こんなにも勘違いをした映画を見るのは久し振りのことだ。これでは映画とはいえない。ただの予告篇でしかないのだ。だいたい、ここからお話が始まるというところまでを提示した映画なんかを作ってどうするのか。しかも、それをダイジェストにしか見せ切れないなんてどういうこと?
冨樫森は『鉄人28号』の時にも大勘違いをしていたが、これは酷すぎる。とても綺麗な映像で3人の恋を描いているように見えるが、その実、感 . . . 本文を読む
芝居をどう見せるのかは、とても大事なことだ。もちろんそれは芝居だけでなくすべての表現においても、同様である。
この芝居を見ながら死ぬほど不愉快だったが、今落ち着いて振り返ってみると、この芝居が描こうとしたことや、いくつかのシーン、ドラマ展開には、興味深いものがあるのではないか、と思った。
最初書き始めたメモにはこうある。
史上最悪の2時間50分。こういうつまらないものを見た自分自身が . . . 本文を読む