とても真面目で、一生懸命な作品である。見ていて応援したくなるそんな作品だ。作者たちの芝居に対する素直な想いがストレートに溢れているのがいい。好感の持てる小品である。
植物人間になってしまった娘を甦らせるため、母親である植物学者は、植物の中にある命を娘の体につなぎ、生き返らせる。だが、彼女は植物の意思を持って目を覚ますから、本来の彼女ではない。なんだか、荒唐無稽なお話だが、作者たちの真剣さゆえ、この可愛い話を信じてあげたくなる。
彼女は植物の命を持って甦るが、無意識の中で宿主である娘自身の記憶も混入していく。母親たち、この研究室のクルーと植物少女みのりの1年間が描かれる。そして、ラストではおきまりのように奇跡が起こる。
たわいもない芝居だと、言えばそうなのかもしれないが、こういう清涼剤のようなものもたまにはいい。
植物人間になってしまった娘を甦らせるため、母親である植物学者は、植物の中にある命を娘の体につなぎ、生き返らせる。だが、彼女は植物の意思を持って目を覚ますから、本来の彼女ではない。なんだか、荒唐無稽なお話だが、作者たちの真剣さゆえ、この可愛い話を信じてあげたくなる。
彼女は植物の命を持って甦るが、無意識の中で宿主である娘自身の記憶も混入していく。母親たち、この研究室のクルーと植物少女みのりの1年間が描かれる。そして、ラストではおきまりのように奇跡が起こる。
たわいもない芝居だと、言えばそうなのかもしれないが、こういう清涼剤のようなものもたまにはいい。