グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

初夏の絵鞆半島を行く・・・

2024年06月02日 | 室蘭の景色


絵鞆半島の最西端、絵鞆岬の海にせり出す展望台に立つと磯の香が沸き立つ。
目の前には、噴火湾の大海原と遠方の山々の大展望が広がります。
岬は、室蘭八景に選定されている 市内を代表する景勝地の一ヵ所です。

海にせり出す展望台の真下の海域は、海藻が生い茂り魚介類が豊富。
この浅瀬はアオサギの餌場 不動の体勢で獲物を待ち構える。




岬の展望台の駐車場のすぐ脇には、絵鞆半島を東西に縦走する観光道路が走る。
道路の港側には 岬の景観から想像できないほどの家々が佇む。一帯は大自然と
人々の日常が隣り合わさる稀な場所です。




岬を後に、 半島の尾根部を縦走する 観光道路を東側に走る。道の両脇に、手つかずの
樹木が 鬱蒼と生い茂る 木漏れ日の中を行く。
          

道路沿いで、コンロンソウが純白な花を咲かせる。



絵鞆半島一帯には栃の木が多く自生する。今、蜜いっぱいの花を咲かせ始めています。



室蘭八景の銀屏風。海面から垂直にそそり立つ断崖絶壁は、センダイハギの自生地。
岩の隙間に根を張り、鮮やかな黄色の花を咲かせています。

展望台から花が咲いている場所は50mほど離れる、レンズを引き付けての撮影です。




センダイハギは、本州中部以北から道内の海岸部に自生する多年草です。



今日の絵鞆半島の散策の最終地点はマスイチマ展望台。
奇岩が、連なる海岸線と追直漁港を前中景に太平洋の大海原が果てしなく広がる。
一帯は、市内は元より道内を代表する景勝地の一つです。

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絵鞆半島の断崖に咲くヤマツツジ・・・

2024年05月26日 | 室蘭の景色


初夏の風がゆったりと流れる。市内屈指の景勝地、マスイチ浜の展望台からの眺望
です。前景に奇岩が連なる海岸線と、追直漁港方面を中景に太平洋の大海原が果て
しなく広がる。

マスイチ浜は、「ピリカノカ 絵鞆半島外海岸」として、国が定める名勝地です。



一帯には、海からそそり立つ100m前後の断崖が連なる。

マスイチの展望台を後に・・・、両側を古木が鬱蒼と生い茂る、アップダウンが
続く散策路を行く。




散策沿いの断崖。過酷な環境の岩場に自生する ヤマツツジ。毎年見るたびに、
逞しい生命力に感動を受ける。





マスイチ浜の展望台に隣接する ローソク岩。清々しい潮風が、100mほど下の
海面から緩やかに吹き寄せる。





海からそそり立つ ボンズ山の標高は約150m。噴火湾の彼方には、対岸の渡島半島
の山並が連なる。
本来ヤマツツジの生育適地は 岩石が露出したこのような場所。今、花の時期真っ只中
です。
                  

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ハマエンドウの花が咲く浜・・・

2024年05月23日 | 室蘭の景色


初夏の季節を迎えたイタンキ浜の光景です。ゆるやかに潮風が浜に流れ、清々しい
磯の香が漂う。イタンキ浜は、日本の渚100選に指定されている風光明媚な砂浜
海岸です。



鳴き砂海岸としても全国的に有名な浜です。
乾燥した砂の上を靴底を滑らすように歩くとキュッ・キュッと砂が音を奏でる。
砂に不純物が多く含まれると音がしなくなります。鳴り砂海岸は「自然環境の
バロメータ」、定期的に市民が参加して浜の清掃が行われています。




ハマエンドウの花が咲き始めると、イタンキ浜は初夏の季節へと移り始めます。



干潮の時間帯、浜が沖合に広がる。海中で生育していたコンブが・・・。
浜一帯は 漁業権の規制区域内。味の良いコンブですが、採取する事はできません。




浜の前面には、太平洋の大海原が果てしなく広がる。



薄らと海水が残る浜に周辺の景色が映り出る、対照的な景観の西側と東側の
浜の光景です

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五月晴れです・・・

2024年05月19日 | 室蘭の景色


5月の澄み渡る空が広がる「エンルムマリーナ室蘭」近傍からの眺望です。
港内に架かる白鳥大橋や対岸の室蘭岳方面の景色が 目の前に広がる。
撮影時の外気温は19℃、風も吹き止まり、静まり返る海面に周辺の風景
が映り込む。


     
「エンルムマリーナ室蘭」の前面の海域では、毎年 初夏の季節を迎えると学生やジュニ
アーを対象とし たヨット操船講習会が行われる。今日も、数隻のヨットが、波静かな海
面を滑るように行き来する。


                 



「エンルムマリーナ室蘭」は、道内では数少ない通年型のマリーナ。 
  海上に収納できる艇数は約60数艇。その他の プレジャーボートは、
  クレーンで吊り上げられ陸上で保管されます。
           

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春の風物詩 ウニ漁の季節です・・・

2024年05月03日 | 室蘭の景色


春の風物詩、ウニ漁が始まりました。朝の海をウニ漁の磯船が漁場へ疾走。
ウニの採集は、一人で磯船を巧みに操り漁を行います。



周辺の海域は,ウニの餌となる海藻類が豊富な浅瀬の岩礁地帯。
巧みな手足裁きで磯船を操船。箱メガネで海底を覗き、長い柄の先に取り付けた
タモでウニをすくい上げる。ウニ漁は、相当な熟練度と体力を必要とする漁です。



大漁  
海中からすくい上げるタモの中には20個ほどの大粒なウニが・・・。

エゾバフンウニ漁は資源の保護から、時期や採集時間や量などの厳しい
規制がかかる。ウニ漁はこれから最盛期を迎えます。


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風薫る・・・

2024年05月02日 | 室蘭の景色


清々しい空が広がり、爽やかな風が牧草の新葉をなびかせ緩やかに流れる。
室蘭岳の裾野に広がる牧草地からの朝景色です。



今年も、牧草地の中でスイセンが花を咲かせています。どうしてこの牧草地だけに
スイセンが生育しているのか、毎年 気になる光景です。             



キタコブシ、自生している場所で開花時期が大きく異なります。このキタコブシは今、
花を満開に咲かせています。



牧草地に、ノビタキのさえずりが響き渡る。この野鳥は、茎の高い草や低木の
細い枝の先に好んで止まります。



エゾヤマザクラの花やキタコブシの白花、カラマツやカエデの芽吹きなど木々が彩を
放つ。この時期に限られる、淡いパステル調に染まる雑木林の風景です。             

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牧草地の中の一本桜

2024年04月29日 | 室蘭の景色


室蘭岳の裾野に広がる牧草地の中で、今年も一本のベニヤマザクラが花を咲かせて
います。本州方面と比べて、1ヶ月ほど遅れてサクラの季節が訪れて来ました。

昨日は八分咲き、今日は見事に満開となりました。

推定樹齢は100数十年ほど、樹高は約10m、5本の幹を束ねた根回りは5m弱。
永年、厳しい風雪に耐えてきた風格を漂わせるベニヤマザクラです。

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春本番まじかな 追直漁港

2024年04月08日 | 室蘭の景色


追直漁港の前面には、噴火湾の大海原が広がる。沖合や沿岸の海域は良漁場、
多種多様の海産物が水揚げされる。さらに、ホタテ貝などの養殖漁業も盛ん
に行われている、市内で最も規模が大きいな漁港です。



漁港と隣り合わせる入江では、ホタテ貝の養殖漁が行われています。ホタテ貝は、
養殖篭の中に並べ海中に吊るし育てられます。

養殖籠を海中に吊り下げているロープに取り付けられている、色とりどりの浮き球が
周辺の景色に彩りを添える。


ホタテ貝は 大きさを13センチ以上に育て上げられ、室蘭のブランドホタテ貝「蘭扇」
とし出荷されます。



漁業関連の人工島からの眺望です。
目の前に、絵鞆半島の断崖が連なる。頂に電波塔が建つ頂は 半島の最高地点の標高
地点199mの測量山です。展望台に立つと、360°の大パノラマが目に飛び込む。
画像から想像し難いと思いますが、半島の裏側には室蘭港や市街地が広がっています。

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ようやく 春っぽい陽気となってきました・・・

2024年04月05日 | 室蘭の景色


今日は、春先にしては珍しい澄み渡る空が広がる。つい先日まで冬枯色をしていた
牧草、日毎にうっすらと緑を増し始める。度々 画像を投稿している小高い丘の上に
広がる 牧草地からの眺望です。               



カメラの立ち位置から60kmほど離れた 道内の秀峰羊蹄山。数日前には、全山雪を纏っ
ていましたが、近頃の陽気で 山腹の雪も解け山肌が現れ始める。


家の近くの広葉樹の林床で、福寿草が花を満開に咲かせています。



ネコヤナギ、当地では樹木の中で 春一番に花を咲かせる。



蕗の薹が花を咲かせています。



撮影の帰りに公園に立ち寄る。偶然、1頭のエゾシカの雄と4頭の牝鹿の群れに遭遇。
この園内の枯草を餌としているのか、それともクレソンが 葉を茂らす湧き水が流れ込
む水路を水飲み場としているのでしょうか⁉  それにしても、この公園内でエゾシカを
見たのは初めての事でした。


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絵鞆半島にも ようやく春の気配が・・・

2024年04月02日 | 室蘭の景色


陽気に誘われて 絵鞆岬に足を運ぶ。海にせり出す展望台に立つと、
噴火湾をぐるりと取り囲む、山々の景観が目の前に広がります。


南の方角。対岸の渡島半島は37kmほど離れる。
半島に君臨する、山腹から山頂にけて残雪を抱く北海道駒ケ岳を望む。



展望台の前面の海域は良漁場、漁船がエンジ全開で漁場から漁場へと行き交う。



絵鞆岬のすぐ脇を半島を東西に縦走する道路が走る。道路沿いから港側の風景
です。

地名に岬と付くと、人里から離れた場所を連想しますが 絵鞆岬は大自然と人々
の日常生活が交差する稀な場所です。



絵鞆半島を走る道路の両脇には、手つかずの鬱蒼とした森が広がる。
これから春本番が訪れると、山菜採り・山野草や野鳥観察の絶好の場になります。



周辺一帯は道内屈指の野鳥の生息地、今回出会った野鳥たちです。
上から順に、シジュウガラ・ヤマガラ・コガラ・ゴジュウガラです。






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