大好きなクラシック音楽、本、美味しいお店、旅行などの記録です。
休日はソファの上でリラックス!
「天乃」(倉敷市)
岡山県は瀬戸内海を挟んで香川県と隣り合っているのでうどん屋が沢山あります。さぬきうどんと称している店も多く、全般的にはレベルが高いです。
ただ、個性的な店が林立している香川県の名店・奇店と比べると普通の店が多くて面白み(香川のうどん屋は面白いです)には欠けるなあと思っていたのですが、ようやく「うわぁ、さぬきっぽい」と思える店を見つけました。
教えてくれたのは高松市出身の会社の先輩で、ある懇親会でさぬきうどん談義が盛り上がったところ、岡山で好きな店として「天乃(あまの)」を教えてもらいました。
場所は倉敷市粒浦という岡山学院大学の近くの分かり難い場所、周りは田んぼ、川が流れ、国道が通る。香川でさぬきうどん屋巡りをしていた時の風景と同じです。ここは綾歌郡かと錯覚するようなロケーションです。店に近づくものの最後の最後で迷って分からなくなるところもさぬきと同じです。
知る人ぞ知る人気店らしく、細い道を入ると車が多くとまってるのでああここかと分かります。店の裏にも駐車場があるので車でも大丈夫です。
店に入り、まずは券売機でチケットを買います。お客さんは「ざる」、「ぶっかけ」、「(汁入りの温かい)うどん」など好きなものを食べていますが、この店の特徴としては2品(杯)食べる人が結構いることでしょうか。食券を2枚並べておけば1杯目を食べ終わった後に2杯目を出してもらえます。
店長とおぼしき男性にバイトのおばちゃんやお兄さんが数人、そのキビキビとした動き、大きな声にこれは絶対に美味しいなという雰囲気に溢れています。
「ざる」(280円)も温かい汁の入ったうどんも美味しいです。ただ、この店の特徴はぶっかけでしょう。香川ではぶっかけというと水でシメた冷たいうどんに汁をかけるのが大半でしょうが、ここのぶっかけは、釜揚げうどんに具を載っけてあるものです。「ぶっかけ玉子」(310円)がこの店の看板メニューの一つ。温かい釜揚げうどんのぶっかけは始めてですがこれが美味い。写真ではうどんが見えなくて分かりにくいのですが、具を混ぜて、机上のしょうゆをかけて食べる温かいぶっかけは最高です。
水でシメたうどんの美味さは香川、岡山と強豪店が競っていて個人的にはこれ以上の新規店は不要です。ただ、この店の温かい釜揚げぶっかけという変化球には参りました。ロケーション、雰囲気、味、値段など総合的(かつ個人的)に岡山で一店を挙げるならここかなと思います。
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