今回取り上げた写真、なんだか『デビルマン』の写真か?なんて思いませんか。確かにこういうシーンありましたが。(たぶん)
さて、今回の映画です。正直言って大のオトナが一人で見に行くようなものではない。まぁ、そんな事、充分わかっているのだけれど、なんとなく、また、見てしまったのも事実で。毎年、ライダー映画は夏の定番になっている。古い話で恐縮だが、昔、雨宮慶太監督(『ゼイラム』の頃がなつかしい)が『 . . . 本文を読む
山崎ナオコーラ自身をモデルにしたとしか思わせない新進小説家、矢野マユミズと、彼女の友だち、神田川歩美の2人を中心にして、彼女たちの周辺の人物や、なんかよくわからない事象、全く関係なさそうな出来事(伊勢の芥川なんかまで出てくる)まで集めた雑多な短編集。(でも、ほんとうはそうではなく、彼女の頭の中の宇宙ではこれらは1つにきちんと繫がっている)
短いのは3ページくらいで、それなりの長 . . . 本文を読む
夏の子供たちがいる。12編の短編小説はもちろんそれぞれ独立したものだが、そこにはあらゆる世代の、夏の子供たちがいて、(かって子供だった大人も含む、ということが)彼らがそれぞれの夏をいかに過ごし、今ここにいるのかが、語られる。
彼らはこの一瞬の季節の中で、今、自分たちに出来ることを全力でやり遂げようとする。家の都合で引越していかざるえない少年。彼は友だちと2人で自転車に乗り、40キロも先にある . . . 本文を読む