グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

夏の庭に咲く花々

2014年07月31日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 秋の七草の一つ、キキョウが花を咲かせています。青みをおびた紫の花色は、「桔梗色」としてJISの
 色彩規格に登録されているほど。時代を遡ること平安時代から、衣服の染色として利用される日本人に
 馴染の深い色です。

   一方、蕾が風船のようにふっくらとして見える事から、英名では「Balloon Flower」と呼ばれています。







 ヤマユリは、我が国が特産の植物。花弁の内側には黄色の筋と紅色の斑点が入る。庭に清々しい芳香
を漂わせながら花を咲かせています。
  今年の春先に、ホームセンターで偶然に見つけた球根を購入、地植えで育てて来ました。我が家の庭で
 初めて花を咲かせた山百合です。





 夏花の定番、アサガオが咲き始めました。このアサガオは大型のプランタンで栽培。さらに、今年は支柱
に替えて、目の粗いネットで仕立ててみました。夏の朝、朝日を受けて咲くアサガオの花の清々しさは 格別
です。

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室蘭岳の山麓で・・・

2014年07月31日 | 室蘭の景色



 室蘭岳の裾野、標高300mほどの高台に広大な牧草地が広がる。南からの風が緩やかに牧草の上を
流れていきます。








 アメリカオニアザミ(アメリカ鬼薊)が赤紫色の花を咲かせ始めています。花を除く全てに、鋭い棘をま
とっています。
 草名に、アメリカと付きますが 本来の原産地はヨーロッパ。そのことから、別名ではセイヨウオニアザミ
と呼ばれる帰化植物です。





 この時期になるとノビタキが目につきます。草の穂先や灌木の梢を飛び交う。小さな身体の割には大き
な目と、胸の淡い橙色が特徴的な愛らしい野鳥です。





 道路沿いや荒れ地で、ノラニンジン(野良人参)が清楚な花を咲かせています。花が咲き終わると鳥の
巣のような種穂をつくります。ノラニンジンの根は、ニンジンのように肥大しませんが一説では人参の原種
と言われています





 ベニシジミ(紅小灰蝶)、小型の蝶ですが羽根のオレンジ色が際立ちます。花に止まると、暫らく動きを
止めるので
カメラに撮り込みやすい蝶です。

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畑作風景

2014年07月28日 | 室蘭の景色



 ヒマワリが、畑一面に咲き誇っています。このヒマワリは、もう暫らくすると畑にすき込まれ有機肥料とな
ります。併せて、ヒマワリ畑は農業者が景観にも配慮したクリーン農業の一環です。




 有珠山の山麓一帯は、肥沃な土壌の畑作地帯です。黄色く見えるのは、刈取りが行われた秋まき小麦
「きたもえ」の麦畑。一方、これから収穫時期を迎える広大なカボチャ畑が広がっています。
  ※ 畑の後方には標高737mの有珠山。近年では、2000年に噴煙を3000mも吹き上げる噴火を起こ 
  す。現在も少規模ながら、蒸気をたなびかせている活火山です。





 ヒルガオ(昼顔)が道端の藪の中で花を咲かせている。このヒルガオは珍しい淡い桃色のヒルガオです。
庭で栽培と思いますが、地下茎で旺盛に繁殖する事が難点。ヒルガオは、アサガオと同じように朝に開花、
昼間も
花を萎ませずに咲かせ続ける事が草名の由来です。





 道内の中では、温暖な気候に恵まれたこの場所では稲作が盛んです。歴史を遡る明治時代、近くを流
れる大河、長流川(おさるかわ)からの水を引き込む工事が完成、本格的な稲作が始まる。
一方、この一帯は支笏洞爺国立公園に隣接する。後方にそびえる有珠山と昭和新山のすぐ裏側には、満
々と水を湛える洞爺湖の湖面が広がっています。

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夕映えと白鳥大橋の夜景

2014年07月25日 | 室蘭の夕日&夜景



 港の外には、噴火湾の大海原が果てしなく広がる。夕日が沈む対岸の渡島半島までの海上直線距離
は50Kmほど。穏やかに暮れていく西空の光景です。





 夕日の残照が海と空を照らす。シルエットで浮かび上がる島影は、室蘭港の入口に浮かぶ大黒島。
カメラアングルは、海岸線から僅かに離れた標高70m程の小高い丘の上、祝津展望公園からの眺望
です。

                     ※ 祝津展望公園は日本夜景遺産5部門のうちの一部門、自然夜景遺産に認定されています。
                            自然夜景遺産とは、
自然の景観と共存している夜景です。







 白鳥大橋は、全長1,380mの関東以北最大の吊橋です。日没と伴に、ライトアップされた白鳥大橋が
室蘭港を跨ぐ。228個のイルミネーションライトと88個の投光器の電源は、風力発電によるクリーンエネル
ギーです。                   ※ 白鳥大橋は、平成20年に「日本夜景遺産(ライトアップ夜景遺産部門)」に認定されています。

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近くの牧草地で・・・

2014年07月21日 | 室蘭の景色



 居住地に隣接する小高い丘の上の牧草地。ゆるやかに北東の方角から、「やませ」が吹き寄せる。
「やませ」は、はるか彼方のオホーツク海の洋上で発生した高気圧から、本州方面に停滞する低気圧に向
かって吹く、冷たく湿り気のある北東からの風です。
 本来、牧草地の後方には室蘭岳を望む。今日は、「やませ」が運んで来た湿り気を含む大気が、厚い雲を
つくり室蘭岳を包み込みました。




 ノリウツギ(糊空木)が花の季節を迎えています。枝先に咲かせた純白な花と、夏の空とのコントラスト
が清々しく目に映り込みます。




 野山を散策すると、度々名の知らない野花に遭遇する。今日も穂状の青花を見つける。群生はせずに
、藪の中で花を咲かせています。
  ※ 早々、植物図鑑で調べたところ草名はエゾクガイソウ(蝦夷九蓋草)のようです。



 

 牧草地の一角の雑木林の中に、オオウバユリの群生地があります。オオウバユリは草丈が高く被写体
とし少々手こずる。おそらく、当ブログで、この花の画像を投稿するのは初めてと思います。
 一方、秋になり種を弾き飛ばした後の種殻はカメラの絶好の被写体。さらに、種殻を刈り取りドライフラー
ワとして利用しています。花の時期より秋の季節が待ち遠しい植物です。



 今の季節、ニワトコ(庭常)の赤い実が方々で良く目立ちます。この牧草地は標高70mほどの高台。
牧草地を
取り囲む雑木林の切れ間から、室蘭港と絵鞆半島方面の眺望が眼下に広がります。

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散歩道沿いで・・・

2014年07月18日 | 室蘭・四季の野花&花木



 住宅地の周辺には、幾筋もの生活道路が網の目のように張りめぐされています。特に、住宅地の
縁を巡る道路沿いには 雑木林が鬱蒼と生い茂る。一方、この道路の歩道は春夏秋冬を通して多くの
住民が利用する散歩道です。





 道路ぎわの藪の中で、マタタビが清々しい花を咲かせています。白梅のような花を夏に咲かせる事
から、別名はナツウメ(夏梅)と優雅な名を持つ。
 一方、花の時期になると枝先の葉を白く変色させます。遠目からでも識別が容易な蔓性の植物です。





 

  

 道路沿いを縁どるように、クサフジ(草藤)が青紫色の花を咲かせている。地味な花と葉目に清々
しく映る野草です。





 イワガラミが両性花の周りを取り囲むように、白色の装飾花を風になびかせています。とても、涼や
かな蔓性植物です。





 毎年、この季節になると道路際で鮮やかな赤い実が目に止まる。未だに、樹名の分からない低木
です。





 オカトラノオ(丘虎の尾)が、小花をいっぱい付けた花穂をしならせています。変わった草名の由来
は、
花穂をしならせた形が「虎の尾」を連想させる事から。当方ならば、緩やかな風に花穂を揺らす姿
から「白波草」と草名を付けたくなる野花です。




 道端の藪で、グミの木が実をたわわに実らせています。道沿いには、数本のグミの木が生えている。
今年は、どの木も鈴なりに実を付けています。鮮やかな色のグミの実、画像のコントラストを強調したか
のように見えるでしょうが、ほぼ実物と同じ色です。

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朝景色

2014年07月17日 | 室蘭の景色



 早朝から清々しい空が広がりました。白鳥大橋の下をすり抜けて来る風が心地よく感じる。室蘭港
の一角から、夏の朝の光景です。





 プレジャーボートの係留地、エンルムマリーナー近傍からの港内の風景です。下の画像は、撮影
立ち位置で身体を反転させ眺める南側、陸揚げされたプレジャーボートの列と絵鞆半島に張り付くよ
うに佇む家々の光景です。

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近くの公園で・・・・

2014年07月15日 | 室蘭・四季の野花&花木



 住宅地の中の公園。住宅地は昭和40年初頭に、小高い丘の上の雑木林を切り開き開発した大規
模な造成地です。
 公園の一角には、今も当時の面影を残す大木が鬱蒼と生い茂る雑木林が残る。公園の中に一歩足
を踏み入れると、住宅地の中だとは思えない静寂さが漂っています。







 公園の池の中で、スイレンが花を咲かせ始めています。だいぶ前に、この場所から近い南部陣屋
遺跡の堀の中に咲くスイレンの画像を投稿しました。品種が異なるのでしょうか、この池のスイレンは
毎年、今の時期に花を咲かせます。












 池の傍の広場に大きな栗の木があります。今年は栗の「生り年」、枝の先々に白い花を一斉に咲か
せています。

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夏の庭に咲く花々

2014年07月13日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 今、我が家の庭で咲いている主な花々を並べてみました。
 ムスクマロウ。和名はジャコウアオイ、アオイ科の植物です。淡い桃色の爽やかな花を咲かせ始めま
した。ジャコウアオイは、ハーブとしても有名なヨーロッパ原産の帰化植物です。




 エロディウム・ウァリアビレが花の盛りです。流通名はヒメフウロ、我が国が固有種のヒメフウロ(シ
オヤギソウ)とは異なる植物です。
 耐寒性多年草ですが、当地の真冬は-10℃を越す日もあります。冬の間は庭から掘り上げ、鉢植
えにして室内で育てています。再び、初夏の頃になると庭に戻し露地植えで栽培。今、鮮やかな紅色
の花を咲かせています。




 マルバストラムは、アオイ科の常緑多年草です。花は、アプリコット色のスッキリとした形。茎を垂れ
さげ長く伸ばすことから、別名は「枝垂れ芙蓉」と呼ばれています。さらに、茎が土に接するだけで発根
する生育旺盛な植物です。



 ユキノシタは、当地ではあまり見かけない植物です。本州方面から持ち帰り育て続けて8年。今年
も独創的な花を咲かせています。



 ガウラが長く伸ばした茎に、雄しべがよく目立つ特徴的な花を咲かせています。一見、新しい品種
 の植物のように見えますが、明治の中ごろに原産地の北アメリカから渡来した歴史の長い帰化植物
 です。

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小さな浜に咲く海浜植物

2014年07月12日 | coffee break;(etc )



 室蘭港の外防波堤の付け根にある、噴火湾に面した小さな砂浜海岸。この浜辺は釣り人が時折り
訪れる他、人の 気配がほとんどない静かな場所です。今、波打ち際から一段高くなった砂地で、
ハマ
ベンケイソウや ナミキソウが可憐な花を咲かせています。





 ハマベンケイソウ(浜弁慶草)の花は、釣鐘形の小さな薄青色。清々しい花に加え、蕾の淡いピンク
色と白緑色の多肉質の葉が絶妙な組み合わせを見せてくれます。







 ナミキソウ(波来草)。青紫色の花を二つ並べて同じ向きに花を咲かせます。草名の由来は海岸部
に生育し、花を横から眺めると波が打ち寄せる形に似ている事からのようです。



 ハマニガナ(浜苦菜)の鮮やかな黄色の花が、夏の日射しを跳ね返すように咲いています。当地で
は、群生することはなく、ポツポツと花を咲かせます。ハマニガナは、
全国の海岸の砂地に生えるポピ
ュラーなキク科の海浜植物です。



 度々、画像を投稿しているハマヒルガオの花です。この浜に咲くハマヒルガオは、生育環境が良い
のか、他の浜に咲くハマヒルガオに比べて瑞々しく見えます。





 干潮、潮の引いた海底からコンブが現れる。この海岸一帯は昆布の自生地、漁師の方の漁業権
が及ばなければ、刈り取りたくなるような立派なコンブが波に揉まれています。

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