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経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

2023 秋アニメ オススメ

2023-11-21 05:54:11 | アニメ

暗いニュースばかりの昨今ですが、アニメでも観て明るい気持ちになりたい。

・・・ところが『君は放課後インソムニア』ロス で、何を観ても面白く無い・・・・。

「お父さん、葬送のフリーレン観てる」って娘に聞かれて、2話目途中まで観て「異世界ものは、もう何観ても面白く無いからな~」なんて言っちゃう始末。ゴメンナサイ!フリーレン様!!・・・素晴らしいです。メチャクチャ素晴らしいです。

そんなこんなで、酒飲みながら、寝落ちしながら観始めた2023秋アニメ、中盤まで観て、意外に面白い作品が混じっている事に気付きました。

 

 

『僕らの雨いろプロトコル』 より

「プロゲーマーを目指す高校生の話」と一言で書いてしまうと、なんだか「Youtuberに憧れる小学生」並みに薄っぺらな感じがしますが、実は色々と重たい設定の物語です。

主人公の時野谷 瞬(ときのや しゅん)は高校2年生。父を交通事故で無くし、同じ事故で妹は下半身不随に。家計は苦しく、彼は特待生で高校に通っていますが、幼馴染の一つ年上の稲月 望(いなつき のぞみ)の父親が経営するゲーム喫茶で、毎晩遅くまでバイトをして家計を助けています。彼は小学生の頃はネット廃人同様にオンラインゲーム三昧の生活を送っていましたが、事故をきっかけにゲームから足を洗っています。

ところが、バイト先が運営するプロゲームチームの解散危機によって店が倒産危機に。何とか賞金を稼いで店を存続させようと、昔のゲーム仲間で幼馴染の仙堂 暁斗(せんどう あきと)が瞬を誘います。彼はゲームから無理やり距離を取っている瞬の気持ちを知っているのです。「バトルロワイヤルで最後まで生き残れなかったら、お前はチームに要らない」と挑発する暁斗に、瞬は嫌々応じます。最初は勘が掴めず苦戦しますが、ゲームの中で昔のゲーム仲間の爆裂君に出合い、覚醒します。

プロチーム戦は5人体制なので、残り二人はオーディションで選びます。肥満体ですが、ゲームの腕は確かな長嶺 流星(ながみね りゅうせい)がチームに加わり、残り一人の枠に応募して来たのは・・・何と国民的美少女女優の「ユウ」だった。しかし、彼女が応募して来た本当の理由は・・・。

製作総指揮 - 夏目公一朗というテロップを観た瞬間に視聴決定。シリーズ構成と脚本は高山カツヒコで手堅い。オリジナルのストーリーですが、この布陣で面白く無い訳が有りません。

剣と魔法、異世界転生モノに席巻されたアニメ界において、等身大の高校生を描く作品は貴重ですが、今が旬のプロゲーマーをテーマに持って来る当たり、流石のセンスです。さらに、瞬が母子家庭で「苦学生」と言う最近は珍しく無くなった生活環境である事で、浮ついてしまいそうな題材に重さと実感を与えています。妹の治療費を稼ぐ為にプロゲーマーにりたいと言い出した瞬に、母親は「そんなギャンブルみたいな仕事を目指さないで、もっと堅実な道を。最近成績も落ちて来てるじゃないの」と叱ります。このセリフをきちんと書ける脚本家は信頼が置けます。

でも、1話目を観た時点で、これはヒットしないなと確信しました。何故ならば、イマドキのアニメ視聴者は、作画が悪い作品を全く評価しないから。そして、肝心のゲームのCGも10年前のゲームみたい・・・。ここをリアルなゲームでなくて、ヌルヌル動くCGの神作画にしたら、或いはウィクロスみたいな擬人化した表現にしたら、この作品は覇権だったかも知れない・・・。

物語はライバルの出現や、三角関係といった王道展開で飽きさせません。そして何よりも瞬の妹の美桜(みお)「尊い」!・・・しかし最新話のラストで不穏な気配が・・・。この作品、個人的には今期一番楽しみです。

 

因みに舞台は川越。エンディングは氷川神社の裏の桜ですね。『月がきれい』の聖地。瞬を想う2人が待ち合わせて夜桜見物に向かう。お互い、瞬をどう思っているのか気になる微妙な乙女心が描かれた、素晴らしいEDです。

 

『はめつのおううこく』 より

青年誌らしい作品。

神は人類と魔女を作り、神の力を分け与えられた魔女は、人類を庇護するように神に託された世界。人と魔女は共存共栄の関係でしたが、科学の急激な進歩が、このバランスを崩します。世界帝国リディアの王は、今まで上から目線で人類を支配していた魔女に対して「魔女狩り」を始めたのです。魔法を封じる機械によって、魔女達は為すすべも無く、人に狩られてゆきます。

優秀な魔女クロエは、人の追ってを逃れて放浪していますが、旅の途中で人間の子供アドニスを助けます。気まぐれにアドニスに魔法を教えますが、彼の「記述式償還魔法」はクロエの与えた魔法のペンの威力によって、強力な効果を発動します。そんな二人が帝国に捕まり、クロエはあえなく斬首、アドニスも永遠に拘束されます。

ところが、刑務所の反乱に乗じてアドニスが解放されてしまいます。クロエに復讐だけを心の糧とするアドニスは、魔法の力で帝国を滅ぼそうとしますが・・・魔法を無効化する装置の前に遭えなく敗退。ところが、彼を助けた者が・・・それは魔女だったのです。人の手の及ばぬ秘境に逃げ延びた魔女達は、アドニスに一つの望みを掛けています。はたして、アドニスは魔女の要請に応えるのか・・・。

首が飛んだり、血が噴き出したりとグロい描写が多い作品で、世界観の構築も雑ですが、「復讐劇」を基調とする「ダークファンタジー」なので、「復讐心の濃度」の高さこそ、この作品の面白さだと思います。そして、アドニスがどう救われるのか、あるいは救われないのかに興味が涌きます。

原作はそこそこの発行部数の作品の様ですが、アニメのメインの視聴者からは、ちょっと外れた作品です。『ゴールデンカムイ』の様な萌え要素や、アイヌの生活を知る様な知的好奇心を満たす要素も無いので、人気は出ないと思いますが。しかし、青年誌の作品が持つ「外連味(けれんみ)」を味わえる作品としては面白い。

もっとも「グロテスク表現」的には、『チェンソーマン』や『呪術廻戦』といった少年誌の方が、遥かに過激な表現になっている昨今、青年誌のグロテスク描写はカワイイ物に見えてしまうのも確か。しかし、『チェンソーマン』や『呪術廻戦』をジャンプ本誌に掲載して、子供も読んでいる日本は狂ってるよね。まあ、昔から『ドーベルマンデカ』とか、今なら青年誌で掲載されるべき作品のオンパレードだったけど・・・。

 

『アンダーニンジャ』 より

こでも青年誌原作の作品。明治維新で忍者組織が解体されずに、スパイ組織として多くの忍者集団が暗躍する世界。第二次世界大戦後は、アメリカが忍者を手駒として、特殊任務に使っています。国内でも、大勢の忍者が、企業や政府組織の下で暗躍しています。

厚労省の忍者組織の壊滅の為、ある高校に通う事になる雲隠 九郎(くもがくれ くろう)「下忍=アンダーニンジャ」です。上忍の命令で、任務をこなす日々ですが、高校生ながらオッサンの様な風貌と物腰。安アパートで、隣人達とヌルーい日常を送っていますそんな彼に高校潜入の任務が与えられ、敵忍者と戦う事になりますが・・・。

イヤー1話の出来が素晴らしい。オフビート感は、青年誌の作品のある種の特色ですが、隣の部屋と押し入れで繋がり、一階には風俗のお姉さんが住んでいるというのは、『めぞん一刻』へのオマージュとも言える。アパート物のユルーいビートと、忍者の戦闘というハードな世界を合体させるというウルトラCの作品ですが、忍者組織間の対立など、設定はしっかりしていてハードボイルド。

こういう作品に反応しないと、アニメはダメになっちゃうよね。

 

『め組の大吾』 より

多分、消防庁全面バックアップの作品でしょう。

1話目に作画のカロリーを全振りして、後は物語の面白さと言うか、消防隊員の日常への興味で観させる作品。少年誌にこういう作品って大事でしすよね。これを読んで、あるいはアニメを観て、消防士を志す子供達が少なからず居るハズ。「コチカメ」観て警官になった子供もきっと・・・居ないか・・。

高校を卒業して消防士になった3人の男女の成長物語ですが、本来は実写向きの作品。敢えてアニメ化した辺り、消防庁の期待が透けて見えます。良作です。大人の鑑賞に充分に耐える作品。

 

『MFゴースト』 より

バリバリ伝説』『頭文字G』しげの秀一の原作私達の世代には懐かしいマンガ家です。とにかく、車やバイクを描くと天下一品ですが、人を描くと、デビュー前のアマチュア以下というのが、この作家の特徴。関節変じゃねー?って絵ですが、そこがイイ。何故かヒロインがチョーカワイく見えるんだよね。そして、オッサンキャラの中年らしい汚らしさも良い。

最新のCG技術で、レースシーンは手に汗を握る映像の連続。箱根の国道1号線を、高速でダウンヒルするって・・・・四輪でも命が幾つあっても足りない。さらに、パワーグリップレシオを揃えるという、面白い発想のレギュレーション。

自転車で何度も下った坂だけに、グリップの弱い状態で、あの坂を下る怖さは手に取る様に分かります。非力なエンジンで坂を上る辛さも・・・・

 

『葬送のフリーレン』 より

原作の評判は知っていましたが、アニメは2話目前半で挫折・・・「又、異世界かよ。お腹一杯だよ」って感じでした。

 

フリーレン様、ゴメンナサイ!!

私、五体投地して謝罪いたします。

 

この作品、立ち上がりは悪いのですが

構成力が神

1000年前と、80年前と、現在の間を物語が行き来しますが、時代が縦糸を、エピソードが横糸を成して、素晴らしいタペストリーを織り上げて行くような構成には、ただただ脱帽。原作がスゴイのです。

 

アニメは動く作画を極力避けて、絵のクオリティーを維持していますが、10話に作画力を全集中!!痺れました。フリーレンだけじゃなくて弟子も強いのね・・・。

この作品を褒める人は多いと思うので、あまり書きません。とにかく、物語の「構成」の手本として、じっくり見るべき作品。

 

因みにEDは今期では突出した出来栄え。

オープニング大賞は「SPAY FAMILY」です。世界の湯浅監督はやはり凄い。ストーリー性を持ちながら、アニメならではの動きと画面の使い方には震えます。凄すぎて、本編が霞んでしまうのが珠にキズ。

 

2024冬アニメはコレだ!!

 

『戦国妖狐』 より

ここで冬アニメの予告を。なんと『プラネットウィズ』『惑星のさみだれ』水上悟志『戦国妖狐』がアニメ化されます。

熱狂的なファンを持つ水上悟志ですが、アニメ化では『惑星のさみだれ』で失敗しています。現在のアニメファンは「作画厨」だらけで、作画の良し悪しを作品の良し悪しと勘違いしています。

水上作品は、原作の絵が、そもそも「マンガ絵」で、今の作画偏重のアニメには合いません。さらに表現も「マンガの王道」で、細かな構成や演出よりも、ダイナミズムを重視します。感動のウネリを高める為のキャラクターの動きやセリフ。セリフも大上段から振り下ろすかのごとく叩きつけて来るので、これをアニメで声優が演じると・・・ダサく感じてしまう。

そんなアニメ化の難しい水上作品ですが、戦国ファンタジーの『戦国妖狐』が2024年1月から放映されるらしい。何と、3期構成が決定していて、製作は既に後半に入っているそうです。世の中にはチャレンジャーが居るものですね・・・。(ありがとう、涙が止まりません)

シリーズ構成は今をときめく花田十輝、音楽は『葬送のフリーレン』のEvan Call。彼、バークレイで音楽を学んだアメリカ人ですが、オタクが高じて観光ビザで日本に来て、今では『鎌倉殿の13人』や『私の幸せな結婚』などの音楽を担当するまでに。『葬送のフリーレン』で聞く限り、派手な感じは少なく、確実なメロディーを、しっかりとしたオーケストラが支える感じです。和音が重層的で美しい。スコティッシュなシンプルなメロディーの後ろを、ゆるやかにオーケストラが支えていたりしますが、オーケストラは背景音の様な効果を狙っています。『ユリシーズ ジャンヌダルクと錬金の騎士』の岩崎琢を彷彿とさせる(地味な時の岩崎拓)。これって、学校でしっかりと和声とかオーケストレーションを学んでいないと出来ない仕事ですよね。ちなみに岩崎琢は東京芸大在学中に日本現代音楽協会新人賞を受賞を受賞しています。『グレンラガン』みたいな四つ打ちだけじゃないんですよ。

PVを観る限り、作画厨が拒絶する事は無いと思いますが(キャラの腕が岩だからな・・・ダメかな・・・。)水上作品がもっと多くの人に知られる様になれば嬉しい。

 

因みに、私は『戦国妖狐』の原作も買いましたが、同時にこの作品も中古で手に入れました。

『ハトよ天まで』 より

手塚治虫が絵本「龍の子太郎」に触発されて描いた作品で、この作品無くしてはも『犬夜叉』も生まれなかったでしょう。1964年から67年まで産経新聞で連載されていたそうです。マンガ半分、文字半分の絵物語的な構成です。

私の中学の図書館はマンガ禁止でしたが、何故か「初期手塚治虫全集」と言うハードカバーの立派な本が揃っていた。殆どの作品が印象に残っていませんが、『ハトよ天まで』は何度も読み返しました。とても好きな作品です。

山の神と天狗の争いで住み家を追われた龍が淵の主の大蛇の竜田姫が、人間の双子を拾い育てる所から始まる物語。貧しい農村に残って自然や神の脅威に立ち向かうと決めた弟のハト丸と、都に出て武士として出世して故郷を救おうと決めた兄のタカ丸。二人の成長と対立の物語は、民話ファンタジーの草分けとして貴重な作品ですが、内容は今読んでも面白い。

そして、『ハトよ天まで』の正統な進化として『戦国妖狐』が存在します。

人と隣(かたわれ)と呼ばれる「人ならざる者」が存在していた戦国時代。人が好きな妖狐と、人嫌いな仙術使いの少年、そして侍を志す農民と、隣を倒す為に肉体改造された少女の出会いから物語は始まります。時に悪い隣を退治し、時に隣退治の坊主に集団と戦いながら、お互いの絆を深める四人?ですが・・・。さわりはYoutubeにPVがアップされているので、そちらで。

アニメ化が難しい水上作品だけに、原作を先に読まれる事をお勧めします。今はアニメ化とタイアップで、合冊本が発売されています。(現在は「世直し兄弟編」だけ出版されていますが、順次発売予定)

 


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (人力)
2023-12-27 16:14:39
777さん

後でじっくり拝見します。
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Unknown (人力)
2023-12-27 16:13:28
ゆうこ さん

アニメのパリピは「ラップ対決」の回がベスト。それ以降、あまり面白く無くなってしまった気がします。
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Unknown (人力)
2023-12-27 16:11:30
楽譜 さん

フリーレン、何故か途中で寝落ちしてしまう….。

しばらく見ないうちに「進撃の巨人」が凄いことになっていた。トルストイ的世界というか..。

プリキュアが大人になっていてびっくり。さらにNHKが放映していてびっくり。
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Unknown (777)
2023-12-25 11:28:27
音楽・映画・アニメへの youtube リンクを纏めました

ウェブブラウザに Brave を使うと、広告なしで youtube を視聴することができます
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14131432

日本の映画・アニメ・ドラマ
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世界の映画・ドラマ
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『ゴジラ-1.0』北米大ヒット&大絶賛の理由とは 日本実写映画の歴代最高記録を樹立
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16831550

アメリカでもアメリカ漫画・アニメより日本漫画・アニメの方が人気が有る理由
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ポリコレで衰退するハリウッド映画
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ハリウッド衰退、「映画の終わり」が近づいている
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14130451
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Unknown (楽譜)
2023-12-18 23:25:39
フリーレン14話,またやってくれましたね…..
指輪のときのヒンメルの表情,やはりアニメ陣にも響くものがあったのでしょう.
なんですか,やおいでもないのに女性陣取り込もうとしてるんですかこの作品は!
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Unknown (ゆうこ)
2023-12-03 12:43:50
全日何気にテレビを見ていたら、歌手のミレット(スペル思い出せません)さんが台湾公演に出掛けたとの事。葬送のフリーレーンのアニメの主題歌歌ってる人でしたよね。葬送のフリーレンはYOASOBIとかも作ってるのでヒットして普通でしょ。しかも単独公演で3日間もやってます。
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Unknown (ゆうこ)
2023-12-01 05:30:16
何気に「パリピ孔明」を見ていたら、アニメの紹介があり(最終回でアニメの番宣)来年の3月に劇場公開するそうです。
商魂逞しいな(笑)
私はアニメのパリピ孔明はあまり興味なく、テレビの顔面偏差値の高さに眼福眼福!とディーン藤岡と、向井理を見るだけのために見てました。
森山未來も大好きなので言うこと無い、この秋1番のテレビ作品だと思います。
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Unknown (楽譜)
2023-11-27 10:26:10
御返信有難うございます.
原作にはないアニメ版の良さは,BGMでしょうか.ファンタジーにはケルト音楽(というものがどういうものか知りませんが)が合いますし,クラシックベースのBGMも良いです.
長命種の悩みはありそうですね.「ダンジョン飯」のエルフはそれでトラウマをかかえており,悪魔に付け入られました.
他の生命への感受性が低いということはスペクトラム症気質なので,現実にいたら社会のダイバーシティが進むでしょう.
カタルシス,浄化・排泄という意味なのですね.すっきりするという点で共通していそうです.
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Unknown (人力)
2023-11-24 11:27:35
楽譜 さん

フリーレン、1000歳を超える寿命で、良く精神が磨耗しないモンだと感嘆します。感受性が短命種とは根本的に違う事が強調されていますが、人との繋がりによって「人的」になると精神崩壊するのではないかと心配。

10話は凄かったですね。フリーレン様も弟子も、メチャクチャ強い。それまで抑制的に物語が進んでいたので、カタロシス(ギリシャ語で下痢)を感じる回でした。
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Unknown (人力)
2023-11-24 11:22:09
ゆうこ さん

石井隆って映画監督だと思っていたら、漫画家(劇画家)だったんですね。

日本には手塚治虫らの「漫画」と、ゴルゴ13の様な「劇画」と言うジャンルがありましたが、少年誌が漫画、青年誌が劇画という大雑把な括りは現在は無意味でしょう。と言うよりも、劇画は漫画に駆逐されつつある。

劇画は写実的故に現実から大きく逸脱出来ませんが、漫画ならなんでもアリの自由度が大きい。読者も現実からの離脱を望んでいるので、綺麗な絵柄で異世界ものばかりが流行する。

も手塚漫画の時代に比べてたら、現代の漫画家の画力は相当に高い一方で、漫画ならではの「奔放さ」は薄らいでいる。水上作品の熱烈なファンは、「マンガらしさ」を支持しているのでしょう。
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Unknown (楽譜)
2023-11-21 22:43:40
ようやく普段の人力様が拝見できて、そこがまずほっとしました。
葬送のフリーレン…
原作で秀逸だと思うのは「他人を思いやっているときの悲しみの表情」です。指輪の意味を知らないフリーレンに対するヒンメルの表情、ヒンメルの日記を見たあとのフリーレンの表情、などなど。絵の中の感情がまさにそこにあるかのように錯覚させる、なぜか時が止まるようなコマがあります。
葬送。フリーレンが魔族を次々と屠るからついたあだ名のようですが、それだけでしょうか?葬送という言葉は、丁寧に送るというニュアンスを持ちます。長寿種が他人を見送り続ける、そんな意味もある気がします。
あとは…悲しさが物語の根底に流れている印象です。鬼滅に似た様な…。それがうまく表出されると、読み手はカタルシスを感じるのかも知れません。
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Unknown (ゆうこ)
2023-11-21 21:22:27
子供の頃手塚治虫の漫画で好きだったのはリボンの騎士(手塚先生は宝塚が好きだった)だけど、意外と気になったのはどろろかな。鉄腕!アトムも好きだけど、やっぱりどろろ(笑)百鬼丸と旅を続けるどろろが確か女の子だったんですよね。最後は呆気にとられた。

個人的には亡くなった石井隆の絵柄が好きで、この絵柄でアニメ書ける人居ないのかしら?絵を観ているだけで吸い込まれそうに成る。今の人ってデッサン気にならないんですね。私デッサンが狂ってる絵柄が苦手で。気持ち悪くなります。
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