■イザ、養老渓谷ー館山 160Kmに自転車でGO■

長い冬篭りを終え、ようやくバイクシーズン到来です。
すっかり鈍ってしまった足にカツを入れるべく、
養老渓谷 経由 館山 行き、160Kmにチャレンジ。
ちょうど、一年前に今のロードバイクを手に入れた時、辿ったコースです。
先ずは養老渓谷まで60Kmの山道で足慣らし。
ちょっとグリースが切れているのか、転がりが悪い感じがします。
このバイクを入手して、1000Km走りました。
そろそろオーバーホールの時期でしょうか?
1月に適当に張り直したディレーラのワイヤもちょっと調子が悪い。
リアのディレーラがロー側でなかなか決まらない。
こんな状態で麻綿原高原を越えられえるのか・・・・。

■「会所」の見本林はリゾート気分 ■
養老清澄ラインを「会所」のT字路で右折すると、麻綿原高原への道になります。
この「会所」付近は、とても不思議な林が広がっています。
「ここは何処、軽井沢??」って感じで、モミやトウヒなどの大木が茂っています。
下草も良く手入れされ、まさに別荘地の様相。
ちなみに、モミの大木と自転車を比べてみました。



ここは、千葉営林署の見本林で、大正14年から昭和3年にかけて
日本中の温帯と寒帯の樹木を269種(内外国種46)を集めた林だそうです。
戦後、手入れが行われなかった時期に自然淘汰等で種は減りましたが、
現在でも154種、約500本の樹木が2.49haに敷地に生えています。
遊歩道や東屋も整備されていて、草木が好きな方には、とても楽しめる場所です。
今の時期は新緑を渡る風が心地良く、木漏れ日が射す遊歩道を歩くと
ちょっとしたリゾート気分が味わえます。
さて、ここを過ぎると傾斜のきつい林道を、一路麻綿原高原を目指して登ります。
・・・それにしてもギアーが入らない・・。
ヒーヒー言いながらもようやく麻綿原高原に到着。
7月中旬にはアジサイで埋め尽くされる麻綿原ですが、
今の時期は、山つつじが所々咲く程度で、人影もありうません。
ヒメハルゼミの泣き声もしません。

■まさかの両輪パンク■
さてここからは安房小湊の海辺まで一気に300mの下り坂です。
養老渓谷ー館山コースで一番楽しめる場所。
イザ!下り坂!!・・・って、アレ??後輪が流れる??
アレ、アレ??? なんとパンクです。
下りの最中でなかったのは不幸中の幸いですが、
こんな山の中でチューブラタイヤの張替えです。
スペアータイヤとテープ持参で良かった。
しかし、チューブラタイヤはランニングコストが高いな・・・
今年に入ってから2本目のパンクです。
さて、タイヤ交換も終わり、一応、前輪も確認して・・・確認・・・。
なんと、前輪もパンクです。
マジですか・・・スペアー、もうありません。
安房小港駅までは10Kmもあります。
楽しみにしていた下り坂だったのに・・・。
チューブラタイヤですから無理すればパンクしても乗ることは出来ますが、
ホイールを痛めそうなので、結局山道をトボトボ下ります。
悪い事が重なるもので、デジカメもバッテリー切れです。
■春の房総の山を、歩行速度で行く■
麻綿原からの下りは、内浦山の中を行きます。
内浦山は清澄山と同様に、海から300mいきなりそそり立ち、
湿気を含んだ海風が、大量の雨を降らせ、動植物の宝庫となっています。
中腹には、県立の森林公園も整備され、いくつかの登山道も整備されています。
・・・が、しかし、ここは近年、ヤマビル多発地帯。
5月以降は、虫除けスプレー無しにヤマに入れば、たちどころにヒルの餌食。
登山道の入り口には、虫除けスプレー(食塩水)が設置されていて、
「靴やズボンに吹きかけるように」と書かれています。
ヒルさえいなければ、素敵なハイキングコースです。
内浦山の山頂付近は、典型的な房総の山の植生、常緑照葉樹林です。
アカガシの林に、所々雑木が混じります。
山の北斜面は、落葉樹の林になり、人手の入らない自然林が残っています。
この時期、ウグイスがそこかしこで鳴いていて、さかんに縄張りを主張しています。
平地のウグイスに比べ、声に艶があるように感じられるのは気のせいでしょうか?
■春の里山を満喫■
頂上から4Km程下ると、森林公園が現れます。
キャンプ場や広場が整備され、家族連れで賑わっています。
ここからは山は、里山に変わり、民家が点在する集落へと入っていきます。
道の両側には田植え前の、水を張った田んぼが続きます。
水底が真っ黒に見える程、オタマジャクシが、沢山います。
色々なカエルが鳴きあっています。
時折、カワラヒワやシジュウカラが道を横切って飛んでいきます。
前方から、緑色のジャージを着た中学生の男の子が二人歩いてきました。
顔が良く似ているので、多分兄弟でしょう。
すれちがいざまに。「こんにちは」って向こうから挨拶してくれました。
こっちは、自転車を押して歩く、怪しいよそ者なのに・・・。
なんだか、昔の日本を歩いているようで、得した気分です。
走ったり、自転車に乗る事をモットーとする「人力でGO」ですが、
たまには徒歩もいいな・・・・。
スピードが遅くなればなる程、見えないものが見えて来る。
聞こえない物が聞こえてくる。
会えない人に会えたりする。
■結局、鈍行電車でトコトコ帰る■
結局、小さな海辺の町では自転車屋を見つける事もかなわず、
タイミソのお土産を買って、
自転車をたたんで、鈍行電車でトコトコと帰って来ました。
ちょっと調子外れの今回の「人力」でしたが、
中学生の挨拶で、ちょっと得した気分になれた一日でした。

長い冬篭りを終え、ようやくバイクシーズン到来です。
すっかり鈍ってしまった足にカツを入れるべく、
養老渓谷 経由 館山 行き、160Kmにチャレンジ。
ちょうど、一年前に今のロードバイクを手に入れた時、辿ったコースです。
先ずは養老渓谷まで60Kmの山道で足慣らし。
ちょっとグリースが切れているのか、転がりが悪い感じがします。
このバイクを入手して、1000Km走りました。
そろそろオーバーホールの時期でしょうか?
1月に適当に張り直したディレーラのワイヤもちょっと調子が悪い。
リアのディレーラがロー側でなかなか決まらない。
こんな状態で麻綿原高原を越えられえるのか・・・・。

■「会所」の見本林はリゾート気分 ■
養老清澄ラインを「会所」のT字路で右折すると、麻綿原高原への道になります。
この「会所」付近は、とても不思議な林が広がっています。
「ここは何処、軽井沢??」って感じで、モミやトウヒなどの大木が茂っています。
下草も良く手入れされ、まさに別荘地の様相。
ちなみに、モミの大木と自転車を比べてみました。



ここは、千葉営林署の見本林で、大正14年から昭和3年にかけて
日本中の温帯と寒帯の樹木を269種(内外国種46)を集めた林だそうです。
戦後、手入れが行われなかった時期に自然淘汰等で種は減りましたが、
現在でも154種、約500本の樹木が2.49haに敷地に生えています。
遊歩道や東屋も整備されていて、草木が好きな方には、とても楽しめる場所です。
今の時期は新緑を渡る風が心地良く、木漏れ日が射す遊歩道を歩くと
ちょっとしたリゾート気分が味わえます。
さて、ここを過ぎると傾斜のきつい林道を、一路麻綿原高原を目指して登ります。
・・・それにしてもギアーが入らない・・。
ヒーヒー言いながらもようやく麻綿原高原に到着。
7月中旬にはアジサイで埋め尽くされる麻綿原ですが、
今の時期は、山つつじが所々咲く程度で、人影もありうません。
ヒメハルゼミの泣き声もしません。

■まさかの両輪パンク■
さてここからは安房小湊の海辺まで一気に300mの下り坂です。
養老渓谷ー館山コースで一番楽しめる場所。
イザ!下り坂!!・・・って、アレ??後輪が流れる??
アレ、アレ??? なんとパンクです。
下りの最中でなかったのは不幸中の幸いですが、
こんな山の中でチューブラタイヤの張替えです。
スペアータイヤとテープ持参で良かった。
しかし、チューブラタイヤはランニングコストが高いな・・・
今年に入ってから2本目のパンクです。
さて、タイヤ交換も終わり、一応、前輪も確認して・・・確認・・・。
なんと、前輪もパンクです。
マジですか・・・スペアー、もうありません。
安房小港駅までは10Kmもあります。
楽しみにしていた下り坂だったのに・・・。
チューブラタイヤですから無理すればパンクしても乗ることは出来ますが、
ホイールを痛めそうなので、結局山道をトボトボ下ります。
悪い事が重なるもので、デジカメもバッテリー切れです。
■春の房総の山を、歩行速度で行く■
麻綿原からの下りは、内浦山の中を行きます。
内浦山は清澄山と同様に、海から300mいきなりそそり立ち、
湿気を含んだ海風が、大量の雨を降らせ、動植物の宝庫となっています。
中腹には、県立の森林公園も整備され、いくつかの登山道も整備されています。
・・・が、しかし、ここは近年、ヤマビル多発地帯。
5月以降は、虫除けスプレー無しにヤマに入れば、たちどころにヒルの餌食。
登山道の入り口には、虫除けスプレー(食塩水)が設置されていて、
「靴やズボンに吹きかけるように」と書かれています。
ヒルさえいなければ、素敵なハイキングコースです。
内浦山の山頂付近は、典型的な房総の山の植生、常緑照葉樹林です。
アカガシの林に、所々雑木が混じります。
山の北斜面は、落葉樹の林になり、人手の入らない自然林が残っています。
この時期、ウグイスがそこかしこで鳴いていて、さかんに縄張りを主張しています。
平地のウグイスに比べ、声に艶があるように感じられるのは気のせいでしょうか?
■春の里山を満喫■
頂上から4Km程下ると、森林公園が現れます。
キャンプ場や広場が整備され、家族連れで賑わっています。
ここからは山は、里山に変わり、民家が点在する集落へと入っていきます。
道の両側には田植え前の、水を張った田んぼが続きます。
水底が真っ黒に見える程、オタマジャクシが、沢山います。
色々なカエルが鳴きあっています。
時折、カワラヒワやシジュウカラが道を横切って飛んでいきます。
前方から、緑色のジャージを着た中学生の男の子が二人歩いてきました。
顔が良く似ているので、多分兄弟でしょう。
すれちがいざまに。「こんにちは」って向こうから挨拶してくれました。
こっちは、自転車を押して歩く、怪しいよそ者なのに・・・。
なんだか、昔の日本を歩いているようで、得した気分です。
走ったり、自転車に乗る事をモットーとする「人力でGO」ですが、
たまには徒歩もいいな・・・・。
スピードが遅くなればなる程、見えないものが見えて来る。
聞こえない物が聞こえてくる。
会えない人に会えたりする。
■結局、鈍行電車でトコトコ帰る■
結局、小さな海辺の町では自転車屋を見つける事もかなわず、
タイミソのお土産を買って、
自転車をたたんで、鈍行電車でトコトコと帰って来ました。
ちょっと調子外れの今回の「人力」でしたが、
中学生の挨拶で、ちょっと得した気分になれた一日でした。
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