8月も下旬、夜が明けるのが、だいぶ遅くなって来た。
当地の日の出時間は5:00。早朝の静けさが漂う海と空の光景です。
遥か彼方の水平線から、薄い雲が湧き上がる。雲を透して射す朝日が、
海と波打ち際を金色の世界に変貌させてくれました。
早くも秋の気配、家の近くの丘の上に 爽やかな風が流れる。野に咲く
花々も夏から秋へと・・・。
キンミズヒキが草むらの中で、黄色の小花を集め 輝くように花を咲
かせている。
澄み渡る空を背景に咲くハンゴンソウの花。
オトコエシ?、調査中です。
セイヨウ オニアザミ、綿毛のパラシュートに種を吊り下げ、時折 吹き
寄せる風に運ばれて空に舞い上がる。
エゾゴマナ(蝦夷胡麻菜)は、秋の足音を知らせてくれる野花です。
久し振りに穏やかに暮れていく西の空。夕日が放す光線が噴火湾を横断
するように、静まり変える海面に長い光跡を映し出しました。
今日、当地の日没時間は18:20。
対岸、渡島半島の山並みに沈んだ夕日の残照。目に映る全てのものを
茜色、一色に染め抜きました。
早朝か降り続いたら雨、午後には降り止み薄日が射す。雨が、ギボウシの花びら
に雫を置いていってくれた。
ミヤマオダマキの葉の上にも、緑の宝石のような雨の雫。自然が織り成す 一期一会、
ささやかな感動を覚えるマクロの世界です。
真夏のざわめきが去り、浜に静寂が戻る。空に浮かぶ雲、海の色にも早くも秋の気配が
漂う。初夏の頃、爽やかな香りを放し花を咲かせていたハマナス。この時期になると涼やかな
潮風と柔らかな日差しの中で、赤色の果実を実らせ始めています。
砂浜に隣接する湿地に、エゾミソハギの赤紫色の花が今を盛りと咲く。
砂浜段丘の草原は、鮮やかな黄金色の花を咲かせるオオアワダチソウの群生地です。
TVの画面に「気象情報」の字幕が頻繁に流れる。道内の各地に、集中豪雨や竜巻の
警報。当地の上空にも、日中いっぱい雲の塊が連なり足早に通過。夕方になってから西の空
にポッカリと晴れ間が広がる。
8月も中旬を過ぎ、日没時間がつるべ落としのように日一日と早まって来た。カメラアングルは、
室蘭港 外防波堤の基部にある小さな浜辺からの夕日の光景です。
当地では今、オオハンゴンソウが人の手の入らない荒地で、鮮やかな黄色の花を
群がるように咲かせている。
元々は、観賞用として海外から導入されたが、繁殖力が強く野生化が進む。近年、 各地
で特定外来植物として駆除の対象となっている野花です。
※2枚目の画像は、オオハンゴンソウの変種 ヤエザキオオハンゴンソウです。
室蘭岳の裾野、 標高200メートルほどの場所にセイヨウオニアザミの小群生地が
ある。澄み渡る大気に、赤紫色の花と濃緑色の葉茎が映える。葉や茎には鋭い棘を纏う、
花に近寄れるのは昆虫と蝶だけです。
夏と言えばアサガオの花。古の時代から日本人に馴染み深い夏の花。
アサガオは種蒔き時の高い発芽温度が必要。当地での種蒔き時期は5月下旬頃のため、
花を咲かせるのは毎年 今頃です。
マルバアサガオ(丸葉朝顔)。数年前に突如、庭に芽生えた。野鳥が何処からか種
を運んで来てくれたよう。それから毎年、初夏に種を蒔き苗を育て花を咲かせている。
赤紫色で小ぶりな花と、薄緑色の丸い葉とのコントラストが可憐なアサガオです。