グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

6月の野山に咲く・・・

2017年06月30日 | 室蘭・四季の野花&花木



 室蘭市と隣り合う 伊達市との境界付近の高台から望む、噴火湾方面の眺望です。遠方に見える街並
みは市の西末端に位置する。 市街地から離れる事10kmほど、室蘭市の人口の約10%の人々が日々
生活を送っている住宅地です。








 沿いの陽当たりのよい土手を埋め尽くすように、ブタナが花を咲かせています。色・形ともにタンポ
ポの花に瓜二つ。群がり咲く姿がとても鮮やかな、ヨーロッパの原産地から渡来した帰化植物です。





 ぴょこっと、藪から駆け出して来たエゾジカです。





 ノイバラ(野茨)の季節です。爽やかな香りを放しながら花を咲かせています。ほとんどが白花ですが、
下の画像のノイバラは、株数は多くありませんが薄紅色を帯びた花を咲かせています。









 ヒレハリソウ(鰭玻璃草)は風変わりな草名の植物です。農道沿いの草むらで、薄紫色の釣鐘型をした
花を咲かせています。明治時代に牧草として、原産地のヨーロッパから導入された帰化植物です。 







 フランスギクもヨーロッパ原産の帰化植物。江戸時代末期に観賞用に国内に持ち込まれたそうです。
繁殖力がとても強く、今では野に咲く花の仲間入りです。


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小さな砂浜で・・・

2017年06月28日 | 室蘭の景色



 室蘭港の外防波堤の基部にある砂浜からの眺望です。時折り釣り人が訪れますが、市民にもあまり
知られていない全長200mほどの小さな浜です。
周辺一帯の海底には、コンブがに密生しています。撮影の時間帯は干潮時。コンブが 海面上に姿を現
しました。
   日高や南茅部などの名産地のコンブには及びませんが、知る人ぞ知る名品です。干潮時には手が届
きますが漁業権の範囲。残念ながら採取して持ち帰ることはできません。












 浜の後方、一段高い場所でハマニガナ(浜苦菜)が花を咲かせています。花茎が極端に短く、黄色の
花は、
直接砂の上に咲いているように見える。一方、
葉が「イチョウ」に似ていることから別名では、浜銀
杏と呼ばれています。





 ハマヒルガオは、初夏の浜辺を彩る海浜植物の代表格。ピンク色の花と艶やかな葉の取り合わせが、
目に清々しく映ります。


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朝の空

2017年06月26日 | 室蘭の景色



 上空を北西からの風に運ばれ、上層雲がゆっくりと東の方角に流れる。今の季節にしては稀な風向。
 撮影時の外気温は14℃、清々しさを通り越し、長袖シャツを着ている身体がヒャットするほどでした。

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朝景色

2017年06月24日 | 室蘭の景色



 天気予報では、今日は朝から一日いっぱい曇り。予報が外れて、早朝から清々しい 6月の空が広が
りました。この場所は  家から車で10分ほどの丘の上。爽やかな風が流れる中、野鳥のさえずりが響き
渡ります。








 ノビタキは草原の曲芸師です。止まり木は、木々の細い幹の先端や草の茎の先。その間を忙し気に、
さえずりながら飛び交う。







 セイヨウミヤコグサ(西洋都草)が、道端で鮮やかな黄色の花を咲かせ始めました。





 セアカシの花の季節です。枝から垂れさがるように 白い花を咲かせています。この木は、道路際に
生えていますが、一般的には雑木林の中。繁殖力が旺盛で、遠くから眺めると雑木林の全体が、ニセア
カシアの花で白く霞むほどです。
  当地の野山では、今の季節になってもウグイスのさえずりが聞こえます。本来、なかなか姿を見る事が
出来ませんが、今日は偶然 ニセアカシヤの梢に止まる
ウグイスに遭遇しました。




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庭に咲く・・・

2017年06月22日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 シコタンソウ(色丹草)が満開になりました。先日、花の咲き始めの頃に記事を投稿、その時点では蕾
が多く花数はまばらでした。今、株一面を覆うように、白い花びらに赤や黄色の班点がある小さな花を咲
かせています。


 



 ラ・ボーブールも満開に花を咲かせています。
花の径は約2cm、草丈も約15cmと小型のダイアンサス系のナデシコです。株は、成長に伴い半球形
にまとまります。鮮やかピンク色とシルバーグリーンの葉とのコントラストが美しい耐寒性の多年草です。






 アヤメ。本州方面ではすでに花の時季を過ぎたと思います。当地では今が花の盛りです。紺色の花と
緑色の剣葉の対比が清々しい植物です。






 品種不明の強健種のビオラです。毎年、毀れ種が発芽して庭の方々で発芽し花を咲かせます。






 ヒトフサニワゼキショウ(一房庭石菖)は、アヤメ科の多年草です。花は全く異なります。なぜ、アヤメ科
の植物なのかと不思議に思う、
北アメリカが原産の帰化植物です。



 フウロソウ・ストラータム。花は淡桃色で、花びらに揺るやかなウェーブが入るフウロソウです。



 アケボノフウロソウ(曙風露草)。今シーズンは、生育条件が良かったのでしょうか。例年に比べて花数
が多い。アケボノフウロソウは生育旺盛、フウロ
ソウを代表する品種です。

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クレソンの花の季節です

2017年06月20日 | 室蘭・四季の野花&花木



 住宅地の中には10か所を超す公園が点在しています。その中、この公園の一角には、森から湧き出
る地下水が流れ込む小さな池がある。池のほとりでは、クレソンが 清楚な花を細い茎の先に集めて咲か
せています。そよぐ風に、花茎をなびかせながら水面に映り込む草姿は清涼感いっぱいです。













 撮影時に、池に舞い降りて来たカルガモのつがいです。この地域一帯を住みかにしているのでしょう。
度々、見かけます。一方、
水面に映る黄色の花影はウマノアシガタです。







 池の周辺では、コーリンタンポポ(紅輪蒲公英)とタンポポに似たブタナの花が咲き競っています。 
                                           ※
21日、画像追加しました。

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初夏のイタンキ浜

2017年06月17日 | 室蘭イタンキ浜

 

 イタンキ浜の上空に爽やかな空が広がりました。このところ、連日スッキリとしない天候が続いていた
が、ようやく2日ほど前から初夏の青空が戻ってきました。              






 イタンキ浜はハマナスの群生地です。周囲に心地よい芳香を漂わせながら、赤紫色の花を咲かせて
います。





 ハマナスの花びらは大きくて柔らかい。わずかにそよぐ風にも花びらを靡かせます。最適な花の形を
見計らいな
がらの撮影でした。






 ハマエンドウ、浜辺の後方の土手を覆うように葉を茂らせ独創的な花を咲かせています。









 浜の沖合、ウニ漁を終えてイタンキ漁港に戻る磯船です。






 ハマナスの枝に止まったノビタキです。






 ハマヒルガオも淡赤紫色の花を咲かせ始めました。群落の規模は、けして大きくありませんが初夏
イタンキ浜を彩る海浜植物です。






 イタンキ浜の西の端。海面から、垂直にそそり立つ断崖は高さ140mほど。断崖の真下に立ち見上げ
ると、迫りくるような迫力を感じます。一方、凝灰岩の白い岩肌と草の緑とのコントラストが目に清々しく映
る西の浜の光景です。

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雨の一日でした・・・

2017年06月15日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 2日間ほど爽やかな空が広がっていましたが、今日は朝から雨。なにしろ、近頃は晴天が続きません。
雨が降る日は 手持ち無沙汰です。何げなく、窓ガラスを流れ落ちる雨の雫に カメラの焦点を合わせてみ
ました。撮影時には全く気が付きませんでしたが思わぬ成果。雨の雫の中に、形は不明瞭ですが ビオラ
やマーガレットの花と
、庭の柵などの物体が映り込んでいました。












 雨の雫を葉の上にのせたアルケミラ・モリスとヒダカミセバヤです。









 ダイアンサス系のナデシコが小雨の中で花を咲かせ始めました。花の径は2cmほど草丈も約15cm
とすべてが小型。
 株は、特段手を加えなくてもドーム形に綺麗にまとまります。赤紫色の花とシルバーグ
リーンの葉との対比が美しいナデシコです。

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初夏の空が広がりました

2017年06月14日 | 室蘭の景色



 6月に入ってから、一日いっぱい晴天の空を見るのは初めて。近頃は、曇りや小雨、晴れても時間限
定のスッキリとしない天気が続いていました。昨日は一変、早朝から夕方まで  
爽やかな空が広がりまし
た。






 暖かく湿り気のある空気が流れ込み、室蘭岳の中腹に雲が沸き立つ。











 室蘭岳の裾野に広がる牧草地帯。この場所は、平地に比べると標高が高い。さらに、早朝の時間帯
と合わさり、涼しさを通り越して ヒヤッと感じる。周辺には人家がありません。ヒバリとノビタキのさえずり
だけが響き渡る清々しい朝の一コマです。

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初夏の庭に咲く・・・

2017年06月11日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 シコタンソウ(色丹草)。白い花びらに赤や黄色の班点が入る小さな花を咲かせています。草名の由来
は、
オホーツク海に浮かぶ色丹島に多く自生している事がら。シコタンソウは、北海道~本州中部以北の
亜高山~高山の岩場に生える多年草です。









 ミヤコワスレ(都忘れ)、野菊に似た可憐な花を咲かせています。別名では、「春野菊」や「東菊」と呼ば
れ江戸時代から人々に親しまれて来た我国 固有種のキク科の植物です。






 セラチュームの和名は「夏雪草」。清々しい花を株一面に咲かせています。葉は白銀色。花が咲かな
い時期には、グランドカバーとしても最適な生育旺盛な常緑多年草です。






 アケボノフウロソウ(曙風露草)。我が家の庭では3種類のフウロソウを育てています。今の季節の庭
主役です。




 
 オノエマンテマは、少々覚えずらい草名。別名では、カーペットカスミソウやヒマラヤカスミソウと呼ば
れています。
株は地面を覆うように成長し、花径が1cmほどの小さな花をたくさん咲かせます。
  
原産地は
ヒマラヤ地方の高地の草原地帯
。そのことから耐寒性が 強く、育てやすいナデシコ科カスミ
ソウ属の多年草です。

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