■ OYOホテル?? ■
皆さんは「OYO」というホテルチェーンをご存じでしょうか。
ソフトバンクが巨額投資するインドのベンチャーホテルチェーンで全世界で展開しています。
1) AIを用いた料金設定や宿泊管理システムを提供
2) 予約やクレーム対応などをOYOが担当
3) 宿泊施設はフランチャイズ契約で「OYO」のロゴとシステムが使える
4) フランチャイズ料は売上の1割程度
「AIを駆使して宿泊料の最適価格を日々算出することによって客室稼働率を高め、利益を生み出す」というのがOYOホテルのビジネスモデルです。
さらに、無駄なサービスは一切しないというのも特徴です。
孫さんは「AIを用いたビジネスモデル」に魅力を感じた様んで巨額の投資を行います。これらの資金を元手にOYOはインドや中国を中心にフランチャイズを拡大し、日本にも「上陸」しました。
■ OYOホテルに泊まってみた ■
今回の草津旅行で私が泊まった「ビジネスホテル」はOYOホテルでした。
「前日に予約が出来、一人で泊まれて、草津の街中に近く、1万円以下の宿泊費」という条件では一択だったのです。
現地に行ってみると、古い施設の外装などは特に手を入れた様子は無く、玄関正面に「OYO」のロゴが書かれています。ただ、白字に黒文字で、OYOのイマージカラーである「赤」は外装には使用されていませんでいした。景観規制が掛かっているのだと推測されます。
玄関を入ると、黒と赤を基調にした現代的なカーペットとカウンター周りのインテリア。これはOYOに加盟してからリフォームしたと思われます。
カウンターには呼び鈴が設置されおり、これを押すとオーナーさんが現れます。料金は事前にカードで支払っているので、600円の入湯税を現金で払います。鍵を渡され、簡単な施設ほ説明を受けます。夜間は玄関が施錠されるので11時以降は出入が出来ません。
深夜や早朝などは、カウンターの呼び鈴は停止されており、用のある客は書かれている携帯番号に連絡する仕組みです。今回はオーナー様のご自宅が併設の施設でしたが、夜間は無人オペレーションがOYOの基本スタイルなのでしょう。
ロビーを過ぎると築50年というスキー客向けの宿泊施設のままの設え。特にリフォームされた形跡も有りません。ここら辺はオーナー負担となる様ですので、無駄な出費を抑えたのでしょう。
部屋にアメニティーやタオルは有りません。トイレはシャワートイレにリニューアルされていましたが、排水溝の位置が和式の時にままなので、便座が前方の壁側に寄っていました。便器に座ると頭が壁に当たります。排水経路の変更まで予算が無かったのでしょう。
洗面所は古い手洗いと鏡のみ。元々、古い旅館を外装をロッジ風に改装してスキー客向けの宿泊施設としていた様で、部屋は昔ながらの床の間を備えた旅館仕様でした。
畳みはちょっと古くなっていますが、清掃も行き届いているので、清潔感が有ります。冷蔵庫は空っぽで電源は入っていました。クラーは有りませんが、実は標高が高いので窓を開ければクーラーは要らない。
布団も自分で敷きます。寝具は清潔で、シーツもパリっとノリが掛かっています。民宿だと思えば及第点です。
食事は付きません、持ち込みは自由です。これ、若い人達にとってはかえって嬉しいでしょう。夕食を外食で済ませ、後は部屋飲みというパターン。
料金はトップシーズンのお盆で、12畳の部屋を一人で使って7000円。通常は4000円で宿泊出来る様です。(観光地だから高めの値段設定)
OYOの街中のビジネスホテルなどは1泊一人2000円というプランも有るので、徹底したローコストオペレーションが特徴なのでしょう。
■ 風呂は最高でした ■
このサービスで7000円は高い。ただ、元旅館というだけあって、源泉かけ流しの風呂は最高でした。かなり酸性が強いお湯で、さらに50℃近い高温。これぞ「草津の湯」という感じ。
脱衣場も風呂場も古いのですが、清潔は保たれているので、こんなもんかな・・・って感じ。少なくとも並みの民宿やペンションではこのお湯には勝てません。
風呂は掃除時間以外は24時間使用可能です。まさに、風呂が売り物の一点突破のサービス。
■ オーナー様とたまたま話が出来たから楽しい旅行になった ■
私はたまたま風呂でオーナー様とご一緒になり、色々と話が聴けたので楽しい宿泊になりました。その後もロビーでお会いして、ご家族の話なども色々と伺いました。
もし、この語らいの時間が無ければ・・・評価はだいぶ下がると思います。「古い旅館にOYOのロゴを付けただけ」と酷評していた可能性も有る。
■ OYOの「再生ビジネス」は興味深いけれど、外国人旅行者向け ■
OYOのビジネスモデルは、採算の取れないホテルにOYOのロゴと、宿泊管理システムを貸すことでフランチャイズ料を取るといったものです。
ホテルオーナーは宿泊予約や日々の価格設定をOYOに任せる事になり、経営的負担をアウトソーシング出来るのが魅力です。事前に入金うするシステムなので、ドタキャンのリスクも低減出来ませす。
ただ、夜間の無人オペレーションなど、徹底した省力化は、外国人には受け入れられますが、「ホテルはサービスが良くてナンボ」と考えている日本人には、馴染むのに時間が掛かるでしょう。まあ、ビジネスホテルだち考えれば良いのですが・・・。
海外は格安ホテルが沢山有りますから、宿泊者もシンプルなサービスに慣れています。コロナで無ければ、外国人が大勢泊まりにいらしたでしょう。
そうなると・・・入浴のマナーも分からない人も多いので、お風呂のお湯も汚れる可能性が高い。(実際、垢だらけでとれも入れない温泉に行った事が有る)
OYOはコロナ禍で大規模なリストラを断行中ですが・・・OYOのビジネスモデルを真似したチェーンも進出して来ており、OYOのビジネスは「New Work]同様に苦しい事になるでしょう。
ソフトバンクが大量の株を取得してますが、はたしてどうなるのやら・・・。
ン」対象施設程度の値段ですね:
「GoToキャンペーン」対象施設
草津温泉 湯畑草菴(そうあん)
お宿目の前の湯畑源泉を自然流下で掛け流しのお風呂と
草津温泉の名所「湯畑」までは徒歩0分!温泉情緒溢れ
る立地が自慢です。新感覚素泊まりのお宿。
【期間】2020年08月18日〜2020年10月31日
〜当館は「GoToキャンペーン」対象施設です〜
大人2人 /1泊の料金
合計10,500円(税抜)
(1人あたり5,250円・税抜)
草津温泉「湯畑 草菴」は素泊まり専用宿なのに満足度
が凄い
https://www.travel.co.jp/guide/article/12704/
草津温泉 ペンションはぎわら 2016年秋再訪 - 温泉
逍遥
https://blog.goo.ne.jp/onsen_shouyou/e/7ef25388c0f
00f6dfcbb1f4c480a0975
以前拙ブログでは草津の「わたの湯」源泉に入ることの
できる「ペンションはぎわら」をご紹介したことがあり
ますが(前回記事はこちら)、2016年の初冬に草津で滞
在する機会があった際にも、あの素晴らしいお湯が恋し
くなったので、一晩お世話になりました。今回記事では
その時のことを書き綴ってまいります。
草津温泉「わたの湯」源泉///ペンションはぎわら+++宿
泊料金
http://p-hagi.main.jp/cost.html
この情報は「再び草津に突撃しろ!!」という悪魔の囁きでしょうか!!!
営業職の頃、地方出張のたび夜遅くまで宿を探して走りまわった事を思い出します。そう思うと、なんでもネットで検索できるイイ時代になりましたなぁ(ジジ草^^;)。