この地味な大作映画を諦めることなく、作り上げた製作のジェレミー・トーマスは偉い。興業的な成功は望めない映画に大金をつぎ込み、妥協することなく完成させる。使命感もあったのかもしれないが、これは一応娯楽映画だ。芸術的な野心作というわけではないのに、この壮大なプロジェクトに挑み成し遂げる。
キャスティングも地味。まるでスターを使ってないから、ネームバリューからの動員も望めない。ハリウッド大作の凡庸 . . . 本文を読む
ザ・韓国映画。って感じ。超重量級大巨編。激しいし、重くて暗い。でも、スクリーンからは目が離せない。まずアクションで、次にドラマで、見せる。でも、その間にも派手で過激なアクションは満載だ。ストーリーも2転3転する。どんだけやるねん、というくらいに、あの手この手だ。このねばり、しつこさ。これぞ往年の韓国映画。『シュリ』の時代に戻った気分だ。最近の軽やかでおしゃれな韓国映画とは一線を画する。これは貴重 . . . 本文を読む