室蘭港に、今シーズン最初の豪華客船が入港しました

　春もやに霞む室蘭港に豪華客船ウエステルダムが入港しました。横浜～バンクーバー（カナダ）
までの太平洋横断クルーズの途中の寄港。ウエステルダムは、オランダ船籍の総トン数82,500トン、
全長２８５ｍの豪華客船です。

　ウエステルダムは、スマートな外観とシックな船体色。さらに、２基のファンネル（煙突）には
ホーランド・アメリカライン社の特徴的なロゴマークが目を惹く。



船体中央両舷には、海を見渡しながら各階を昇り降りするガラス張りの「シースルーエレベーター」
設置されている。



定刻の１７：００に室蘭崎守埠頭を離岸。次の寄港地に向かい航跡を残す豪華客船ウエステルダム。

蝦夷山桜が開花しました

　列島を約１ヶ月ほどかけて北上して来た桜前線が北海道に上陸。例年 エゾヤマザクラ（蝦夷山桜）
の開花は、ソメイヨシノより 一足早く花を咲かせ始めます。今年、当地のソメイヨシノの開花予想
は4月29日です。



   エゾヤマザクラは、道内の山野に自生する代表的な桜です。大きな特徴は、葉の芽吹きと同時に花
を咲かせる。さらに、花は淡い薄紅色。そのことから別名で、ベニヤマザクラ（紅山桜）とも呼ばれ
ています。





ヒヨドリ、以外でしょうがエゾヤマザクラやキタコブシなどの花びらは大好物です。

キタコブシ

　周辺の景色に緑色が戻って来ました。空には魚の形をした雲がのどかに流れる。家から至近距離、
高台に広がる牧草地からの眺望です。

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　キタコブシが花を咲かせ始めました。梢高く咲く花と青空とのコントラストが際立つ。この時期、
毎年カメラの被写体に待ち焦がれている花木です。　





　白い花弁の裏側には淡い紅色のストライブ。そよぐ風に６枚の花弁をなびかせます。





　キタコブシ（北辛夷）は、北海道の春を代表する花木。モクレン科モクレン属の樹高が２０Ｍほど
にもなる北方系の落葉高木です。

絵鞆半島に咲く山野草

絵鞆半島も山野草の季節です。カタクリやキクザキイチゲは花の盛り、ニリンソウやエンレイソウ
なども開花をはじめています。



　測量山観光道路脇の斜面一面でカタクリが花を咲かせています。この場所は 市内最大のカタクリ
の自生地です。

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キクザキイチゲ（菊咲き一華）、この時期に咲く山野草の中で清楚感は群を抜いています。



コジマエンレイソ（小島延齢草）、深紅の花色と大きな薄緑色の葉とのコントラストが一際鮮やか
です。市内で、コジマエンレイソウが花を咲かせるのはこの一帯だけです。



ニリンソウ（二輪草）、花茎を二本スッーと伸し可憐な花を咲かせます。間もなくすると路の両脇
はニリンソウの花で縁取られます。



アオバナキクザキイチゲ(青花菊咲一華）は、何処か神秘的な雰囲気を漂わせる。当地では、群がり
咲く事はありません。小さな集団を作り花を咲かせています。

春靄

絵鞆岬の展望台からの眺望です。今日は薄らと靄がかかり、遠方の景色がぼんやりと霞む。大気が
澄んだ日には、周辺の山々の展望が広がります。絵鞆岬は室蘭八景の一つ、市内屈指の景勝地です。

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　岬の沖合の海域は遠浅の岩礁帯。海藻が生い茂る海底には、ナマコやウニなどの魚介類が豊富。
今、ナマコ漁が最盛期を迎えています。



ナマコの底見漁は、箱眼鏡で海底をのぞきながら右手で船外機のレバーを操作し磯舟を巧みに操る。
もう一方の手に持った、先端に網の付いた長い竿の先につけたタモで海底のナマコを採取します。

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イソヒヨドリ。展望台から５０メートルほど離れた崖に生える灌木の梢で囀る。

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　絵鞆岬の駐車場からの風景です。一般的に岬と名がつくと人里から離れる場所が多い。絵鞆岬は
住宅地と隣併せです。
　手前に映り込む道路は、半島を東西に縦走する測量山観光道路。野花を求めて、坂道を右の方向
に車を走らせる。

林床に咲く山野草

　先日、記事を投稿した住宅地に隣接する広葉樹の林床。カタクリと自生する数種類の山野草が、
花を満開に咲かせています。今年は気候の影響か、花数が極端に少ない。



エゾノエンゴサク（蝦夷の延胡索）、株数は多いが白花はまれ。そうとう目を凝らして探さないと
見つけることはできません。





２～３日前は開花直前、花のほとんどは半開き。今日はどの株も、元気いっぱいに花を咲かせる。





ナニワズ、花のオレンジイエローと葉の深緑色とのコントラストが爽やか。全体的に沈丁花に似た
低木です。

朝の点描

今日も早朝から清々しい空が広がりました。室蘭港内の西側の海域と防波堤の外の噴火湾は、道内
で有数のホタテ貝の養殖場が点在する。日の出とともに養殖場に出向いていた漁船が漁港に戻る。

静まり返る海面をホタテ養殖漁船が白波を立てて疾走、爽快感あふれる光景です。

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さざ波が立つ海面を滑るようにカモメが泳ぐ。

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釣り人の朝は早い、室蘭港外防波堤から噴火湾に釣り糸を垂らす。

山野草の季節が到来しました

　住宅地の端を巡る道路沿いの広葉樹の林床は、市内有数のカタクリの自生地です。株数は推測で
数千株。春の妖精・スプリングエフェメラルたちが今年も可憐な花を咲かせはじめました。 

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カタクリと咲き競うように、キクザキイチゲ（菊咲一華）も清楚な花を咲かせ始めました。

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　エゾノエンゴサク（蝦夷延胡索）は独創的な花の形と、花は青色・水色・純白とバリエーション
が豊富。この林の山野草は、あと２～３日たつと見ごろを迎えそうです。

ウニ漁の季節

    春の風物詩、ウニ漁が始まりました。今日も朝から気温が上昇、陽気に誘われ久しぶりに絵鞆岬
の展望台の上に立つ。展望台の前面の海域は岩礁地帯。ウニの餌となるワカメなどの海藻類が豊富。
　ウニの採集は、一人で小舟に乗り、巧みな足さばきで操船。箱メガネで海底を覗きながら長い柄
の先に付けたタモ網で、ウニをすくい上げます。

　ウニ漁はこれから最盛期を迎えます。特にエゾバフンウニ漁は資源の保護から、時期・採集時間
や量などの厳しい規制がかかる。室蘭の特産品としてウニ漁は毎年５月ごろまで行われます。 

絵鞆半島に咲く山野草

　今日の道内各地は気温が上昇、当地でも日中の最高気温は２２℃。一挙に春を通り越してに初夏
の季節が訪れたような陽気の一日でした。画像は絵鞆半島の最先端付近、室蘭港をまたぐ白鳥大橋
と頂きに残雪を抱く室蘭岳方面の眺望です。

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　絵鞆半島の尾根部分を東西に走る道路の両脇には、手つかずの鬱蒼とした森が続く。付近一帯は
山野草や野鳥観察の絶好のフィールドです。

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　絵鞆半島縦走道路の両脇は、例年に比べて一週間ほど早く山野草が開花をはじめました。
アズマイチゲ（東一華）も今年は早い開花です。道わきでは、キバナのアマナ(黄花の甘菜）が春の
陽射しを浴び満開に花を咲かせています。

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出会った野鳥です。上から順番に、コガラ・シジューガラ・ゴジュウガラ・ヤマガラ。