いつも、とても趣味のよいフライヤーを作っており前々から興味を持っていた劇団である。今回ようやく初めて見た。惜しいことをした。もっともっと早く見ておくべきだった。1人暮らしの男の孤独を感情を排した渇いたタッチで見せていく。秀作である。
芝居の前に少し別の事を書く。この芝居が終わった後、劇場入り口でインディペンデントシアターの笠原さんから「見てくださいよ」と渡されたプロモーションDVDはほんとう . . . 本文を読む
未知座のテントを使って、2度目の野外劇に挑戦した戒田竜冶の新作。舞台手前に作られた川(科白では海と言ってるが)の中から、ずぶ濡れになった男が登場するオープニングにまず、驚かされる。そして幕が開くといきなり舞台のむこうには燃え上がる家、炎の中に立ち尽くすヒロインの河上由佳。あざといけど、テントならではの始まりだ。
薬品工場から出た産業廃棄物を川に流す女たち。この工場で働く女たちだ。その中に蕗子 . . . 本文を読む