習慣HIROSE

映画・演劇のレビュー

桃園会『お顔』

2008-08-04 22:00:08 | 演劇
 いつもの桃園会なら、もっと曖昧な形でストーリーを進めて行くところなのだが、今回は、明確なストーリーラインを提示する。顔が変わる、という話の基本部分も、ストレートに表現する。2人1役というやりかたは、従来の深津作品ならありえない。芝居の中で、はっきり顔が変わるのだ。深津台本ならこの設定でもそんな見せ方はたぶんしないだろう。  B級遊撃隊の佃典彦さんの書き下ろし台本を得て、いつもの自分のやり方では . . . 本文を読む
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『ハプニング』

2008-08-04 21:46:55 | 映画
  M・ナイト・シャマランがまたやってしまった。見る前から嫌な予感がしていたが、予想した通りの映画で、脱力してしまった。シャマランはもうしばらく映画はやめたほうがいい。というか、もう引退したほうがいい。映画作家として、終っている。これだけ貧困な発想しか出来ない以上彼に撮らせることは犯罪的な行為だと思う。  『ヴィレッジ』を見た時確信したことを、またまた確認することになる。嫌な予感は当然的中する。 . . . 本文を読む
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HPF、信愛『エトワールと青い月』

2008-08-04 21:20:45 | 演劇
 僕にとっての今年のHPFはこの作品で幕を閉じた。三会場を使って20日間にわたり、22作品を上演した今年の高校演劇祭は例年以上にハイレベルな作品を多数生み出すことが出来たのではないか。状況が過酷になればなるほどその切実さが高校生達にも伝わり、そのピリピリするような緊張が作品を予想以上のレベルへと引き上げることとなったのかもしれない。  僕はたった5作品しか、見ていないから偉そうな事は言えないが、 . . . 本文を読む
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