「よりよく生きよ、むすめたち。よろこびはここにある。」この最後のことばに胸がいっぱいになる。この長編小説を最後まで読んでよかった。
いつまでたっても話が見えないし、先にも進まないから、なんだかなぁ、と何度も思った。まぁ、僕はせっかち過ぎるのだ。それはわかっているけど、でも、この小説の先の読めなさは半端ではない。ピエタが舞台なのに、ピエタの何を描こうとするのかがわからない。だいたい、最初から、 . . . 本文を読む
関係が冷え切ってしまい、まるで会話もなくなった妻と、他人のフリをして、ブログで付き合う夫。嫌いになったわけではない、はずなのだ。仕事が忙しかったこともある。妻と妻の母親と、3人で温泉にでも行こうと計画した。だが、ぎりぎりでキャンセルしてしまう。急に仕事が入っていけないとか、言ってごまかす。「2人で行って来て」なんて言う。
家に帰りたくなくなった男が主人公だ。彼はネットで、偶然妻のブログを発見 . . . 本文を読む
こんなマイナーな中国映画が、ちゃんとDVDとなって、公開されていたことに驚く。一応アクション映画として、ジャンル分けされたから、発売されたのだろうが、これはつまらないB級アクションではない。だが、それじゃぁ、ちょっとした文芸映画か、なんていわれると、とんでもない。でも、なんだか分類が難しい映画なのだ。しかも、これで驚くほど出来のいい映画なら、世界の映画祭とかでたくさん賞を取ったりして話題にもなる . . . 本文を読む