室蘭市の中心街から僅かな距離に位置する、電信浜は波静かな入江です。高さ20m
程の崖の下。急勾配の階段を下りおりると小さな浜がある。
この時期になると、浜には、薄ピンク色のハマヒルガオの花が満開を迎えます。市内には、
他にも群生している場所はあるが、この浜の風景とハマヒルガオの花の取り合わせが 好み
で、毎年この時期になると訪れる浜です。浜の東側と西側の景観は対照的。西側には、海食断崖がそそり立つ。この地点から、
さらに、西の方角に進みますと絵鞆半島の景勝地が連なります。
初夏の空にカンボク(肝木)の花は清々しい。カンボクは、本州中部以北から道内
に自生する、スイカズラ科の落葉低木です。
この季節になると、当地の山野での主役はカンボク。遠目にも一際、目立つ花を方々で
咲かせています。 白い花は、どこか紫陽花に似ている。秋の初めには、鮮やかな赤い実をたわわに
実らせる。果実は食べられないが、花の時期とは異なった趣を見せてくれる花木です。
垂直尾翼の鶴丸マークが誇らしげ。時代の流に連れてデザインが元に返り咲く事は
稀。おそらく多くの人たちは、日本の旅客機と言えば垂直尾翼に日の丸をモチーフにした
鶴。この新/復刻、鶴丸ロゴに機体が塗装されてから間もない。
ホワイトボディーに、JAPAN AIRLINESの字体と垂直尾翼の鶴丸から洗練されたシンプ
ルさを感じる。鶴丸JAL & リトンブルーANAの両翼が国内・国外の空に、さらなる飛躍を
と思う。
西の空が、久しぶりに茜色に染まる。限りなく、穏やかに静まり返る日暮れ時です。
先日までの季節外れの陽気は何処かに。ようやく、初夏本番の季節が訪れて来ました。
当地では今の時期が一年で一番、日の入り時間が遅い。
カメラアングルは、室蘭市祝津町の海岸から。噴火湾を隔て遥か彼方、対岸の渡島半
島に沈む夕日の光景です。
白鳥大橋は全長1,380m、関東以北で最大の吊橋。室蘭港を跨ぐように絵鞆半
島と対岸を結ぶ自動車専用道路です。
夜のとばりが下りる頃になると、風力発電を電源とした ライトアップとイルミネーション
の光に照らされ、白鳥が翼を広げたような優雅な姿を夜空に浮かび上がらせます。
初夏の青空を背景に、ニセアカシアの花が風にそよぎながら咲いている。誰もが、
アカシアと言えば、このニセアカシア。本来のアカシアは花の形も花色も異なる。元々は、
街路樹に植栽されていてが歳月の経過と共に野生化。花も葉も清々しい樹木ですが枝
には鋭い棘。その事が理由でしょうか、街路樹はナナカマドに取って代わられる。 今は
歩道沿いの藪の中で、樹高を伸ばし爽やかな花を咲かせています。
ホウ(朴)の木の樹高は高い。通常花は見上げるように眺めるが、このホウの木は
沢を跨ぐ橋の下から欄干を越すように伸びる。ホウの木は、モクレン科の花木。まじかに
見ると、何処かモクレンの花に似ている。 因みに、樹名は 大きな葉で食材を包(ほう)ん
だ事が由来です。
ベニウツギは、タニウツギ園芸種。赤紫色の華やかな花を咲かせています。当地
では、この時期の花木は一般的に白系統の花を咲かせる。その中でベニウツギの花は
一際、目を惹く花です。
室蘭市イタンキ浜は、この時期になるとハマナスの花が満開を迎える。爽やかな
香りが浜に漂う。イタンキ浜は、市内最大規模のハマナスの群生地です。
以下、浜の景色とハマナスの花をご覧ください。
イタンキ浜は、市街地に隣接する1.7kmほどの砂浜海岸。浜の後方には、緩や
かな海岸段丘と海食崖がそそり立つ。
砂には、石英の結晶を多く含む、国内で有数の鳴り砂海岸。乾燥した砂を靴底で滑る
ように踏み絞めると、キュキュと軽やかな音を発します。更に、日本の渚百選にも 指定さ
れている道内屈指の景勝地です。
室蘭八景の銀屏風。海面から垂直にそそり立つ150mほどの断崖絶壁に、センダ
イハギが自生している。
展望台から花の咲いている場所は、100mほど離れる。近づき花を見る事は出来ない。
望遠を利かせて眺めると、鮮やかな黄色の蝶形花を咲かせている。
数年前から、この時期になると当ブログで投稿していたが、名の知らぬ花で通していた。
先日、ある方から 草名を教えていただく。その後、手を尽くし調べた結果、センダイハギ
(千代萩)に間違いない。
センダイハギは、本州中部以北から道内の海岸付近に自生する、初夏に花を咲かせる
多年草です。
絵鞆半島の絵鞆岬。微かに、海から吹き上げくる風に運ばれてくる潮の香が漂う。
数日間、続いていた霧や薄雲も晴れ、爽やかな初夏の日差しが降り注ぐ。
岬の先端の展望台は海に迫り出す。眼下は、コンブやワカメ、ウニが生育している磯。
海底まで透き通る。視線を前方に向けると、室蘭港の入口に浮かぶ恵比寿島と大黒島
の光景が広がります。
連日、うす雲が初夏の日差しを覆い小雨まじりの霧が漂う。周囲の風景も薄墨を流
したように霞む。蝦夷梅雨の季節と言え、今年の6月のような陽気は あまり記憶がない。
週間天気予報では、週末から数日振りに太陽マーク。ようやく、天候が回復基調です。 再登場です!。 上段は、ミヤマオダマキ & シラー ヒスパニカが霧雨の降る中で、
花を咲かせている。下段は、度々 投稿している雨の雫を葉の上に乗せたミヤマオダマキ
です。 フウチソウ(風知草)の正式名は、ハコネウラハグサ(箱根裏葉草)。
草名の通り、色鮮やかな葉の裏が常に上に反転している。わずかな風にも、しなやかな
葉を風になびかせる、清涼感を感じさせてくれる植物です。タツタナデシコ(竜田撫子)。心地よい香りを庭に漂わせ花を咲かせています。明る
い桃色の花と灰緑色の葉との取り合わせが美しいナデシコです。アヤメ(菖蒲)。花の形が似ていることから、カキツバタ・ハナショウブと混同しがち。
ただ、アヤメにだけは、花びらに網目模様。さらに、漢字の表記が同じなショウブ(菖蒲)
に至っては、全く異なる植物。
当方も以前、ショウブ(菖蒲)と取り違い、端午の節句の菖蒲湯にアヤメ(菖蒲)の葉を
利用と思ったほど勘違いする植物名です。ラミウム。和名では、オドリコソウ(踊子草)。上段のラミウムは、ヘルマンズブライド。
特徴的な葉を茂らせ、レモンイエローの花を咲かせています。
下段のビーコンシルバーは、銀白色の葉に細い緑色の縁取り、花は赤紫色~桃色。
ラミウムは、半日陰を好む。日陰の庭を明るくしてくれますシルバー・リーフは、グランドカ
バーとしても最適な植物です。
2日ほど続いた雨、今日の午後になって降りやむ。国指定、室蘭南部陣屋史跡の
堀の中、睡蓮が花を咲かせ始めている。雨に濡れた葉と花とのコントラストが、清々しく
目に映る。この堀で生育する睡蓮の花は全て薄紅色。雨上がりの薄日を受けて可憐な
花を咲かせています。
16日、東北北部が梅雨入りしたとみられると気象庁が発表。梅雨のない北海道を
除く列島全体が梅雨の季節。
この時期になると、当地を含む道南~太平洋側一帯も、本州の梅雨とは異なるが スッ
キリとしない天候が頻発する。今日も朝から、靄がったように霧雨が降り続いています。
ヒダカミセバヤ(日高ミセバヤ)が、多肉質の緑白色の葉の上に霧雨の雫を乗せて
いる草姿に目が向く。
秋の初め頃になると、スーッと伸ばした茎の先端に、紅紫色の小さな花を集めて咲かせ
る。 ヒダカミセバヤは道内 固有の耐寒性多年草です。
この時期になると、気圧配置が東から西に傾く。オホーツク高気圧の勢力が南下
すると、当地では蝦夷梅雨と呼ばれ 天候がぐずつく日がある。
梅雨と言っても本来の梅雨ではない。気温も湿度も低く東寄りの風が肌寒く感じる程、
この時期、特有の陽気です。家から近くの道沿いに、山藤が蔓を縦横無尽に蔓延らしている場所がある。霧雨の
降る中で花を満開に咲かせています。