2時間48分の大長編である。61年のキューバ危機から始まり、そこからCIAの歴史を遡り描いていく。マット・デイモン演じる主人公が、どうしてCIAの仕事をするようになったのかが描かれていく。映画は、彼の人生を追っていきながら、それがCIAの歴史であり、その過程を、彼の家族との関わりを通して淡々と描いてみせる。
時間を前後させながら、今の状況とこれまでの日々が交錯していく中、アメリカがなぜ、こん . . . 本文を読む
なんて恐ろしい映画だろう。そして、なんと勇気のある映画だろう。これだけの事実を現地ロケで描いて見せた、そのことだけでも感動する。映画はフィクションだ、なんて言わさない。ここに描かれた事実がどこまで現実に迫っているのか、あるいは現実はこの映画すら凌ぐくらいに凄まじいのか、そんなことはわからない。
だが、この映画の気魄は僕たちを圧倒する。ドキュメンタリー以上にドキドキする。今見ている出来事が、た . . . 本文を読む
今更だが、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』をDVDで見た。正直言って、最初TV版を見た時には、あんなにも興奮したにもかかわらず、今では何に感動していたのかすら、思い出せない。情けないです。
さて、今回、この新劇場版を見ながらも、実は、最初は、なんだか乗れなかった。「ただのダイジェストじゃん」としか思えないオープニングは、普通の映画ファンなんかまるで相手にしていない。マニアだけのための映画に見 . . . 本文を読む