ウニー・ルコントの第2作.前作『冬の小鳥』から6年。韓国からフランスに舞台を移し、前作の続編のような物語が再びここに綴られる。
『冬の小鳥』の孤児院に入れられていた少女は、頑なに、そして、ひたすらに、母親が迎えに来るのを待ち続けた。あの少女が大人になり、結婚もして、子どももいる、とでもいうようなこの『めぐりあう日』の設定が面白い。ここでも、彼女は自分を棄てた母親の . . . 本文を読む
2ヴァージョンで上演。しかも「女装男」、「女たち」という2パターン。どうして、『屋上のペーパームーン』という作品をそういうかたちで上演するのだろうか、不思議でならなかった。でも、きっと昇竜之介のなかでは勝算のある行為なのだろう。では、それってなんだろうか、と興味津々で劇場に向かう。この3年間で大竹野戯曲を3作品連続で取り上げた後の4年目の挑戦である。
大竹野作品を原作として自由脚 . . . 本文を読む