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「サマーウォーズ」

映画「サマーウォーズ」を観てきました。劇場で映画を観るのは2年前の夏以来、前回同様に家族が実家に帰省している間の久しぶりの一人の時間を利用してです。その時も「エヴァンゲリオン劇場版“序”」でしたのでアニメ続き、自分がオタクだからなのか、それとも集中力を要求される実写版を観続けるのは辛いからなのかはよく分かりません。
「サマーウォーズ」を観ようと思ったのは、「さとなおcom」でとにかく観ろ、劇場の大画面じゃないとダメと推薦してあったのと(これだけでは観ないかも)、この記事を読んだとある民主党議員が観賞して感激、「必ず鳩山代表にも観させる」というメールがあったと続報で紹介されていたからです。そこまで凄い映画なのか、じゃあ久しぶりに観てみるかという訳です。
全く予備知識なしで観ました。インターネット上の仮想世界OZ、地球上の多くの人間が登録し、PCを通じて多くの生活上必要な行為を行う。そんなOZを利用しつつシステム面のアルバイトなどをしている高校生ケンジは同じ高校の先輩であるナツキから実家の長野県上田市での夏休みの手助けを頼まれる。そこで、ひょんなことからOZを揺るがすトラブルに巻き込まれて・・・。
実世界(長野県上田市)のナツキの実家は昔ながらの大家族、記念日に関係者が集まり過ごす日本の夏のワンシーン、縁側がある大きな家、年配者を中心とした家、困ったメンバーもいて家族全員で心配する。一方の仮想世界OZは利便性が高いけれども不都合なことが起きるとゲームさながらにバトルが繰り広げられる。
この映画の特徴はこの両極端のシチュエーションの対比です。長野県では宮崎駿のアニメに似たほのぼのとした絵、設定、会話。一方のOZでは3D映画を観ているような立体感のある酔うようなデジタル処理のアニメ。
そして、長野県での家族間の問題とOZでのトラブルとが絡まり、そして終盤へとなだれ込みます。上映時間は2時間弱ですが本当にあっという間です。グイグイ魅せます。面白い。ストーリーのまとめは若干安易なところもありますが、これだけ魅せれば十分です。よい映画だと思います。ただ、とある民主党議員が鳩山さんにも絶対に観させるといったポイントはよく分からない、そこまでかなあという気はしました。
私は幸運にも私や妻の実家での家族、親戚との交流、昔ながらの縁側での日本の夏を毎年体験できるので、この映画のシーンは現実であり郷愁ではないです。この映画の長野県でのシーンが遠い昔の日本の思い出、郷愁に感じる方にはより強いインパクトがあるのかもしれません。
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ヒナステラ「バレエ組曲“エスタンシア”から終曲の踊り」他

今朝のNHKハイビジョンでグスターボ・ドゥダメル指揮シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラの昨年12月の来日公演の模様が放映されました。
以前見逃していたもので朝、再放送していることに気付きテレビを付けました。メインのチャイコフスキーの交響曲第5番の第一楽章途中から楽しみました。この曲はポピュラーなもので余程下手なオケでなければ非常に盛り上がります。ドゥダメルも情感たっぷりにオケを鳴らして満足できました。
ドゥダメルは注目の指揮者でベートーヴェンの第5・7番のディスクとマーラーの第5番のディスクを購入して聴いています。とてもよい演奏ですが、なんというか目をつぶって聴くと誰が演奏しているかはまだ分かりにくいノーブルな演奏、録音で個性を聴かせるのはまだまだ先かなあという印象でした。
このチャイコフスキーもそれに近い印象、とてもよいです。それでも、これからかなあと思っていたところ・・・アンコールにタマゲました。バーンスタインの「ウエスト・サイド・ストーリー」からマンボとヒナステラのバレエ組曲「エスタンシア」から終曲の踊りです。
楽しくて楽しくて、涙が出ました。録画していなかったのを悔やみましたが、「YOU TUBE」に投稿されていました。いろいろありますが、例えば「シモンボリバル・ユース・オーケストラ ノリノリのアンコール!」で検索して是非一度ご覧ください。クラシックもやるじゃないか、音楽ってやっぱりいいなあと思えます。正規録音モノはこれからかもしれませんが、グスターボ・ドゥダメル最高です!
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