南部藩モロラン陣屋遺跡は、江戸時代(1856年)に沿岸警備を命じられた南部藩が駐屯し
た場所です。今は当時の建造物は存在しませんが、周囲を囲うように深さ3m、幅4~5mほど
の土塁が歴史を偲ばせる史跡です。
史跡の周りの林床は、市内屈指のニリンソウの群生地です。近ごろの 陽気を待ち構えてい
たかのように、一斉に 可憐な花を咲かせ始めています。
オオバナエンレイソウ(大花延齢草)の花です。この場所は、株数は僅かですが家から近い
オオバナエンレイソの自生地です。
南部藩モロラン陣屋遺跡は、江戸時代(1856年)に沿岸警備を命じられた南部藩が駐屯し
た場所です。今は当時の建造物は存在しませんが、周囲を囲うように深さ3m、幅4~5mほど
の土塁が歴史を偲ばせる史跡です。
史跡の周りの林床は、市内屈指のニリンソウの群生地です。近ごろの 陽気を待ち構えてい
たかのように、一斉に 可憐な花を咲かせ始めています。
オオバナエンレイソウ(大花延齢草)の花です。この場所は、株数は僅かですが家から近い
オオバナエンレイソの自生地です。
絵鞆半島の最先端、絵鞆岬展望台からの眺望です。絵鞆半島は、室蘭港と外海側を隔てる
ように西側に突き出た小半島です。半島の外海側には 100m前後の断崖が連なり、内側には
港を取り囲むように街や工場が広がっています。
さらに、半島の尾根部には東西に縦走する測量山観光道路が走る。その両側には手つかず
の自然が広がっています。
測量山観光道路の道沿いで、ニリンソウが咲き始めました。これから花の時期は本番。間も
なくしますと、測量山観光道路の両脇は純白なニリンソウの花で縁取られます。
キクザキイチゲ(菊咲一華)は 本来白花。道路脇の細竹が茂る藪の中で、紫色のキクザキ
イチゲが花を咲かせています。
絵鞆半島は自然環境が厳し場所です。内陸部では、すでにカタクリの花の時期は過ぎました
が、この場所では今が最盛期です。
初めて、エゾフクロウに遭遇しました!
巨木にあいた穴をすみかとするため、道内でも生息地が限られている鳥です。全国に生息して
いますフクロウと同じ仲間。北海道に生息していますので、エゾフクロウと呼ばれています。
スミレサイシンです。道内では、当地を含む南西部だけに自生しています。国内に自生する
スミレの中では、葉や花が大きな事が特徴です。
コジマエンレイソウ(小島延齢草)が、道路わきの草むらで花を咲かせています。花は、濃い
紅柴色。花も葉も大きく、通常のエンレイソウに比べて華やかさが際立ちます。
※草名は、道内の松前沖に浮かぶ渡島小島で発見された事が由来です。
列島を約1ヶ月ほどかけて北上して来た桜前線が北海度に上陸。昨日、室蘭地方気象台は、
桜の開花を発表しました。平年に比べて11日も早い開花です。
例年、エゾヤマザクラ(蝦夷山桜)の開花は、標準木のソメイヨシノより早めです。今年は揃っ
て、花を咲かせ始めました。
エゾヤマザクラは、道内の山野に自生する代表的な桜です。大きな特徴は、葉の芽吹きと同
時に花を咲かせる。さらに、花は淡い薄紅色。そのことから、別名ではベニヤマザクラ(紅山桜)
とも呼ばれています。
本州方面に比べ約一ヶ月ほど遅れ、当地にもようやく本格的な春が訪れて来ました。海岸線
から僅かに離れた、内陸部に広がる畑作地帯からの光景です。秋蒔き小麦の畑の緑の葉が目
に鮮やかに映り込みます。
キタコブシ(北辛夷)が桜に先駆けて花を咲かせ始めました。青空を背景に咲くモクレンに似
た花は遠くからでも目立ちます。花は香りが良いと聞くが、樹高は20メートルほど。未知の香り
に興味を抱かされます。
道端の土手を占有するように、姫踊子草(ヒメオドリコソウ)が群生する。殖力が、極めて強く、
絨毯を敷き占めたように赤紫色の花を咲かせています。元々の原産地はヨーロッパ、明治時代
に牧草に紛れ渡来した外来植物です。
桜前線が到着しました。
種類は分かりませんが、早咲きの桜が開花しました。下の画像は、北海道を代表するエゾヤマ
ザクラ、明日にも開花しそうな蕾です。
牧草地の中で花を咲かせる野生化した水仙です。一枚一枚の花弁は乱舞状態で、輝くよう
な黄色の花を咲かせています。ほかの牧草地では、全く見る事ができない珍しい光景です。
エゾムラサキツツジが花を咲かせ始めました。当地では、春を迎えると一番初めに開花する
ツツジです。赤紫色の花は、一挙に春の季節感を醸し出してくれます。家々の庭や道路際の植
え込みなどで、よく目に止まる花木でが、本来は山地の崖などに自生する半常緑低木です。
ブラキカム・アングスティフォリアです。流通名はヒメコスモス(姫秋桜)。冬の間は、鉢を屋内
に取り込み、春から秋には屋外で育てています。
細い茎を長く伸ばします。株の形を整えるため、都度、浅い刈り込みを行っています。さらに、
高温多湿に少々弱いため的確な夏越しが必要です。その他は 液肥を年に2~3回ほど与える
だけで、まったく手の掛からない多年草です。
先日、投稿しました蕾の状態のチ オノドクサが、ほぼ満開になりました。小さな星形の花は、
庭に春を演出してくれます。
チオノドクサの花名は、日本語的な響きを受けますが、あくまでもギリシャ語=Chiono(雪)と
doxa(輝き)、二つの言葉の組み合わせ。和名では、ユキドケユリ(雪解け百合)と美しい花名
を持つ球根草です。
住宅地の端を巡る道路沿いの雑木林は、市内有数のカタクリの自生地です。株数は推測で
は数千株。春の妖精・スプリングエフェメラルたちが今年も可憐な花を咲かせはじめました。
カタクリと咲き競うように、キクザキイチゲ(菊咲一華)も清楚な花を咲かせ始めました。陽射
しを受けると、独特のグラデーションを花びらに浮かび上がらせます。
ナニワズ(難波津)は、道内や北日本に分布する沈丁花によく似た花を咲かせる低木です。
エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)。道内に咲くエンゴサクは、鮮やかな青色系が主体です。一方、
本州方面では赤色系が多く、別種と見る説もあるようです。
エゾエンゴサクの白花です。一説では白花カタクリの出現頻度は1本/1〜5万本。さらに、
白花エンゴサクは出現頻度が低いと言われている貴重な植物です。
(18日、写真の一部・ 追加更新しました)
小高い丘の上の牧草地。先日まで冬枯れ色の牧草が、一斉に新芽を萌え立たせ始めました。
周辺の雑木林の木々の芽吹きは、もう暫くしてから。まずは、牧草が瑞々しい緑色に変化し始め
ています。当地では、例年のことですが春の季節は牧草地から訪れてきます。
早朝から、雑木林の中をカケスが飛び交う。翼の白と青の模様がとても美しい鳥です。一方、
鳴き声は「ギャーギャーギャー」と騒がしく囀る。餌は雑食性、秋に ドングリなどを土の下に埋め
冬の間の餌とします。カケスは、特殊な能力を持つ野鳥です。
アカゲラが、嘴で木をつつく音が 静かな雑木林の中に響き渡ります。
通常は上の画像のように、木々の幹枝をドラミングを行いなが動き回ります。下の画像のよう
に、不動の姿勢のアカゲラを見るのは初めて。絶好のシャッターチャンスでした。
本州方面では、桜が満開の時期。この季節になると、毎年のことですが 列島が東西南北に
長く広い事を改めて感じます。 一方、当地では日中の最高気温がようやく、10℃を越し春本番
へと進行中です。
我家の庭では、シラー・チューベルゲニアが花を咲かせ始めています。白い花弁に薄水色の
筋模様が入る爽やかな花。毎年、花が咲くのを楽しみにしている球根草です。
クロッカス。庭に春が訪れた事を知らせてくれる花です。2日ほど前から、庭のあちらこちらで
花を咲かせ始めています。
チオノドクサも、蕾を膨らませ 開花直前です。元々の自生地は、ヨーロッパの高山地帯。冷涼
な場所を好みます。個性的な花名は、ギリシャ語の雪「チオン」と輝くを表現する「ドクサ」が組み
合わされています。チオノドクサは、花も草丈も小ぶりで、青紫色の星形の花を咲かせる球根草
です。(7日、追加しました)
今日の朝は、放射冷却も伴って4℃まで冷え込む。その影響もあり、いつもの春モヤは消え、
大気が限りなく澄み渡りました。カメラアングルは、港からわずか離れた標高100メートルほど
の高台から眺める、室蘭港の朝景色です。
海面をすべるように泳ぎ回るウミウです。
港の外に停泊していた 木材チップ専用運搬船が入港。製紙工場はフル稼働なのでしょうか、
最近、頻繁に木材チップ専用運搬船が入港しています。
赤オレンジ色のファンネルは商船三井の船舶。船名のSTRELITZIAは南アフリカに生息する
極楽鳥(ストレチア)に由来しているそうです。
空に流れる雲が、一挙に軽やかさを増してきました。当地の春の訪れは、本州方面に比べる
と、ゆっくりですが ようやく春の雰囲気が現れてきました。カメラアングルは、室蘭市陣屋大橋か
ら眺める室蘭岳方面の眺望です。
キバナノアマナ(黄花の甘菜)の花が咲き始める。花名の由来は、黄色の花と球根を煮て食
べると甘味があることから。この群生地は、南に面した日当たりの良い林床。キバナノアマナは、
典型的な早春植物(スプリング・エフェメラル)の一つです。
アズマイチゲ(東一華) も花を咲かせ始めました。この自生地は例年、 他の場所よりも一足
早く花の時期を迎えます。アズマイチゲは春先に花を咲かせ、樹木が若葉を茂らす頃には地上
部は枯れて消滅。その後は、翌春まで地下茎で過ごす早春植物です。
湧水が流れる小川の淵で、エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)が鮮やかな花を咲かせています。
湿地や水辺に自生する事から、別名ではヤチブキと呼ばれる宿根草です。