きます。

39-28Tでシッティングでも回せなくはありませませんが・・・本日は既に足が売り切れていました・・・。撃沈で度々の足付き。



鹿野山の展望台にはヨレヨレになって到着。展望台下の最後の斜度もキツくて、思わず足を着いてしまいましたが、100m走ればゴールだったんですね・・・。

■ 君津から輪行 ■

午後に予定があるので、鹿野山を降りたら君津駅から電車で帰ります。内房線は君津が終点まりの電車も多いので、本数も館山方面の駅よりも多めで助かります。

木更津から先の国道16号は、路肩が荒れている上にトラックと並走する事になって走り難いコースなので、これから夏場は君津を終点にコースを設定しようと思います。

暑くなる季節なので、これからは自転車も「朝練」メインですね。日の出前に出発して、午前中に170km位走れれば良いかな。

「年金が減るの?!」・・・問題は年金積立金と個人資産の運用にある

2014-06-19 07:43:00 | 時事/金融危機
 

■ 年金が減るの? ■

「2015年度から公的年金が減額される!?」という報道されています。
年金受給世帯にとっては年金の減額は生活を直撃するので、高齢者の方々は戦々恐々しているかも知れません。

■ デフレで減るべき年金が減らされなかった ■

小泉政権下で実施された年金改革の目玉の一つが「マクロ経済スライド方式」という年金支給額の決定方式です。ただ、この制度実施に当たり、「年金が減る事への抵抗」が大きかった為に、年金の減額は行わないとさました。その結果、物価上昇率の低りデフレの時代には、年金が払われ過ぎるという欠点を残していました。

1) 2005年以前は「物価スライド方式」で物価上昇分に相当して年金支給額も上昇
2) 一方、少子高齢化によって年金の負担者は減り受給者は増大する
3) 従来の物価スライド方式では年金財政はいずれ破綻が確実
4) 年金精度改革で「マクロ経済スライド方式」を採用

5) 「マクロ経済スライド方式」は将来的な物価予測や所得予測、年金受給関係を反映
6) 厚生労働省の予測では物価スライドで算定した金額に0.991の係数が掛かる

7) 「物価スライド方式」では物価下落時に年金支給額は下がる
8) 「マクロ経済スライド方式」では物価下落時には年金の支給額は据え置かれる
9) デフレが続いた為、本来減額されるはずの年金の支給額は据え置かれたまま
10) デフレが続いた為、「マクロ経済スライド方式」による調整は1回も行われてていな
11) デフレ調整が事実上行われない為に年金は7兆円程払われ過ぎたと言われている

■ 評価されるべき改善だが・・・ ■

以前より問題となっていた「払われ過ぎた年金」ですが、老人票の力を恐れて、どの政権も年金制度の欠点に手を付ける事が出来ませんでした。

先日、麻生財務大臣が「年金の減額を検討している」と発言した事で、安倍政権は年金制度のタブーに手を付ける様です。これは評価されるべき改善です。

一方で、特殊出生率が小泉政権時の予測より低い為、年金制度は当時の予測よりも厳しい状況にあります。「100年持つ」と言われた年金制度改革は既に破綻し始めています。元々、国民年金の支払い義務がありながら、減免されていたり、支払っていない人が4割にも達する現在の国民年金は公正性の欠片も無く、根本的に崩壊しています。

さらに、非正規雇用が全労働者の4割に達する状況にあって、厚生年金も破綻が確実になりつつあります。

この様に、将来的な年金の受給関係の悪化が「マクロ経済スライド方式」に反映されるので、時間が経つにつれて調整率は徐々に上昇し、将来的な年金の支給額は大きく減る事が予想されます。

■ 都合の悪い事を書くすインフレの進行 ■

物価上昇が抑制的で、マクロ経済スライド方式が厳格に運用されると、年金の支給額は将来的には減少するはずです。

しかし、ある程度の物価上昇がる場合、年金の支給額は物価スライド分が上昇するので、名目支給額の減少は抑制的です。日銀や財務省がインフレの実現に必死になるのは、年金の名目支給額が顕著に目減りしない一方で、実質支給額を減らす作戦なのでしょう。

リフレ派はインフレが全てを解決すると主張しますが、実はそれは「政府や財務省にとって都合の悪い事を解決する」と言い換えた方が良いのです。

■ 「年金には頼れない」という空気を作り出す作戦では ■

実際的に将来的な年金に期待している現役世代は少ないはずです。
余裕のある方達は貯蓄に勤しみ、投資で資産を増やし、個人年金で足りない年金を補おうとしています。

これらの資金は金利に引かれて、新興国投資やアメリカへの投資に流れて行きます。公的年金の将来的な縮小はこれらの流れを加速するはずです。

ある程度富裕な人達は、公的年金に頼らないでも生活出来ますが、一般庶民には死活問題です。しかし、金融界は資産の無いパンピーには全く興味がありません。彼らが興味が有るのは、「投資」に積極的なある程度豊な人達なのです。

彼らが「年金の崩壊」を意識して投資を活性化させる事が、金融界には大切なのです。
しかし、投資は自己責任なので、これを責める理由は見当たりません。

■ 国民の年金をギャンブル経済の火にくべる愚行 ■

問題なのは、ただでさえ不足する年金の積立金の運用を株式や債券、さらには海外株式や外債に移行しようと企む者達が居る事です。

本来は年金は安全な日本国債で運用するのが好ましいのですが、日銀の異次元緩和で日本国債は超低金利が定着しています。年金の積立金を日本国債で運用しても金利は限定的です。そこで、金利の高い株式や他の債権、あるいは米国債などで運用するという流になります。

日銀が日本国債を市場から大量に買う事に既に抵抗感は無くなって来ましたが、日銀が米株や米国債を積極的に購入する事に国民は疑問を持たないはずがありません。ですから、日銀は日本国債を積極的に購入する事で、実施的に日本国債市場から年金資金などを締め出そうとしています。さらには、年金の積立金の運用緩和という後押しを財務省が実施します。

こうして、国民の大事な年金積立金は、安全な日本国債からギャンブル経済の火の中に投入されて行くのでしょう。

日本国債が安全かといえば・・・疑問もありますが、しかし、大規模な金融危機で暴落が確実な現在のリスク市場に投資すれば、将来的な損失は免れ得ません。


老人の皆さんは、「年金が減る」事よりも、「年金の運用」にこそ目を光らせるべきですし、個人資産を投資信託などでリスク運用する事のリスクこそ注意が必要なのです。


そして若者は・・・ガラガラポンが起きても生き残る知性と体力を身に着けるしか無いのでしょう。