80年代、若くしてブレイクしたパンクバンドがメンバーの不祥事から解散した。あれから長い歳月が過ぎた。そんな彼らが30年振りに再結成する。実在するバンド(こちらは解散せずに40年続いているらしい。1978年から活動するパンクバンド「アナーキー(亜無亜危異)」)のギタリスト藤沼伸一が監督して永瀬正敏が主演した。 つまらないわけではないけど、いろんなことが中途半端で作り手の想いが伝わってこないのがツライ . . . 本文を読む
入江悠監督はめちゃくちゃ当たり外れがあるからギャンブルみたいなものだけど、今回はこれだけの時代劇大作である。外すわけにはいかない。前作『あんのこと』は今までの彼とはまるで違うパターンの映画だったが、素晴らしい作品だった。それだけに今回またまるで今まで手掛けていないタイプのこの作品にどう挑んだかは、気になる。東映が『11人の賊軍』に続いて放つこの大作時代劇に大抜擢されたのである。東映としては『11人 . . . 本文を読む
昨年香港で歴代No.1ヒットを記録したアクション大作映画。(直後に『破・地獄』に抜かれたらしいが)期待して楽しみにしていたが、しかし、まさかこんな凄い映画だったなんて。想像の遥か斜め上をいく空前絶後の作品だった。死ぬかと思った。映画は今はない九龍城砦を見事に再現した。この迷宮のセット、それだけでも凄いが、そこを舞台にしてノンストップアクションを展開する。主人公のチャンはもう100回は死んでいる勢い . . . 本文を読む
豆腐小売店なんて今は経営は難しいだろう。今、豆腐屋は町から消えてしまいほとんどない。これはそんな個人商店を切り回す老齢の母と息子の嫁のお話。ふたりの連れ合いは亡くなっている。孫と3人。猫もいるけど。前半は彼女たちの物語。祖母の初。母の咲子。親友(10歳だけど)の七太の話を挟んで後半、息子であり孫である高校2年の令哉の話へとつながる。(猫の福の短いエピソードを断章として各章の間に挟み込む)個人経営の . . . 本文を読む