13の風景が流れていくように描かれていく。旅行者たちの姿がそこにはある。タイトルである『traveler』(トラベラー)の「トラベル」とは、「(光、音などが)伝える。(心、目が)次々と移る」こと、って後で読んだ当日パンフには記載されていた。なるほどなぁ、と感心する。全く知らなかったし、ただ、「旅人」だとしか考えもしなかった。
僕はただ目の前を通り過ぎていく7人の旅人たちの見せてくれる風景(パ . . . 本文を読む
ロバート・ゼメギスが3度目の挑戦をする。しかも3D元年だなんて言われた今年、ずっと3Dに拘り続けてきた彼が満を持して放つ新作である。パフォーマンス・キャプチャーに対してはなんとも言う言葉がない。まず好きではない。なぜ、彼がここまで拘るのは理解に苦しむ。正直言うと過去の2作品にはがっかりした。それまでのゼメギス映画は大好きだっただけに、どうしてこんなふうになるのか、それが気になった。
今回ディ . . . 本文を読む
矢沢永吉の79年から09年までの30年間を追いかけたドキュメンタリーである。前作『RAN&RAN』(80)が始まりだ。あれからスタートして、ずっとその後を追いかけた。増田久雄監督(前作ではプロデュサーだけで、監督は別の人を立てていたが、今回は自分をクレジットした。当然のことだろう。)は、途切れることなく、カメラをまわす。そして、区切りとなる今年、1本の映画としてまとめる。これはただのプロモーショ . . . 本文を読む